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乙嫁語り 1巻
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乙嫁語り 1巻

620pt/682円(税込)

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作品内容

美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!

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レビュー

乙嫁語りのレビュー

平均評価:4.7 247件のレビューをみる

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高評価レビュー

19世紀中央アジアに生きているかのような
新刊でたのでレビューします。日本漫画の芸術の粋がここにあると言って過言ではないこの作品。森薫先生は空白恐怖症ではないかと思ってしまうくらいビッシリ描き込まれた絵(しかもアシさんいないらしい。。)YouTube でペン入れ風景拝見したらもう何がどうなってるのか、極細ペン先から魔法のように紙に浮かび上がってくるアミル(主人公のひとりの女性)と装身具。森薫先生の右手は日本の宝です、ほんと。
19世紀に不凍港目指してロシアが南下してきた中央アジア、現在のトルキスタンやウズベキスタン辺りが舞台。作中クリミア戦争について記述があるので1856年から数年後くらいでしょうか。手違いにより半遊牧民部族の8歳年上のアミルが定住部族の家にお嫁にくるお話から始まります。この作品にはオムニバス的に同じ世界、時代を生きるたくさんの素敵なお嫁さんが出てきて、みな芯があって強く賢く毎日を暮らしています。地理学、民俗学に興味を持ち、旅をしながら様々な出会いと風習を記録していく物語の語り手イギリス人スミスさんが将来書くはずの民俗学書、旅行風土記を読んでいるような気分にさせられます。これ程細かくパンや絨毯や装身具の模様を描き込み続けているマンガを私は知りません。中央アジアでロシア南下により騒乱が起こりうる危ういバランスを保っていたあの時代に、彼ら彼女らそしてスミスの目を通して見守る私がほんとうに生きているかように感じられる唯一無二の特別な作品です。ぜひ読んでください。
追記: いちおう書いておきますが、8歳年上のお嫁さん、たくさんのお嫁さんたちのお話といっても直接的な描写はほぼ皆無ですので、私のようなショタ苦手な方でも全く問題ないですよ。家族全員で読めます。(あとは読者のご想像にお任せして、、という作者さんの意図も少し感じます)
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19件
2021年3月16日
世界観がすごい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者自身この作品世界を好きでたまらないことが伝わる情熱的な執筆ぶり、そして素晴らしく精緻な画力。前作「エマ」からさらに拍車がかかっています☘☘

19世紀の中央アジアを舞台にしたこの作品、一番目の乙嫁アミルは凛とした美しさで少し天然。馬を乗りこなし狩りもする野性のしなやかさ。そして情が深く純粋で魅力的です☘

推したいのは兄のアゼル。うるわしき美丈夫。 弓や乗馬の腕前はもとより戦闘能力高く、知略にも鋭いところを見せてひたすらカッコイイ。性格も男前。生真面目すぎてめったに表情を崩さない笑わないオトコw。ちょい血の気多めでたまに無茶します ☘

アゼルと従兄弟2人との3人組がバランスのよい関係性。ある波乱の後、若くして族長となったアゼルを今後も支える存在でしょう☘

少年カルルクも成長しつつあり楽しみです。さぞやいい男に育つ設定なんだろうな~☘

他にも魅力的な登場人物がたくさん。様々な乙嫁たちの結婚物語があります。最近知ったのですが、主人公はアミルではなく、旅行家で研究者のイギリス青年スミス氏とのこと。彼と現地女性のロマンスも素敵です☘☘

馬と人との交流、騎馬の姿の凛々しさ、あるいは騎馬集団の迫力、鷹狩り猟の緊迫と躍動、野生動物の生命感あふれる姿など、動物たちの描写も素晴らしい☘☘

読後は紀行ドキュメンタリーの番組を見終えたかのような満足感。折りに触れ繰り返し読んで新たな発見があります☘☘

そして気になるのは、背後にただよう不穏なロシアの気配。この先どこまで描かれる予定かわかりませんが、たとえどんな過酷な運命にさらされても登場人物たちが皆、しぶとくたくましく生き残っていてほしいと願わずにはいられません☘☘☘
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8件
2020年1月14日
楽しい。でも複雑
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 14巻読みました。アゼルの嫁取り、馬競べ。今までで一番わくわくした展開かも。リーダーとしての力量がある強い男と、強く賢く誇り高い女の組み合わせ。日本とはあまり縁がない地域の風俗習慣てんこ盛り。満喫。

この二人、実は相手が好みなとこもイイ。甘いウフフキャッキャッはなくとも、互いに対する尊敬と愛情で結ばれる気がする。それから他の二人にも同時に嫁が来てよかった。バイマト、いい人ですね。

このあと嫁取りのきっかけになったロシアとの戦いが待っていて、本当に心配。ウクライナ戦争を思い、つらい気持ちになりました。草原の誇り高い人たちは戦いに負けて、おそらく土地を奪われるはず。武力の差はいかんともしがたい。生き延びてほしい、幸せになってほしい、たくさんの嫁達が泣かない世界になって欲しい。今後の展開から目が話せません。どんなにつらくとも最後まで読み切るつもりです。先生のお話ですから、希望があると思ってます。

