ネタバレ・感想ありニアリーイコールのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

優しい物語
2024年1月28日
傷ついた人たちが悩み苦しみながらも
少しずつ前に進んでいく。
登場人物の心情がとても丁寧に
書かれているので、こちらも一緒に
つらくなったり嬉しくなったり。
カップルの2人、妹、元彼、
皆を応援したくなる素敵なお話でした。
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何度も読み返しています。
2023年12月13日
作者さん買いで購入した一冊でしたが、1番大好きで何度となく読み返しています。仁居さんが孤独から救われて本当に良かった…!!
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≒(ニアリーイコール)
ネタバレ
2023年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はタイトルを意識せず読んでいたのですが、途中の章タイトル『ノットイコール』で初めてイコールが『=』だった事に気付きました。 ● 「ニアリー‐イコール【nearly equal】 おおよそ等しいこと。ほとんど等しいこと。記号「≒」を使うことがある。」 ●少年期に大きな傷を負った仁居と国立が、惹かれ合い少しずつ近付く姿が丁寧に描かれていて、引き込まれるように一気に読みました。 ●あまりに大きな傷故に完全に癒える事はないかも知れないけれど、傷付いても優しい2人が互いを再生させていく様にじんわりしました。 ●もう一人の傷を負った国立の妹の、更にゆっくり(平安時代的に)再生に向かう所、傷付けた側の佐田も、傷付けた為に癒えない傷を抱えていた所も良かったです。 ●情景描写が上手い作者様ですが、特に印象的な川と川を眺める仁居の姿……それらの変わっていく様も素晴らしかったです。 ●2人に寄り添う猫のニーニーに癒されます。イラストも素晴らしかったです。 ●読後感も良く、本当に素敵な作品でした。
ニアリーイコール…優しく素敵な曖昧さ
2023年12月11日
まだ独り立ちするには早すぎた仁居の置かれた立場は、理不尽で孤独を強いる残酷なものだと思います。そんな時に心を許せる相手に出会ってしまったら、子供ではなくても未成年の少年ですから、依存的になっても致し方ないだろう気はします。だからと言って、一方的に佐田が悪いとも言えない…というか、誰も悪くないから難しいですね。
「愛してもらうためには愛しすぎてはいけない」と、寂しさに蓋をして孤独に耐える仁居の姿が痛々しかったです。他にも「死にたいわけではなく、生きていけない」というセリフから耐え難い苦痛が伝わってきました。こういった矛盾するような心理描写や、登場人物それぞれに似たところがある点など、タイトルに絡めた表現が心に響きました。『ニアリーイコール』つまり近似値(≒)ということですね。完全にイコールではないが、限りなく近い…素敵な言葉だなと思いました。
仁居と同じではなくても、同じように辛い思いをして何年も引き摺っていた佐田、それぞれに違う苦しみを抱いていた国立や国立の妹、皆が大きな傷を負いながらも過去の自分を認めて許し、幸せになろうとする希望に満ちたラストに感動しました。
優しい人々のお話
2023年10月20日
トラウマを抱えた人達が吸い寄せられるように出逢って慈しみあって優しさ故の切ないシーンでは涙で読み進められませんでした。
身体の繋がりよりも心が繋がることで幸せになるという二人の優しい気持ちになれるお話ですね。
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心の繊細さが丁寧に綴られた物語
2023年9月23日
地味な話だとあとがきにはありましたが、こういう日常を丁寧に綴っていく話のほうが、ある程度の年齢を重ねると味わい深く思えてくるのです。恋愛経験の少ない若い頃に読んでいたら退屈に感じていたかもしれないですが、今の自分にはとてもキャラクターが身近に感じられましたし、読んでいて共感できることが多かったです。年を重ねるごとに過去に振り回されたり、他人に言われた言葉を気にするような機会が増えるからかもしれません。登場人物みんな優しくて、自分が悪くないのに自分を責めたり、愛情があるゆえに人を拒絶してしまったり、そんな不器用さが愛しくて、何度もささいなシーンで泣けてしまいました。目立って大きな事件は起こらない話ですが、感受性の強い人達にとっては心の中で起こることも事件なんですよね。読んでいる最中も終わってからも、傷つきながら前進しようとする主人公たちを心から応援したくなります。触れたら崩れてしまうミルフィーユのような、繊細で丁寧に綴られた心の物語です。
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優しい人たち
ネタバレ
2023年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪良ゆう先生の作品に出会ってまだ4冊目です。どれにしようと、思って、タイトルのセンスの良さでこれにしました。
