友人を追い詰め苦しめた過去を持つ主人公。意図的でなかったにせよ、生きる希望をなくさせる程の事をやってしまってるので、色々と重い。シリアスかつ重いストーリーが好きな人にオススメ。この作者さんのお話は他にも読んでて好きで、今回もやはり心情描写上手い。主人公の葛藤や、過去の友人の現在、今の友人関係と、様々な事が絡んでくるので、3巻ですが、ギッチリ詰まってて一気に読んじゃいました。過去の所業を許せないレビューもありますが、あれは仕方ないかなと。混乱と幼い未熟さ故にしてしまった事だし、償う気持ちも持っているので(もし亡くなってたら許せないかもですが)、再会したシーンは本気で震えました。最後は、みんなそれぞれに前向きになっており、安心しました。本当にギッチリ詰まっているので、一気に読んで欲しいですね。