しかし先生の画力の高さは素晴らしい。馬たちの躍動感に驚きました。また、細やかに描かれた世界の美しいこと。健康に気をつけて、これからも読者を魅了する個性的な作品を世に送り出して欲しいです。
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10件
2022年10月20日
生涯出会えてよかった本の一冊
見知らぬ国の人々の生活の機微。そこに住まう人たちの温かな心と厳しい現実。目の前で繰り広げられているかのような、精密なタッチと豊かな情景は作者が地域文化への敬意と情熱があるからだと感じずにはいられません。
特に食文化は大変興味があり、パリヤさんが作るパンが食べたくなったり、市場のピロフが食べたくなったり、レシピを調べて自作しました。笑
あとは刺繍の世界です。カラーの部分はもちろんだけど、ツートーンの部分でもその彩りや鮮やかさ、繊細さが伝わりませんでしたか?すごいですよね。
アミルさんが大好きです。田舎育ちのお嬢様故の少し独りよがりなお人好しなところとか、人間観察力です。いい!本当にアミルさん可愛い!
森先生が描く女性はいつも芯があって何処か儚げなのに強い。そして「ナイスバディ」です。男目線わかっていらっしゃるなと、、、。
つい紙でも買って、ワイド版も買ってしまい、何度も何度も読み返しています。虜です。
生涯出会えてよかった本の一冊です。
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2件
2018年2月15日
文化について考えたり、キュンとしたり。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ とても素敵な作品です。
レビューを短くまとめるのが難しいくらいです。
年の差、双子同士、外国人との恋、思春期の甘酸っぱい恋…沢山のカップルにキュンとします。

一方で、緻密な描写から文化について真剣に考えさせられることもたくさんあります。
あるシーンで、「家族が殺されたら、必ず探し出して犯人を殺す」習慣がある地域とそれに対して「早く見つけ出したほうが仇を討つ方も討たれる方も楽だから」と言って協力する人が描かれています。私はこういった考え方の違いに触れるのが好きなので、読んでいてとても楽しい。
現実世界では、作中のように顔を隠す女性に対して「おしゃれも出来ず可哀想、差別だ」と大雑把に一方的に糾弾する声もあるけれど、そんな簡単な話ではないんですよね。
顔を出したい人もいれば、顔を出さずに自分で綺麗に刺繍した布で隠すことこそががおしゃれだと思う人もいるんですよね。うん、面白い。
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1件
2021年4月11日

最新のレビュー

パリヤさんが大好き(13巻既読)
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ メインであるアミルとカルルク夫婦は、アミルは良い子だしカルルクはものっすごい男前なので安心して見ていられます。お見合い結婚にある種の運命的憧れを感じるタイプなので、この二人の夫婦としての愛情が健やかに育って行くさまは、非常に素晴らしい。こういうのがええんじゃい。

行末が気になるのは何てったってパリヤさん!
パリヤさん、少し空回り気味で言葉選びが上手じゃなかったりしますが、めっちゃくちゃかわいいな〜って思うキャラクターです。自分のメモも兼ねて彼女が見られるところを。
・2巻第六話で初登場、
・3巻のおまけ漫画と後半にちょいちょい顔を出しつつ第十六話で通りすがりの親父さんに気に入られ、
・4巻第十八話で縁談が進み(この話の最後のページがものすごく沁みる)、
・8巻では苦手な刺繍をがんばりつつ恋心を育てたりうっかり見られたくないところを見られちゃったり自分の在り方に迷走したり新しい友達ができたり、
・9巻では水車を見に行ったりハプニングもあったりしつつ、お相手との距離を縮める努力が不器用でかわいくて、着実な成長に読んでるこっちはニコニコです。ウマル、あなた見る目あるよ……って謎目線で頷いているw
・12巻の第七十九話と第八十話ではちょっとした日常のパリヤさんが見られてそれも良かった。

あとはとにかくお婆様がかっこいい!1巻での弓持つ姿、5巻番外篇、その他いろいろ、肝の据わった女傑っぷりが最高です。

他にもいろんな「乙嫁」が登場する中、4巻の双子の話では「嫁に出す母」の気持ちが描かれており、娘を持つ母として胸を打たれるものがありました。

少し話が長くなってしまっていたり、ちょっとタラスさんが苦手だったり、あんまりロシアとか絡んで話が大きくなりすぎると好みから逸れるなっていう警戒心だったりで、星はひとつマイナスです。
しかしパリヤさんの嫁入り姿を見るまでは死ねない。
そして個人的なこの作品での最大の謎は、アミルがどうやってあんなに屈託のない良い子に育ったのかということだったりします。あの一族で……あの親父で……
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2件
2025年4月18日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

一気読みしました!
制作:パーマ(シーモアスタッフ)
19世紀の中央アジアを舞台に、8歳差で結婚した夫婦を中心に描かれる物語。(妻20、夫12歳!)装飾まで見事に描き込まれた民族衣装にうっとりし、今の日本にはない何世代もの大家族や村文化にホロっとし、お見合い結婚から一転、家族になっていく若い男女の初々しさにドキドキします。

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