川べりのアパート、静かに儚げに、繊細に生きる仁居さんと、ピュアで底抜けに優しくて、ハートも身体も温かそうな国立さん。全然派手でなく、でも1ベージ1ページがじんわりとふたりの愛が深まっていく、愛おしいお話。風の冷たさや、ニーニのふわふわさ、ホットサンドに熱さや匂いも感じながら、ふたりの時間の流れを感じながら読みました。
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少しだけ、にている
ネタバレ
2023年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何がなのかなって思いつつ読みました。心に傷を持つ仁居。国立も。そう。誰もが心に傷を持っていると思いますが、仁居の場合はそれがダブルバインドなところが辛いです。正解があるようでない、人との関わり。ケースバイケースなのだとわかっていても。だから、仁居は一枚見えない壁を作ってひっそりと生きる。川面を眺めて何も手に入れない。それが国立と触れ合う事で、少しずつ変化していきます。千夏も、国立と仁居と関わる事で、一歩踏み出せるのかもしれません。誰もが今よりちょっとだけ、うまくいく明日を望んでます。そして、それは可能なのだと信じる事。それができるようになれば…。高校生の時の自分はバカだったと言えるようになった仁居に、これからは大丈夫だなって思いました。母が千夏に言った一言。言ってはならなかった言葉なのですが、母の立ち位置を考えたら、自然と出てしまう言葉なのです。だから、言葉って難しいです。そんなつもりはなくとも、ダメージを与える言葉でしたから。母もかわいそうですね。凪良先生の作品は心の機微が細やかに描かれていて、登場する人たちの幸せを願わずにいられません。二宮先生のイラストがとてもよくあってました。
とても愛しい物語
2022年11月12日
二人の穏やかな未来が想像できて、なんとも幸せな読後感です。暖かな優しい気持ちを思い出させてもらいました。
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しっとりと心情が伝わる、上質な作品。
2022年11月2日
さすが凪良ゆう作品。
しっとりとした空気が文章に流れていて、登場人物の心情が素直に伝わってくる。
読みながら慰撫されていくような気がする。子猫のニーニが可愛い。
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切ないけど良かった!
2022年10月14日
作家さん買いです。先生の作品の中で一番切なく、素晴らしい作品でした。孤独の中で育った仁居と、家族の苦しみを背負って生きてきた国立。とても良かったです。
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少しずつ少しずつ
2022年9月10日
ゆっくりとじっくりお2人の心がお互い近づいていく姿が読んでるこちらも心動かされます。若い頃の経験を最後は自分自身で理解するところが凄く良いと思いました
良い作品です
2022年8月25日
作者さんの書く世界はなかなか心に残るものがあってどれも好きなのですが、本作も良かったです。表紙絵も良いですね
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切なくて、優しい
2021年12月12日
凪祐先生の作品を初めて読みました。なんて読みやすくて世界にハマらせてくれるんだろう!もっと沢山、凪先生の作品を読みたくなりましたり
傷のあとさき
2021年12月3日
仁居をあれほど傷つけた佐田だってそれもまた傷となってその人を作っていて、その人自身や人との関わり合いとは傷なしに作られないなって思う。作られた傷を癒すのもまた人であって人との関わりは続く。一見普通の人々がみな水面下でもがくように日常を暮らし、同じ普通なんて無いのがひしひしと伝わってきて胸が苦しくなった。地味めかもしれないけど名作だよ〜(涙)
落ちついたお話なのに一気読み
2021年10月23日
コップに水滴がポタポタ落ちていくのを見ているような感覚でした。頑なで臆病な人のお話は読んでいてつらくなりそうですが、全くそんな事はなく、むしろ、透明感があり静かな受けの、孤高な人の持つ美しさにやられてしまいました。
静かな音楽が聴こえてくるような作品。
2021年8月21日
二人の心情がとてもゆっくり丁寧に描かれているのに、ちっとも退屈じゃない。ひとえに作者の筆力だと思います。読んでいる間中、川のせせらぎと優しいピアノ曲が小さく聴こえていました。この二人(三人?)はきっと幸せになれる。切ないもの好きな方には是非おすすめしたい作品です。
なかなか変われない人間らしさが愛おしい
2021年7月14日
とても静かで繊細な物語です。だからもしかしたら、読みながら少しもどかしく感じるかもしれません。私はどっぷり仁居に感情移入しながら読んでいたので、途中心配でハラハラしました。でも人間ってそう簡単に変われるものじゃないし、劇的な変化はなくて当たり前。さざ波のように行ったり来たりしながらさして変われないと溜息つくくらいが、確かに本当のところだよねと思いました。
