またいい作家さんに出会えました。絵が過不足ない感じでちょうどいいです。リアルでオシャレ。表情を描かれるのがとても上手いと思いました。吊り目の誠司と垂れ目のたくみが性格も硬軟違っていて対称的でよかったです。誠司とたくみが初めて会った時に 瑛太がそっち?で、それ言っちゃう!?って思いましたが、三者三様の性に対する考え方があってどうなるのかなってお話にぐいぐい引き込まれました。途中の瑛太のおまいう発言には エッ?エッ? って2、3回読み返してしまいましたが、3年後にあれから俺も考えた的な話があったのでホッとしました。短編も2話ありますが、どれも読みごたえありました。表題作と「スターの男」は複雑な関係性がちゃんと愛のあるカタチになっていってとってもよかったです。総252ページ。修正は白抜き。