ネタバレ・感想ありアンモの地球生命誌のレビュー

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生命の源、進化する命、バトンは渡された!
2023年3月2日
アンモナイトのアンモちゃんによる、古生代からの海の解説漫画。好きな人はコレ大好きでしょう。生命が生きよう、繁殖するために進化しようというエネルギーの崇高さ、弱肉強食の当たり前さとシンプルさが、人類である私の取捨選択の多さを嘲笑っているようです。さて人類は生命のバトンを次の誰に託すのでしょうか。AIかな。大変興味深く読みました。
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わかりやすく、かわいく、せつない
ネタバレ
2022年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現代にたった1匹で生まれたアンモナイトが仲間のいる未来を望んで生命5億年を旅するお話し。古生代から新生代まで、その時の様々な生態系を見ることができて非常にためになります。ストーリー・絵ともに簡潔でわかりやすく、とても上手い。1巻で5億年の要所を読むことができます。主人公のアンモくんが堪らなくかわいいので、アンモくんの切なさに同調してしまいました。この作者の作品がもっと読みたいです。そして続編希望!
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古代生物の図鑑
2020年5月12日
アンモナイトって墨袋あるんだ。
選ばれしアンモナイト目線で、古生代から新生代の生き物達の変遷と食物連鎖をドラマチックに描いてます。
ストーリーは迫力の画でサラッと魅せる形で、幕間に図鑑のような蘊蓄が詰まっていてそちらが楽しかったです。人間との対比もありサイズ感が分かり易く、248Pとたっぷり充実の内容です。
不明種も多いがそれはそれで素敵。カメロケラスとか感動的に奇抜な造形でした。
絶滅してしまった数多の不気味な生き物達に何故こんなにも惹かれるのか…。進化の偶然的要素にロマンを感じます。
The future is wildも読みたい!
2016年9月6日
新しい古生物研究の初歩を学びつつ、想像を逞しくしてワクワクできる面白い漫画です。
アンモナイト、ワニ、クジラ。
躍動感をもって描かれる海洋生物の生存競争。

各話末尾に解説が付されており、そこで初めて
「あ、これも不明種だったの?」
と知ってページをめくって戻ったりするので、読むのに時間が掛かりました。

そしてまた読み直したくなる!

画力の高さにも驚きました。お薦めです。
教材としては良いと思う
2023年3月19日
248ページ。
教材として見た場合、わかりやすくリアリティーがあり、丁寧に描かれていて良かったです。ナビゲーターのアンモもかわいい。
知識を得られるという点では興味深いですが、物語という面では、捻くれ者には物足りませんでした。
アンモの視点が、現代人間視点(感覚や知識が)なので、ナビゲーターとしては問題無いのですが、少し上から目線に感じてしまって、期待していた「アンモナイトの物語」としては見られませんでした。
素直にきれいな生命讃歌です。
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作家名: 小川隆章
出版社: 双葉社