ネタバレ・感想あり言ノ葉ノ世界のレビュー

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表紙から攻めはもっと歳上かと思っていた
ネタバレ
2023年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ついでにヤクザか?と思っていましたが、違いました。でも、歳若いわりに落ち着いてて、かと思うと物凄い幼稚なとこあったり、チグハグな印象を受ける攻めです。ケータイ河にぶん投げて、捨てたフリは近年稀に見るクズっぷり。前作のヨムラさん、もしかしたらこういう道を行った可能性もあるのか…と思いながら読みました。小出しに占い師の人となりがわかっていくと、どうしても前作の受けチラついたんですが、やっぱり意図的なものだったようです。この件について、あとがきで補足しなくていいと思うんだけど、何かと口うるさい読者のために書いてくれたのかもね笑後半も攻めはグルグルしてたね〜この作者さんはグルグル思考が長いなぁ。2人の仲を深めるために奮闘する微笑ましい攻め、かわいい攻めがもう少し見たかったかな?なんか、前作同様後半で一段盛り上がりに欠けます。心を半分残したままの時はあまり思わなかったんだけど、読み返してみたらアレもそうなんだろうか?受け視点も少しあれば読んでみたかったな。なんか、いい子ちゃんすぎて心配になる子だな。
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大好き
2023年6月17日
大大大好きな作品です。
どうか一作目からみていただきたいです!!
どうか…後生ですから…

そしてネタバレを避けて読んでほしいですね。どいか…どうか…

欲を言えば、このメイン二人も続編もしくは短編集であまーいのが欲しいです!!
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言ノ葉シリーズ(?)2作目
ネタバレ
2023年6月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作では突然「声」が聞こえるようになった主人公でしたが、今回は生まれつき「声」が聞こえています。

冒頭「声」を利用して賭け麻雀で儲ける仮原。
普通のギャンブル(競馬競輪等)では「声」は関係ありませんが、人が介在する麻雀はなるほどイカサマできますね。なかなか頭がいいw
そして「声」を利用して身寄りのないお年寄りから金品をいただく詐欺まがいの行為で、雑貨屋さんの店舗兼住居と経営権をゲット。

さすが生まれた時から「声」が聞こえているだけあって、自分の力を利用して儲ける能力が凄いです。
口絵の印象では完全にヤ○ザだったので、これらの行為も当然と思っていましたが、読み進めると遺産相続は単なる偶然の産物に過ぎなかったのかな? とも思われます。

結局お年寄りに優しい仮原がなかなか憎めない人物で、心の「声」と実際の声がほぼ同じな藤野と出会い、(本人はなかなか認めませんが)恋をしていく中で、どんどん可愛くなっていく様子がすごく良かったです。

砂原さんの年下攻め作品を3つ連続で読んでいますが、どの攻めもなんだか憎めない可愛さがあって好き。
その中でもこの作品の仮原が最高に可愛い。
膝枕からの犬になりたい的夢だとか、受けの物になりたいとか…。
見た目に反する可愛さが本当にヤバい(語彙力低下)

最後は泣き落とし展開で落ち着きますが、根本的解決ではないなと思ったのも事実。
そんな不満を続編では解決してくれています。

前作同様「声」が聞こえなくなる展開かと思いきや、こちらはずっと聞こえています。
「声」を聞いていることを知られたくない仮原が、聞こえない電話に縋ってしまうのがまた可愛い。

どんどん臆病になる仮原をしっかり受け止めてくれる藤野の潔さも良かったです。
声に出さなくても気持ちが通じていることを、「便利だ」と言ってしまえる彼の強さが仮原にはかけがえのないものだろうな、とほっこりするラストでした。

