普段レビューは書かないのですが、書かずにはいられないぐらい面白いです。
綺麗な少年二人の表紙から、キラキラした展開の恋愛ものかと思ってたのですが、ナメてました。
攻めと受けはピラミッドの頂点と底辺で、一ミリも交差しなかったはずなのに、互いが互いの星になります。攻めが受けをキングだと讃えますが、実はどんどん心を囚われていくのは受けの方。萌えます。
書き方次第では重いような話も、話のテンポや攻めの妄想でクスリと笑えます。作者のセンスが光ります。
話の展開と心理描写がとてもリアルで、本当にこの二人は現実世界のどこかに存在しているのではないかと錯覚を覚えます。攻めの気持ち悪いネガティブなところも3巻続くといい加減にしろと言いたくなりますが、それもリアリティがあります。人の根本ってそう簡単に変わらない。
時々ハッとするような部分もあって、自分も仕事を頑張ろうと思えました。
続刊が待ち遠しいです。