読み終わった後にじわじわと染みてくるような作品だと思います。最終章まで読んでようやく柔らかいもので包み込まれたような気持ちがしてほっと息がつけました。仁居も国立もまだどこか不安定なところが愛おしくて、人間を描く凪良先生の作品はやっぱり好きだなと思いました。
とても好き◎みんなが愛おしい
ネタバレ
2021年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《BL小説》
ケースは違うけど過去の傷がとても深い二人。
傷ついた方が何故ここまで辛く寂しい想いをしなければならないのかと、理不尽に思える苦く痛々しい傷の深さ。それを隠して生活し目の前の愛に怯えながらも少しずつ歩み寄る温かな話です。

元同僚教師の再会モノ。
高校数学教師国立(26)×塾英語非常勤講師仁居(27)の話。

壮絶な生い立ちから孤独しか知らなかったDKが、温かさを知り溺れて彼が全てになった初恋愛。その初彼の言葉に傷付き縛られたままの仁居先生。
一方で妹への罪悪感が恋愛の障壁となる妹想いの国立先生。

前半は物悲しさに胸が苦しくなるけど、芽生えた感情を大切にしたい気持ちも伝わるので、仔猫ニーニの成長と重ねて応援する様に見守れました。心に刺さる台詞や情景がたくさん◎
BL枠を超えた優しい人間ドラマ読めて良かったです!!表紙が素敵◎平安調恋物語ももう少し知りたかったな〜
しっとりした良作
2021年7月7日
すごい、心に沁みる話でした。
自分の生い立ちの過酷さのなかで、頼りたいけど重りになりたくなくて、我慢に我慢を重なる主人公に虜になります。一人川を見ながらウォッカを飲むシーンは絵に描いてあるようで、なんとも居た堪れなくなるのですが、苦しくも甘い話に私は一気読みしてしまいました。素敵な話です。
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丁寧に描かれてる
2021年6月30日
こんなに寂しい…寂しすぎる人生を送ってきた主人公は、愛されるべきだと思います。文章が丁寧で優しくて、この物語にぴったりでした。
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最高。
2021年6月26日
最初から最後まで惜しみなく素晴らしい。2人の心の変化が凄く凄く丁寧に表現されてて、でもくどく無く、とても可愛く、そして穏やか。本当にお互いを思い合うステキな2人。
さすが
2021年6月18日
2人の気持ちの動きが丁寧に丁寧に書かれていて、読後にしみじみ良かったなぁと思えるようなお話でした。
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泣きました
2021年6月14日
凪良ゆうさん、本屋大賞前後から読むようになったのですが、以前はBLを書いてらっしゃったと知って、こちらで見つけて貪り読んでおります。
どの作品も好きですが、こちらは特にゆっくり静かに美しく進んでいき、ほぅっと感動のため息をつきました。
子供の時ついた 自分ではどうすることもできない傷を 大人になるにつれ、大人になるために、癒しあっていく登場人物達のきれいなこと。
心が洗われる というのでしょうか、胸が苦しく辛い描写を繰り返しつつも 少しずつ幸せが見えてくるところがたまりません。
何度も読みます。

ゆっくりと
2021年6月13日
ずっと孤独に一人で生きてきた仁居をふわっと抱きしめるように包み込む国立…二人の気持ちが通じて寄り添うまでゆっくりゆっくり進むのがとても良い。加害者と被害者…加害者にとっては少しの罪悪感で過去でも被害者にとってはいつまで経っても消えない現在進行形の悲しみ苦しみ。自分から幸せになることを望まない諦めてしまう人生にされてしまった人の心情や行動が痛いくらいに伝えてくるストーリーですがこれが本当のこと。トラウマ克服なんて簡単じゃないから。そんな悲しくて苦しくて辛いことが沢山書かれてますが長年凍りついた氷山が優しい春の陽射しを受けて少しずつ溶けていく様がとても丁寧に書かれていて最後は癒されます。
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雪解け
ネタバレ
2021年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 春が来て雪がとけて少しずつ小川に流れていくような、ゆっくりと心が解けていく感じが堪らない一冊です。傷つけた方は少しの罪悪感はあれど、過去の話として完結しているけど、傷つついた方は現在進行形で、痛んでるんだぞって思います。傷は変異しながら心にまで転移して蝕んでいきます。それに耐えられず、ニイは心を凍らせて二度と傷つかないようにするのが悲しくて悲しくて。みずからもトラウマを抱えた国立が正面から向き合って、少しずつニイのきもちを解してくれました。オトナの純愛でした。
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もう感動!