ただ、最初から登場していたホームレスの占い師が大切に持っていた携帯を川に捨ててしまう(結局捨ててはいなかったのですが)シーンだけは酷いな、と。
占い師にも最後幸せが訪れた感じのラストだったので良かったですが、ちゃんと携帯を返すシーンが欲しかったかな。
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クズだけど憎めない
ネタバレ
2022年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれた時から心の声が聴こえる仮原(クズ攻)×天然ど真面目な大学准教授の藤野(受)CPです。
仮原は読めば読むほど結構なクズなんだけど、どこか憎めないキャラ。散々悪態をつきますが、時に自然と優しい気遣いができるので救いも感じられます。そんな仮原にとって心と同じ声を発する藤野との出会いは衝撃でもあり歓喜でもあって。夢の中に出てきた犬は仮原の切なる想いがこめられていて、なんだか泣けてきました。
正反対の2人ですが、交流を重ねていくうちにお互いの良さを認め合い、ようやく心が繋がる一連の流れは読んでて無理がなくとてもしっくりきました。
不確かで時に揺さぶられてしまう心は脆く儚いですが、「信じる心なくしては心を通じ合わせることができない」という想いに到達した仮原はようやくクズ卒業かな。これは至言ですね、胸に沁みました。
泣いた
ネタバレ
2022年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回は前作のスピンオフ、心の声が聞こえる悪い攻、バージョンですね!泣きました。犬になる夢や、ひとつになりたいと切に願うシーンはボロ泣きです。心の声が聞こえる事をうまいこと使ってのらりくらりと生きている攻が、根からの悪人ではなく、心の声に傷付き疲弊していることは明らかで、そんな中出会った受と、えっどうやって恋仲になるん?と疑問を持つ程最初は悪態をついてるのですが…じわじわと惹かれていくのが本当にドキドキして、ちょっと攻めザマァのような展開には胸がギュウギュウとしめつけられ…それにしても受はこんな人間いるのか!?というくらい心のキレイな人ですが、さすがに心の声が聞こえると知って動揺して距離を置くようになる…良かった、ちゃんと人間だった!できたら受視点の葛藤なんかも読んでみたかった。何にせよやはりこのシリーズ好きなので続編も全て購入しようと思います。
もう一回愛されよう
ネタバレ
2021年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 声のせいで愛されることを感じられなかった仮原は藤野のお陰で愛される事を追体験していってるようです。
人を信じることの難しさ、信じる勇気。そんなことを拙いながらも手に入れようとする仮原が迷子の子供のように思えました。
藤野はなんか、特殊な感じなのですが、それが却って仮原を引き寄せることになったわけですね。
それにしても、僕を愛して!と言ってるようにしか思えなかった。仮原。藤野をかわいいといってるけど、ホントにかわいいのはあんただよ。ねえ。
うん。確かにクズな感じです。
ネタバレ
2022年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回の主人公は、生まれたときから、心の声が聞こえていたのと、まわりに理解してくれる人がいなかったのもあり、かなりひねくれていて、人の気持ちに鈍感なクズ男。
でも、心の声と、実際が違わない余村に会うことで、変化が起きる。
そして、作中ででてくる占い師の存在が意外に大きい。
いろいろ気になります。
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不器用カップル
ネタバレ
2021年7月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「言の葉の花」のスピンオフ。
主人公は生まれた時なら心の声が聞こえてそのせいで家族を失った、仮原×真面目で嘘のつけないバカ正直な大学准教授の藤野。
仮原は口も悪いし虚勢を張って悪ぶってるけど、本当は寂しがり屋で誰よりも愛されたい欲求が強いんだと思う。
だから暇つぶしと言いながらも悪口ではなく、賭け事の声しか(多分)あまり聞こえない雀荘に通ってたのだと思う。
病院で身寄りのない淋しいお年寄りと話してたのもカモを探してただけではなく、人と話すことが楽しかったんじゃないかな。
口から出てくる言葉とは真逆なことを言う心の声ばかり聞いてきた仮原が初めて出逢った心の声と実際の言葉が同じ藤野。
最初は騙すつもりで近づいたのにいつしか藤野に執着する様になったのはその心に癒されたからでは?
心が子供のまま育ってない、捨てられた犬みたいな仮原。
藤野の過去や大学での人間関係に嫉妬したり、まるで未来の自分のような『彼』と出逢い、心が揺さぶれたり…
『彼』も仮原にかつての自分を見るようで辛かったのかも。
「言の葉〜」とはまた違う仮原と藤野のすれ違いが切なかったです。
『彼』の正体は気づかないふりをして読んでたのですが、あとがぎを読んで衝撃を受けました。
『彼』の未来が明るいものになりそうで良かった。
シリーズ2作目
2019年11月2日
生まれた時から他人の心の声が聞こえる仮原。本音と建前な人たちに疲れ、親には気味悪がられる日々。大人になって逆にそれを利用して、上手く立ち回るようになります。
そんな時、占い師に気を取られ車と接触。そこで心の声と実際発した言葉が一緒の、仮原からしたら摩訶不思議な男・藤野と出会います。
初めはそんな藤野をからかうために抱きますが、やがて自分も夢中になり……。困惑と苛立ちと不安を抱え、好きだから嘘をつきたくないのに、嫌われたくないから嘘をつく仮原。
結局全てばれて藤野を怒らせるものの、気持ちを伝え合い、ようやく結ばれました!思い人に出会えた謎の占い師は何者か。あとがきで触れられていましたが、個人的には謎のままでも良かったかも。
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攻めが私好み
2019年2月1日
攻めがロクデナシ設定なんだけど、なんか魅力的に感じました。受けは、まあまあかな
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シリーズもの
ネタバレ
2015年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目です。こちらの主人公仮原はかなりひねくれてて、うまく心の声を読んできて生活してた。それが、心の声に表と裏のない藤野に出会ったことで、また、ゲイだと知ったことでちょっとかいを出していくのですが、なんだかんだ藤野に惹かれて、後半の仮原のダメダメっぷりは最高でした笑。ラストで、もうひとつのもしかしたら世界軸が違った前作の二人も垣間見れます。
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言ノ葉シリーズ2
2015年9月24日
生まれつき人の心の声を聞いて生きてきたヤサグレ感たっぷりの仮原がお人好し藤野にハマっていく物語。シリーズ1とは分岐点選択の表と裏の世界観になっていて、面白い設定でした!
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エピローグが...
ネタバレ
2015年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれながら人の心の声が聞こえることで、心がねじまがっってしまったロクデナシ攻めと、真面目な裏表のない大学准教授の天然受けのカップルのお話。
受けが「人の心が聞こえる」ことの仮説を話すシーンがよかったです。攻めは、地味だけど実直すぎる受けにドンドンはまっていきます。この攻めは身寄りのない老人に近づくようなロクデナシなのですが、優しい面も少しはあるのかもしれません。

