ネタバレ・感想あり君に沈むのレビュー

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語る
2023年12月23日
本当に絵や台詞異常に余白が語っていると思います。
静かな絵、動く指先、ほんの少しの表情の変化がセクシーだ。
痛さ切なさ独りよがり、恋が孕む陰と影
ネタバレ
2023年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『ドリップ』予備校講師の妹尾は、バイト先の喫茶店のマスターと客のタカタがシているところを見てしまいます。「本日のブレンド」の豆を当てたら泊まれるんだとタカタは嘯きますが、マスターには家出中だけど妻子がいるので妹尾は不快に思うのでした。その後、なりゆきで二人は飲みに行き、妹尾が糠味噌を漬けていたり普通が一番なんて話をして解散します。そしてマスターがヨリを戻して家族旅行に行ってしまった日、タカタの想いが溢れ出します。妹尾とタカタが黙々と蟹を食べる、時間の経過とともに立ち昇るエロさが秀逸です『SEED』妹尾とタカタとの恋が始まり、ストレートの妹尾とゲイのタカタに立ちはだかる壁が姿を表します。植物を育て赤ちゃん用の衣類を愛でるタカタを妹尾がドンと受け止めます。『スウィートベイビー、ヘヴィベイビー』友人の結婚式に呼ばれ元彼と同室を割り当てられた男の話。とっくに結婚して今度子供もできる元彼が忘れられなくて、でも見栄を張ってしまう男と、元彼のプライドとが切ないです。以下は10頁までの短編。『ロリーポップ』DKの恋『larghetto』切ない片想い『置き去り』『スパァク』デリ◯ルでの行き場の無い想い『有卦入り』痛い恋『センカイ。』好きになる切なさ『ソリスト』ソリストの恋の対象『幸福な男』単行本『夢みた週末』収録『my dear』の前日譚。
ちょっと切ない短編集
ネタバレ
2022年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ほのぼの系のイシノアヤ先生も良いけど、こ
ちょっと毒気のある、でも切ない気持ちになるイシノワールドも好きです…これはこの短編集は後者の方。危うい世代の男の子達が、危うい関係に右往左往しながら大人になっていく…そんな感じのお話を集めた短編集でした。
好き
2020年12月9日
稲垣足穂や夢野久作などの極上の短編集を読んだ後のような読後感。
心に響く短編集
2020年10月8日
制度に守られず命を授からないことで引け目に思ったり、普通というものを求める周りの声に惑わされて手を放したり、自分と相手の思いの熱量が違っていることに苦しんだり、一つ一つのお話が胸に響くものがありました。イシノアヤ先生の絵が重たい内容をサラリとしたものに変えて余韻を残してくれます。後の方は短編が続くのでどういうシチュエーションなのかわかりにくいところもあるのですが、せつなさであったり希望であったり、切り取ったものをそっと覗かせてもらったような気持ちになりました。2007年10月 総191ページ 修正=見えない構図。
イシノ先生の闇サイド
2017年6月16日
昔の作品のこのなんともいえないドライで殺伐とした雰囲気が好きです カシイさんの話は「マリーゴールド」にも収録あります
叙情的
2013年9月5日
強弱のない描線、
平面的な白い絵柄、
とても雰囲気あります。

1話~4話、7話~8話は
別の連作短編で
他のお話は独立。

男の子達の心を波立てて
去って行く樫井さん、
描き方うまーい🙄


9話は短編と言うより
ショートショートなんですが、
クオリティ高い❗❗

痛みと傷、
ちょっとウーン😶💨って
唸りたくなるような
………文学でした。

短編集だけど
パックで読んで頂きたいです
男同士の恋愛の切なさ
2008年9月14日
全話通して画面作りが独創的で、ほろ苦さがひしひしと伝わってくる作品でした。

とくに1-4話が素晴らしかったです✨

喫茶店でバイトする『妹尾』と、店長と不倫関係にあるゲイの常連客『タカタ』のお話。
次第に心通わせる2人ですが、ある出来事から言い争いに………このケンカ別れした後の雨☂のシーンがとても印象的✨✨
家族のできない男同士の恋愛に身を投じ、植物を子供の様に愛でるタカタに妹尾が言った台詞が感動です😢
他にも友人の結婚式で再会した元恋人の話や、デリヘルで働く少年達の話等、切ない余韻に浸れる話ばかりで、王道のBLに飽きた方にオススメです😃
ショートムービーのような短編集
2021年1月14日
漫画というより絵本というかショートムービーみたいな感じ。イシノアヤ先生は、腹の中に渦巻く熱を閉じ込めたまま表向き何も無いかのように過ごす日常を描くのがのがお上手で、じわじわエモくて癖になります。短編の中で出てくる樫井さんは、同じく短編集の「マリーゴールド」の中にある兄弟の弟君です!樫井さんの過去が知りたい方はそちらもどうぞ。
いいです
2020年4月20日
「トリガー」で知った作家さんです。
独特な世界観と個性的な絵は静かに心底に溜まっていきます。
表題作はストレートが慈愛から恋に落ちた相手のゲイ故の一歩退いた切なさや優しさが 胸にグッときます。他短編が何編か続きますが表題作だけでも満足できたのに なにこのお得感!
BLに飽食ぎみな方にオススメです。
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作者買い
2019年4月20日
好きな作家さんなのでどの話も好きです。詩的な世界観や効果音、独特の構図、白黒はっきりつかないラスト。がっつりエロはなくとも艶っぽくて素敵です。
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詩集の趣
2018年3月15日
短編集ですが、極短短編集ですね。とても短いのですが、世界観があって、詩集のようです。絵も大変魅力的で独特ですね。
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スタイリッシュ
2017年8月1日
様々なタイプの短編が所せましと詰まっていて楽しめました。確かにこの作家さんの入門編では無い感じですね。
独特の絵柄とセンス
2017年5月10日
最初は絵柄的にどうかな...と思っていましたが、その絵すら癖になってお話に引き込まれました。
展開もさることながら、構図が素晴らしく読んでいて楽しかったです。
表題作のほかに短編が入っていましたが、それぞれとても楽しめたので、続きが気になりました。
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デビュー作ですが入門編では無いかも
2016年12月4日
イシノアヤさんは短編の名手、だと思っているのですが、その原点となるデビュー作です。
作風も絵柄も誰にも似ていない唯一無二の
存在感はデビューの時から変わらずですね。

