ほんの少し垣間見た横顔、視線を感じで視線を返した瞬間 2人は恋におちた。グイグイと迫り続けるヒーローダリウス。多少卑怯な手を使ってもヒロインミランダに否とは言わせない強さ。ときめきます。けれど、ある時に 一線を引く。彼はいわれなき暴力を知っている。守れない悔しさを知っている。だから、守る強さを欲している。そして、ミランダは恐れている。事故に見せかけられた悪意。失われた未来。けれど、負けない強さを欲している。この2人には、 強さを求める共通項があった。打ち解けていくまでの2人の会話は コミカルさを加えて会話には精細な強さが有る。読んでいて楽しい。お互いの闇の部分を共有し強さを得るその展開に酔える。久しぶりにヒーローらしいヒーローを堪能しました。