一気読みしてしましたが、最終巻で大号泣。涙が溢れてきました。飴パラが大好き+長期連載の期待から、最初は「歌舞伎の描写が少ないし、もっと歌舞伎を題材にした意味が見えないと薄っぺらいBLになってしまうのでは・・・?」と心配になりましたが、そんなの気鬱でした。テンポがよくグイグイ引き込まれて、さすがイサク先生!という感じ。巻を追うごとに歌舞伎そのものの描写や魅力が増え、切ってもきれない御家のことなども絡んできて、目が離せなくなりました。そして主人公2人の恋愛と切磋琢磨はもちろん、いつの間にか兄・蔦丸や祖父3人のことにも胸が締め付けられ、最後は言葉では意言い尽くせないくらい、胸が熱くなりました。あとがきを読んで、イサク先生も悩み苦悩しながら描かれたのだと分かり(何から目線って感じかもしれませんが)私はこの方向性で間違っていなかったと思います。(ちなみに2人のBLシーンは飴パラよりもしっかり描かれているので!ね!!イサク先生の描写は表情がたまんないです!!!←声を大にして言いたい)この作品の中で、きっと2人はこれからもどんどん良い役者になるでしょうし、みんなと同じように、2人の愛と成長を見守り、応援していきたいです。イサク先生、素敵な作品を心からありがとうございます。