2021年3月22日
さすが凪良ゆうさんだと思いました。仁居の心の傷は深くてその傷をじんわりと癒していく国立の優しさが心に響きました。読み返しても感動します。
最高
2020年12月19日
心があたたかくなる良作。お互いが出会えて良かった・・と思えてやっぱり涙。何度も読み返す作品です。
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ゆっくりゆっくり
ネタバレ
2020年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 決定的な何かがある訳でもなく、2人のトラウマを持った男たちがお互いの弱い部分を曝け出すのに迷い、悩み、成長していくようなお話でした。
凪良先生は日々のとりたてて何かがある訳でもない、ゆっくりと日々が流れていくような穏やかな日常を描くのが本当に圧巻ですよね……
読んでてじんわりと心に染み込んできます。
仁居と国立が幸せになってくれて本当によかった。トラウマが完全に解決した訳では無いからこれからも色々悩みだろうし、喧嘩もするかもしれない。でもこの2人ならきっと大丈夫だなって思います。
いつも凪良先生の本を読み終わる時に思うことですが、この本に出会えてよかった。
あ、性描写はほとんどないのでエロ目当ての方はご期待には沿えないと思います。
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心が揺さぶられる
2020年6月25日
孤独や寂しさ、心細さを書かせたら右に出る者はいないのでは。凪良先生の文章はいつも鋭く、深く、優しい。生い立ちと初恋のトラウマから孤独を壁にして自分を守ってきた仁居。自分が17歳だった頃を考えたら昔過ぎて思い出せませんが(笑)その時からひとりで生きるしかなかった孤独を思うとぞっとするほどツラい。仁居が身につけた心の癖は国立と読者をもどかしくさせるし、愛を伝えあうことの難しさが歯がゆい。大きな事件はおきなくても心が震える物語でした。
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丁寧に解きほぐされて
2020年6月24日
凪良先生の作品には毎回泣かされます。今回は、この優しい幸せなラストは泣かないぞ!と思ったのに、読み終えたらやっぱり涙が出てきました。仁居と国立と、それぞれが抱えてきた心の奥底の傷を、2人はゆっくりゆっくりと解きほぐしていきました。諦めず、焦らず、大切な相手を大切に思いながら。辛い寂しい描写もありましたが、優しいゆったりとした気持ちになれる作品でした。
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不器用な二人
2020年6月19日
少し暗くて重いストーリーなのですが、引き込まれました。ひとりぼっちの仁居の境遇はただただ切ない…辛すぎて辛すぎて、初めてお付き合いした人の別れ際の言葉を10年も引きずっている…もういい加減立ち直ろうよ!って何度も思ったけど、国立にとっても仁居の気持ちを変えるのは難しいようでした。そんな仁居ですが、国立に起きたある事がきっかけで、意外とあっさり重い呪縛から解き放されたのは驚きでした。それとも、ゆっくりながらも国立と過ごしてきた期間があったから、なのでしょうか?とにかくハッピーエンドで良かったです。仁居に性格が似ているという国立の妹もその後、図書館の人とどうなったのか気になりますが、妹もそれはそれはゆっくりの人なので、こちらは陰ながら見守ることにします。
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臆病者の恋
2020年6月16日
トラウマ持ちの主人公と、そんな彼をでっかい愛で包みこむ年下彼氏のハートフルなBLでした!ゆるやかに物語が展開されてほのぼのしつつも、心がぎゅっとなります。
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じっくり、じわじわ。
2020年6月7日
最初はいきなり超速球で別れがくるのでしんどかったですが、それをじわじわゆっくり乗り越えていく二人と、それに加わった妹さんが愛しい。攻めががんばったなあ…お幸せに!
