ネタバレ・感想ありシークの妻に望まれてのレビュー

(4.6) 9件
(5)
6件
(4)
2件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
面白い
2019年8月31日
ストーリーがとても面白かったです。
ヒロインとヒーローの切ない想いがとてもよく描かれていて又絵も綺麗で読みやすく。購入して良かった作品です。
いいね
0件
やはり野に置け蓮華草
2019年8月26日
シンデレラストーリーは王子様と幸せになりましためでたしめでたし、ではなかった。そこに愛はあるのに。王子もシンデレラも両方がそれぞれの個としての自立を求めれば摩擦は起こる。一朝一夕にして価値観は変えられず、苦悩は続く。アズリンが作中で言っていました。「5年間継承を忘れ一般的な夫婦(普通の夫婦)となれたと思い込んでいた。楽しかった」と。でもそれは、自らの立場を棚に上げて逃げている行為だった。王位継承が現実となってその身に降りかかってきた時に初めて、それが分かったのだ。けれど、希望という選択を許されずに育ってきたから唯一「甘えて」いたわけだ。キアラにしてみれば5年間も一般的な共働き夫婦お金持ちバージョンみたいな生活を続けてきたら、このままがずっと続くと勘違いして当然。頭の片隅にはいずれ・・・という思いはあってもずっと先の事と軽んじていただろう。しかし、その時はきた。王の責務に追われ手一杯なアズリン。習わしに従ってキアラは王妃教育の日々に当然すれ違い苦悩は2人を引き裂く。展開は上々、そうなるだろうとの予測を裏切ることなく続いていく。しかしアズリンは、父王を亡くしたことを悲嘆し泣き崩れ落ちる王妃(母親)を見て驚愕する。信じていた価値観の一端が崩れた瞬間だった。キアラを母の二の舞にならぬよう別れを決断するが、キアラはそれを認めず復縁となる。結果キアラは国政に係わることになる事が良いかどうかは別の問題だが、アズリン王の代で女性の権利等々の価値が変化するのは良い事だ。キアラが進退を考えている時に彼女の母親がいちいち口をはさんでいる事も、どの国においても結婚を機に女性の生活や立ち位置を確固たる希望通りにすることは困難だと伝えていて納得する。だからといって、あきらめてはいけないと示している点も付け加えておきたい。総じて、アズリンのキアラに対する愛情がそこここに散りばめられていてトキメキ多い物語だった。
いいね
0件
読み返します
2018年12月17日
ヒーローは国王になるべく教育されて生きてきて、落ちついた人柄。ヒロインも健康的で好感が持てます。悪役はいないし、感情的な人物もいないので、ラブ度は低いかも。この作家さんは、セリフの組み立てが上手く、自然に二人の気持ちに入り込めて、読後感は爽やか。
気に入った作品は何度も読み返しますが、この作品は間違いなく私の中では殿堂入りです。
いいね
0件
ひと味違う
2018年10月13日
ハーレクインぽくないヒューマンドラマのようなお話でしたがストーリーに矛盾を感じる事がなく読み切る事が出来ました。
いいね
0件
あきらめないでいてくれてありがとう!
2014年8月17日
必要とされ、そのままの自分を受け入れてもらえてよかったです!別れてしまうのかと…ハラハラしていたけど本当によかった!絵も私は、好きです。イケメンの王子様で!
星5つ(*´∀`)
ネタバレ
2014年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 活発な仕事バリバリの女性が、女性は控えめに慎ましく自分の意見は言わないって国の皇太子妃になっちゃって。。。そんな理想の女性像と自分とのギャップに疲れ、、、って話。でも最後はハッピーエンドだし旦那様との絆が強いのがわかって素敵💔 お互いに必要で大事に思ってることがわかるから💕最後まで丁寧な印象の作品でした(*´∀`)
🍒
2023年10月8日
それまで自由に育ってきて、しっかり自分の意見を持ち働いてきた女性がある意味閉鎖された世界に入っていくのって大変だよね。愛さえあればって事でもないし。普通の結婚生活でも大変なのに💦
いいね
0件
話は浮わつかず理性的 王族との結婚の真実
2019年1月11日
他のHQの典型的な、王子や国王との「シンデレラ」ストーリーの絵空事が、少女の夢や憧れのキラキラなお伽噺の膨張版を描いたとするならば、こちらは、妃とは、王室に嫁ぐとは、といったことを真正面から取り組んだ大真面目な立后物語。地に足が着きすぎて跳べなくなってるかのような姿が出色の作品。
(ストーリーの持つ聡明さは原題のセンスにも顕れてる)
絵ではなく言葉が話を引っ張っている。それは元々の話の筋に流れているもので、コミカライズで付加されたものではないだろう。
台詞ひとつひとつまるで本当に城の中で、いずれ国王となる人物なら、或いはその周辺の由緒や格式・伝統を重んじる保守的な人々なら、いかにも言いそう考えそう。ヒロイン母の、自分の人生を重ね合わせる言動も圧がかかってきて、何度かの咎め立てるような目は、口ほどにものを言う、というのを体現している。実際、結婚によりキャリアを諦めた人の想いと重なり何とも現実的。

結局皆が皆、自分の固定観念に囚われていた。
これ迄の「常識」を打ち破る、してはならないとされていたことを一歩踏み出してやってみれば、反対者もいるけれども、拍手で歓迎する人も居る。
象徴的に最も従来の踏襲にこだわる王室に題材を扱っているが、なんにでもどこにでもあること。
守旧勢力が叩いてくるような構図にもならず、ヒロインがただただ素の自分を保てる環境整備に奮闘した話。彼のバックアップを得るために、彼にも気付きの機会を与え、二人が二人の思う国王夫妻のあり方で進むための出発点となる話。

問題は視覚的に楽しめなかった点。
好みであるとかないとか、新しいとか古いとか、私は絵に関してそこはマイナスには考えられない。
見とれる頁が無かった。これはHQ。引き込まれるには、キャラ達が、お妃教育のその先のあるべき模範を追いかけるシステムで苦しむ最中の、何となくの想定できる普通さを、もっとそれは辛いよね、と共感したかった。
冒頭数頁、スッキリ鮮やかな輪郭を持った、解像度の高い画面を見せてもらったのに、期待させる始まりだっただけに、そこから後半、終盤に行くほどに、ストーリーだけが前にあって台詞だけ上滑りの感じ。
古さと新しさ、従順と主張、自由と義務、対立軸はいずれも抽象的な概念対立で、絵にしにくいのは理解するが、それでも、コミカライズをする以上は言葉で済ませないでなんとか頑張って見せて欲しかった。
旦那さんが素敵
2016年3月5日
女性は表に出てこない、という国の王妃となり大変なことばかりだけど、旦那さんがとても優しく理解があります。
そのせいか、ハーレーにしては盛り上がりにかけるというか淡々とすすんで終わった気がします。
超ワガママで自分勝手な男の方がお話としては盛り上がったかも(笑)
レビューをシェアしよう!