魅力的な数々のカップルのお話は、時に「もっとこの続きを…」と悶絶しますが、その後の別の本にひょこっと出てきたりします。そういうのも楽しい作家さんです(^^)
切ないツライ
2015年9月22日
リアルだけど、上手くいかないとかツライ。せめて2次元くらい幸せになってほしいけど。男の悲哀ってそそるものがあるなぁと、違うとこ見てました。
おされだけれど
2014年11月6日
シリアスです。シリアスだけれども、激しく重くはないです。同性どうしならば必ずぶつかる問題に対して、それぞれの幸せのかたちがあるのだと思いました。いくつかのお話があり、最後のお話は「夢見た週末」につづく作品だと思ったのですが・・・。
クレソンとパルメザンチーズ
2011年3月5日
「タカタ」はどうして“タカタ”なんだろうか?

妹尾はラスト近くで名前が判明するが、タカタは最後まで“タカタ”だ。

作品中に、どちらも「名前なんて言うの?」なんて訊かない。無粋(?)な会話を極力排除した作品なのだから、これでいい。


白も余白もベタも限られたスクリントーンも文字も画のタッチも、全てこだわりを持った作者さんだなぁ…。

私は好きです。


1~4が作品紹介の物。
一見、飄々として浮世離れしているように見えるタカタは、妹尾と会話するに連れ、本質の、豊かな情緒性が見えてきます。
(これが可愛い❤ベビー用品お買い物シーンでのタカタ萌❤久々に萌えた受けキャラですv髪型もっさりなのに。モミ上げなのに)


ホッコリハッピーな終わり方だけを望むなら1~4を。

タカタのシリアスバージョンキャラ(樫井と言う別人キャラですが)も見てみたい方は7~8もオススメです。

青いヒリヒリ感や、感じ取る作品も👌な方は5、6、9もどうぞ。
アート感覚
2009年1月29日
オシャレな絵のタッチと、何だか憂いを含んだ表情に惹かれて購入。シンプルな線で描かれた雰囲気のある絵も、空間を感じさせる構図も素敵で部屋に飾っておきたい感じです。
内容も掴み所がないような不思議な感覚で進んでいき、絵に合ってる
全体がアート感覚
結末がハッキリしていない作品は、いつもは痒い所に手が届かない気分でイヤなんですが、この方のなら逆にアリかな~と思えます
オシャレな絵
2008年10月3日
私はハッピーエンドが好きなので、3・4話のSEEDとか好みのはずなんですが…。この短編集で一番惹かれたのは『カシイさん』が出てくるお話でした。彼にはどんなバックボーンがあって、どこへ行ってしまったのか…。激しく気になります(7・8話)。読んだ後、静かに後ひく作品でした。絵やセンスがおしゃれです☕
ビター
2008年7月24日
大人なストーリー!
感情面のやり取り、表現の仕方がTHE大人!でビターで切なく、少し痛い。
読了。雰囲気は好み
2021年11月21日
独特の絵、構成、すすめ方・・惹かれるけど・・。表題作はオシャレな感じ。何とか理解した。けど、あと、いくつかの短編、分からん・・難しい・・
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ダーク
2021年1月13日
好きな作者さんです。重めのお話が多いですがぐっとくる場面もあって好きです。
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途中の3話がよい
2016年11月24日
全部で11話入っています。
最初の2話と、途中の3話は、同じキャラが登場しますが、後は全部違うお話。

アート的な絵、必ずしもハピエンではないストーリー、どっちもOKな私ですが、何か少しもやもや・・。
ストーリーに入りこんだと思ったら、短編すぎて、すぐ切り替えが必要だからかな。

表紙の男は、途中3話に出てくる樫井。
この3話(というか樫井)が一番印象に残りました。
樫井と絡む3人の男が出てくるのですが、モノローグが全部3人の男側。
それが樫井をちょっと謎化させていて、気になるんですね。
樫井をとりまく男たちの話で全部まとまってたら、面白そう。
それでまるっと一冊読みたかったな。

評価は★3と4の間くらいです。
総191ページ。
印象がうすい
2016年12月7日
キャラクターもストーリーも薄い印象で、読み終わっても何も心打たれる訳でもなく淡白でした。好みの問題ですが、絵もラインがおおくもう少し丁寧に書き込んであったら良かったのにと思います。
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作家名: イシノアヤ
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX