設定のゆるさも許容しないとBLはなかなか楽しめませんが、この作品はかなり設定の作り込みがガチです。
他の作者さんで言うと『オメガパンチ』も割とよくできた設定ですけど、変転という独自設定とその説得力、強者のはずのアルファがベータやオメガにめちゃくちゃ気を遣って生活してる様子が、差別のある社会の生々しさを感じさせる。
ドライな絵柄とコメディタッチな会話でその生々しさから毒気が抜かれているところが読みやすい。
単行本で2巻まで一気に買って、2巻でいい雰囲気になったのに不穏な流れになったところで終わっていたので、我慢できずに単話16話から買ってます。
いい雰囲気とはいえ、腰乃作品特有の変態っぽさでドン引きという場面も健在w
25年2月現在20話まで読了。ボーイズラブのラブはとても高まっているんですが、2人がラブラブにはなれない事態。
次から進展してほしいけど…次は何ヶ月後なんだろう。
(17話の後、受と攻は顔を合わせることもできない状況になってます…それゆえ目が離せないのです)
20話の見どころは、メガネ先生の正体。
オメガバ史上、最も大きな悩みを経て今があるのかも…人柄もイケメンなんじゃないかな、この人…と思わせる。
スピンオフ読みたい。