ネタバレ・感想あり北森サイ短編集のレビュー

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3巻「凶報の使者イクシオン」について
2023年10月4日
3巻ともセールでタダ同然の値段で購入しました。
短編集なので時間がないけど何かを読みたいという時にぽつぽつと読み進めていましたが、1・2巻とも良作ばかりで、これは非常に良い買い物をしたなと呑気に思っていました。
が、タイトルの「凶報の使者イクシオン」を拝見して、この心の震えに見合った対価ではなかったと、申し訳なくなりました。
生涯屈指と呼べるほど記憶に残る短編だったからです。
作品が日の目を見ても見なくても、これを世に残したことがその価値すべてですが、あまりに埋もれさせておくに惜しい物語。
32ページの短いひとつのお話の中で、イクシオンという男が永遠に生き続けていることを、ひとりでも多くの人に見届けてほしいし、彼を祝福してほしい。
自分の子どもにも読ませたいですが、本棚を覗かれるのが怖すぎるので紙ベースで渡したいと思います。
本当に良かった。素晴らしい作品に出逢わせていただき、ありがとうございます。
良かったです(泣)
2023年1月10日
1巻の「泣き虫とうさん」に心を掴まれ、「とうさん、犬を飼う」も、心に沁みました。 他の、クジラが出てくる作品を読んだ時も泣けてきて・・・ あとがきに、”萩尾望都先生のような漫画家になりたくて描きはじめました” との言葉に、拍手を贈りたいです。
1巻のとうさんの話
ネタバレ
2022年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 掴まれました、1話目は涙がこぼれました。2話目も好きでした。短編集なので、他の話はまた時間をあけて読もうと思います。続巻が現在破格のセールなので購入します。
良い作品ばかりです。
2022年4月12日
作者さんが、心の内面の探究をしていると書いている如く、戦う場面が出てくる作品であってもどこか優しさが感じられます。
私は何と言っても、「泣き虫父とうさん」と「とうさん、犬を飼う」が一番好きです。こんなお父さんいたら良いな。心に響く作品です。
読み応え!
2022年4月10日
初めて読む作家さんでしたが表紙絵に惹かれて。
とりあえず1巻の感想だけですがどれも面白かった!!
泣き虫とうさんは泣けました〜。
同級生にまでバカだと言われるおとうさん。
子供みたいに泣き虫で、でも優しくて息子のユタカ君への愛情の深さに泣けました。ユタカ君良い子に育ったよ!泣
おとうさんと犬の話も良い。人の嫌な面も描きつつ、おとうさんの手にかかるとなぜか柔らかい笑いに変わる。
短いストーリーの中にしっかり完成した人間ドラマを見る事ができる良作!
「背中の楽園」同じ作者さん?と驚いた。絵本の挿絵のようなイラストがとにかく美しい。
最後の審判の後の世界、神がいない地球が舞台。
ひとり地球に残ったルシファーの生き方が堕天というなら、本当の救いとは何だろう。
怒りと寂しさが残る読後感。感情を揺さぶる不思議な作品。
どれもこのお値段で読んで良いのかと思うくらい面白い。
こんなお父さん欲しかった
2022年3月15日
幻想的なお話も良いのですが、やっぱり泣き虫とうさんのシリーズが一番好きです。情けなくて頼りなくて、でも自分が傷ついても家族も他人も思いやれる、感情を素直に表現できる理想のとうさん。でも反発する息子の心理もすごくわかる。心理描写が上手い。小さなエピソードを重ねてどんどん共感させられて、最後一緒にボロ泣きしました。実は知らない作家さんだったんですが、出会えて良かった。
玉ねぎより目にしみる。
2022年3月8日
素晴らしい画力とその上をいく物語性。昔、子供の頃に味わった怖さや、煌めきや、温もり、不安を思い出したり思い出さなかったり。人間を嫌いになったり愛しく泣いたり。そもそもダメな人間と悪い人間が同じ括りだったら、こんな話も生まれてこないし、人もこんなに泣く事はないのでしょう。素晴らしい短編集。読み放題。
素晴らしい作家さん!
2021年4月16日
女王のトランクからやってきて1巻を読みましたが、ハートフルな作品たちに最初から最後まで大号泣でした…素晴らしい作者さんだなあと、勝手に歩んできた人生を想像してしまいます。毎日生きるのが苦しい心にぐっと沁みて、胸をとてつもなく抉られました。2巻3巻は神話風だったり、異国風のテイストも多く、そちらも小説のような素敵な作品ばかり。ネーム大賞、納得です。あとがきもじっくり読んでしみじみしてしまいました。素敵な作品をありがとうございます!♦
泣けて泣けて。
2021年1月26日
女王のトランクから流れてきました。家族というものに少なからず思うところがある人は泣けるんじゃないでしょうか。私は家庭の主婦です。そしてどこか欠けた人間が愛おしくてたまらない人種です。優位に立ちたい人間よりも身の丈で踏ん張って抗って生きるような人間が大好きです。そんな人間を描いた作品が大好きなんです。まだ1話目しか読んでないのにもう泣けて泣けて…。少し間を開けてクールダウンしたら続きをゆるりと読もうと思います。大切に噛み締めながら読みたいので…
秀作。外出先で読んで号泣…
2020年9月10日
思春期の、自分のことでいっぱいになっちゃってるのにそのことすら見えていなかった頃を苦々しく思い出す…今もまだ不完全だけど、あの頃よりはもう少し見えているものがあるだろうか、と。
きっと、そんな時期を過ごしてきた人には恥ずかしいような口惜しいような懐かしい感覚になるのではないでしょうか。
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泣く!
2020年8月19日
お父さんの話泣けました!色々な家族の話、考えさせられました。
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泣き虫になります
2020年8月17日
女王のトランクを読んでいるので、こちらも見に来ました。かなり前にどこかで読んだ「泣き虫とうさん」という短編が入っててびっくり!絵がぜんぜん違うんで同じ作者さんだったとは思わなかったです。短編は分かりにくい(天使の)話もあったけど、あとはどれも面白かったです。
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号泣注意
2020年8月16日
女王のトランクから流れて無料なので読んでみたら、何だか最初から最後まで泣いてました。何この短編集…
セールをきっかけに1巻
2021年12月29日
初めて読んだ作家さんの作品です。発表した時期が違うからか、5つあるストーリーそれぞれで描き方が違うので、1つずつ新鮮な気持ちでで読めました。場面によっては臆病だったり、不器用だったりしてしまう登場人物たちに、共感しちゃいます。だれかを思いやる気持ち、そっと優しい気持ちを与えてくれるところに魅力を感じます。
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短編集1の
2021年4月18日
最初の表紙のお話がとてもよかったです。思春期に感じる親への気持ち、正直で切なくて温かい気持ちになりました。
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とにかくすごい
2020年8月16日
切ないとか悲しいとかそれだけじゃない深さがあるというか、泣けないぐらいリアルにぶっ刺さるというか。あとがきで萩尾望都さんに影響されたということを知って、なんか納得いったというか。
読んだ後で、女王のトランクの方だと気付きました。
あっちもすごかったです…。
雰囲気が…
2020年9月24日
以前読んだのですが、女王のトランクを読み、あまりにも感じが違ったので改めて読んでみました。
こちらは、大きな事件や展開はないものの、小説を読んでいるような感覚です。
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期待ハズレ
2020年8月18日
3件とはいえ高レビューだったので期待したけど期待した面白さはなかった。途中で読むのやめたせいですかね。
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作家名: 北森サイ
出版社: 電書バト