読み返して楽しめるお話です。何かのエピソードが後の方で発展して行くのでしっかり把握しておくか読み返すとより一層楽しめます。ファンタジーの中でも割と特殊な世界設定で、冒険者は存在しなくて魔獣は騎士が退治するとか、人の死に方も変わっていたり、野菜が叫んだり木が歩いたり(あ、これは普通にあるか)、魚が破裂してすり身になったり・・・。貧民の意味が普通に言うよりよりいい暮らしをしていて、定職もあって住居も狭いけれど定住している下層平民をそう呼んでいます。虚弱ですぐ死にかけて体も平均より3歳位小さく、最初は家の中を歩いただけで倒れて熱を出す、身の回りには本どころか紙切れさえない(主人公的にはそこが最底辺)、そこからの成り上がりです。本人の望みという以上に周囲の思惑や自衛のために身分がどんどん上がっていきます。///行きつく先は女王か(主人公的にはいらん)女神か(いらん)図書館長か(これだよこれ!)。波乱万丈の物語です。