試し読みで、うわすっごい口悪い主人公だ、、好きになれない、、と思って一旦Uターンしていたんですが、シーモア島でお勧めされていたのでまずは一冊、と読んでみました。
口の悪いキャラもケンカップルも好みじゃないんです。わかりやすい溺愛が好きだし、素直なキャラが好き。
主人公たちのキャラ全然趣味じゃないのですが、イヤイヤ、可愛い!可愛いわ!なんだこの可愛いラブラブカップル。
読めるBLジャンルの幅が広がってしまいました(笑)
粘土アーティストの潮✖️アナウンサーの計。
計にとって潮が、潮にとって計が変えの効かない存在で、お互いの帰るところなんだということが3巻を通して描かれています。
お仕事の設定もちょっと珍しく、でもよく取材されていて読んでいてヘェ〜でした。
文章がとても読みやすく、また話のテンポが良いのでボリュームの割にあっという間に読めました。つい続きも、、となり、一気に3冊読んでしまいました。
正直、2巻の途中でマンガでもよく見るようなあるある展開が訪れ、一旦スンッとなってしまったんですね。
これは途中で失速するかもと思いましたが、思ったよりその展開が尾を引かず、すぐ切り上がったので持ち直しました(個人的な話です)。
心情描写が丁寧なのと文章が美しい。
挿絵は重視していませんが、ポップ可愛い系の表紙イメージとは裏腹に、エロシーンが官能的でした。
結構しっかりある方だと思います。
想像力を掻き立てるような文章表現で、小説ならではの良さを感じました。BL小説読んでる!という感じがして私はよかったです。
私みたいにケンカップル趣味じゃない方も読み始めたら案外イケるかもしれません。
少しでも興味を持たれたら試し読みからどうぞ。