エピローグが凄く気になりますが、あとがきに種明かしアリ!
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シリーズ2
2021年8月12日
主役2人よりも、占い師が気になりすぎてストーリー入ってこなかった。途中で前作を確認し、名前が違うなと思ったりしました。
どうして前作との繋がりをこうしたのか、作者の意図がわからない。
シリーズ2作目
2021年4月24日
作者の意図通りちょっとずる賢くて嫌なタイプの攻めが主人公でした。基本的には相手が心をよまれて避けられるというお話でした。今回は二人が心を通わせる事ができた後も聞こえなくなりませんでした。
リンクする
2019年2月1日
前作とリンクしてるような感じでまた聞こえる人の話。
今回は最後まで聞こえてた。少し悪い感じの攻めでした。
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やっと読み終わった…
2022年10月19日
心の読めるクズ攻め×心と声が同じ性格の良い受け。心が読める攻めが世間の声にうんざりしつつ、クズで怠惰な生活をしてたら心の綺麗な受けに出会って…という話。設定はワクワクするのに読んでて全然気持ちのいい話じゃなかったです…。攻めの性格が悪すぎるし、モブの占い師に対する扱いが非道すぎて攻めに腹が立つ程でした。読んでいる間はキュンとか切ないという感情以前にずっと腹の底がイライラしてた気がします。攻め視点なので、攻めのクズい心中をずっと聞かされている感じ。受けもいろんな人と寝てて好みじゃないので、読み返さないです。
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作家名: 砂原糖子 / 三池ろむこ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館