ネタバレ・感想ありまぶたの裏の夏【電子限定特典付き】のレビュー

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余韻が残る
ネタバレ
2024年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2つのお話が共にちょっと寂しい。
表題作は南の島で好きな男の子を待つ姿が切ない。自分で未来を選ぶということにも気付げず生きてきたことを思うと幸せになって欲しい。
もう一つは過去と現在を口紅で繋いでいるけど思い出は思い出のままのほうが良かったと思わされた。
どちらも哀愁があるので読んだ後に心にじんわりと余韻が残り続けている。
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余韻
2024年9月28日
2編はいってます。
はじめの作品はやや展開に無理があるかなと思ったけど、独特な味わい。
二つ目はきっと倫理的に許せないとなる人がいるけど、私は気にならなかった。
ハピエン欲しい人は向かないけど、余韻が欲しい人はおすすめです。面白かった。
夏の終わりの物哀しさ
2024年9月9日
評価は人それぞれだろうが、自分にはどちらもド真ん中に槍がぶっ刺さった、好み。
表題作の他に短編が1話で、どちらも再会をテーマにしている。

表題作は幼い頃の夏の島での初恋、大人になり再会する幸せなお話のはずなのだが…
生い立ちからか、一歩下がって遠慮しまくりのウミくんが何だか物哀しくて、真夏の話なのに日陰を歩いているような気になってしまう。

ストレート長め前髪の黒髪に褐色肌、もうそれだけで素敵だよウミくん、自信を持って自分を大切にしてくれ〜と切なくなってしまう。
貴文よ、ウミくんを幸せにしてやってくれ、と願わずにはいられない。


短編は一層切ない。
弘樹が同級生の静一に再会するお話。
ワンレン黒髪の美しい唇を持つ男、静一。
ホクロ好きなので普段はホクロを見るだけで嬉々としてしまうのだが、静一の背中に散らばったホクロには泣けてきた…
儚い美しさが際立っていて短いながら素晴らしかった。

どちらも夏の終わりの物哀しい時にピッタリ。
致しシーンは直接的ではないが、影のある色気が満ちあふれていてとてもいい。
先生の絵も好み。
せつなくて
ネタバレ
2023年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 淡々と話は進んでいきますが、今まで他の作品で、同性と付き合うの親に認めてもらいたいシーンがある度に、自分の親には自分が惚れてると先に説得するべきと思いまくってたけど、この作品はそれをしてて、気持ちよく読めました。マンガやからモヤモヤしたまま見終わるのが一番嫌。この作品はそういうことでも満点です。
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よかったです
ネタバレ
2021年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作は両親の都合で夏の間少しだけ一人で預けられた貴文と島の子供うみの10年ぶりの再会話。短編はうみが行ったゲイバーの店員が高校時代の同級生と出会うお話でした。ラストは違っていますが、どちらも心のひだに触れてくるようなせつない感じがありました。短編では美しい思い出じゃなくてもいいじゃないって思いました。既婚者なので行為自体よくないのでしょうけど、浮世はままならないもので、う~ん、なんかセンチメンタルになりました。表題作CPはずっと一緒にいてほしいなって思いました。
2018年9月 総204ページ 修正=見えない構図。
なんとなく。
ネタバレ
2019年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作、ハッピーエンドなんだけど、そこはかとなく物悲しさが漂う感じ。受けのうみが事あるごとにマイナス思考で落ちて行く、それを攻めの貴文が拾い上げていく。。うみがそうなってしまうのは、生まれ育ちの影響で仕方ない事なんだけど、振り回される貴文が少し気の毒。早く「うみはそういう思考」と悟って上手く対処出来るようになりますように…。 カップリングの1話はほろ苦い青春の一時を再び…的な?主人公が同窓会からの帰り際、なぜ指輪をタイミングよく外したのか、謎でした。(てっきり既婚を装うイミテーションだったのかと思ったら本当に既婚だし…)まぁ、話が続くとしたら、相手のお店はわかっているわけだし、ゲイ(バイ?)を自覚した主人公が離婚してまでグイグイいって、くっつくか。。このままで終わるなら、それはそれで…って感じかな。
思い出をどうするかの2作品
ネタバレ
2019年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 貴文が子供の頃、預けられた島の家で出会ったうみくんと大学卒業間近に島で再開。思い出を良いものとして成就させられたハッピーエンドの話でした。
もう1つは高校の頃の弘樹は天文部で少し噂のあった美浜と衝撃を受けた出会いをした。社会人になって二丁目で見たとの噂を聞き思い出を確かめるために逢いに行く。こちらは思い出を汚してしまったため成就したとはいえハッピーエンドとは言えない終わり方をした話でした。
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同時収録作品が良かった!
ネタバレ
2019年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作は離島で幼い時に一夏だけたくさん遊んだ男の子を忘れられず、10年ぶりに会いに行ったらビッチになっていて…という始まり。観光客と寝まくっていた褐色男子のうみ君が可愛かった。お互いずっと想い合っていて、うみ君は攻めの貴文くんと一緒に上京して同棲。貴文くんの家族にもウェルカムされてハッピーエンドでした。ビッチの設定不要だった気がする。
同時収録作品は、ちょっと大人のズルさと高校時代の隠微な思い出が絡んだ苦いお話で、短編ながら読み応えがありました。
テイストの違う再会もの2作品
ネタバレ
2019年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ☆表題作は幼い頃に島で一夏を過ごした2人が再会する話で割と普通かなと思いました。もだもだ悩みながらも周囲の理解もありハピエン。☆短編の方が印象的でした。新婚の攻めが再会した同級生と一夜の過ちを犯す不倫もの。ほろ苦い終わり方も良かったです。☆以上2作品の再会ものでしたが、1つはハピエン、もう1つはほろ苦エンドでそれぞれ違った良さがありました。
カップリングで入ってた作品はとても切ない
ネタバレ
2018年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず表題作について語らせていただくと、美しい思い出と現実が程よく合わさりどこか物悲しい印象を受ける。ネタバレになるが、2人はお付き合いし攻めの家族にも認められるのだが、受けの天涯孤独という寂しさを完全には埋めきれないのだろうなということを最後のコマから感じ取ってしまった。もちろん完全なものなどこの世にはないので致し方ないが、それがこの作品のどこか物悲しい雰囲気を表していて私はむしろそれが良かった。手放しにハッピーエンドよりも説得力が増すと考える。
またカップリングで入っていた作品は、これこそBLでどんどん増えて欲しい、いやでも増えて欲しくはない!という矛盾を抱かせるようなテーマを取り上げていて私はとても好感がもてた。ただ苦手な人は苦手と感じるような切なさがあるためハッピーエンドのみを求める方にはおすすめできない。
憧れます
ネタバレ
2020年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 褐色男子健康体で結構好きなのですが今回は落ち着きのある受でした!島国の美しい自然の中の思い出を追って受に会いに行くところから始まるのですが昔から実は両思いだったっていうロマンスがあって素敵なお話でした🌙受は色々マイナスに考えてしまう感じもありましたが島の人々や攻の家族もみんな暖かい人たちばかりで気持ちがあったかくなりました💗こういう幸せは憧れますね😊
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うーん
2018年9月29日
あらすじを読んで買いました。ストーリーは、とても良かったです。でも、想像していたものと違っていたので、少し評価が低くなってます。
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作家名: 金魚鉢でめ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 竹書房