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愛し過ぎないようにって・・愛って難しい
ネタバレ
2020年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛が重いと元カレに言われ、これからは愛し過ぎないように(私がハマった言葉です)愛そうと悲しく切ない境遇の受ですが、やはり問題をかかえた攻と捨て猫とゆっくりと幸せになっていくのがいい。
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寂しさが押し寄せる
2020年1月28日
周りの音が聞こえないように水の中にいた仁居さんを引き上げてくれたのが国立先生。
太陽のような存在に触れて温かくなる仁居さんをもっとみたい!
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素敵
2020年1月19日
2人のトラウマや過去が
苦しくも2人の今の幸せには大切で出来事で...
雰囲気がしっとりしていて勿体無いと思いながらも一気に読んでしまいました!!
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じわじわと
2019年12月27日
前半は仁居が真っ暗な部屋の窓辺でウォッカを飲んでるシーンが何度か出てくるので、そのイメージのまま色のない静かな少し冷たい印象のお話でした。でも、国立が現れてニーニも加わってだんだんと仁居の生活に色がついていくような感じがしました。大きな事件は起きないけど、と作者さんがあとがきで書かれていますが、人の内面で起きている葛藤が丁寧に表現されていて読み応え十分でした。読後はとても穏やかな気持ちになれました。
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比喩表現の美しさ
2019年8月31日
まず、文章が美しい。比喩表現が美しくて、しっくりくる。読んでいてとても気持ちいい。登場人物はみんな怯えたりためらったりしながら、それでも前に進んでいく。派手な事件は起きないけれど、「人の中こそがいちばんの事件なので、著者的には大事件が頻発している話」というあとがきにとても納得しました。
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よかったです。
ネタバレ
2019年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 孤独な非常勤講師の仁居と、元同僚の国立が偶然出会い惹かれていく中で、それぞれの過去を悩みながらももがくように克服しようとし、ふたりで幸せになろうとしていきます。
過去に捕らわれ続けるふたりが少しずつ距離を詰めていく様を応援しながら読んでいく感じでした。
仁居のトラウマの原因の佐田と再会する場面はさらっと書かれていましたが、過去を克服できたんだなあ、と納得できました。
ラストははぴえんでホッとしました。
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すごくいい
2019年8月22日
大好きな凪良作品の中でもかなり上位のお話でした。
心に傷を負った二人が、少しずつ気持ちを寄り添わせていく過程が丁寧に書かれていてよかったです。
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作者買い★5
2019年8月21日
いつもながら秀逸!ホント切ない物を書かせたら最高です。日常を素敵に書いていて、何度も感動出来る作品。
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イイッ(≧∇≦)b
2019年8月19日
お話作るのが上手い作家さんやなぁといつも思ってます。この作品も穏やかに流れるようでいつのまにか引き込まれてて一気に読んでしまった作品です。
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リアルに近い
2019年8月6日
リアルな恋愛って文章にしたらこうなるのかな?って位に気負わず二人の関係性が進んでいきます

すごいドラマチックってわけではないけど心情の変化などの描き方が上手く表されています
ふとしたときに読み直したくなる文章です
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切なくて優しい
2019年8月3日
大きな事件は起きないですが何度も何度も読み返してます。ふたりが距離を縮めていく過程と、反対に心の距離が縮まらない様子が丁寧に描かれています。冒頭に出てくる仁居の過去がとても切なくて、でも言葉と感情が綺麗なので飽きずに何度も読んでしまいます。大好きな作品です。
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じわりじわり
2019年7月11日
初めて読ませていただきました作家さんです。心の機微に敏感な二人の躙り寄っていく関係が丁寧に書かれていてじっくり読んだ感で満たされました。もどかしさもあるけど、しつこくなく、じわりじわり愛情が浸透していって素直になれたふたりはとても素敵なカップルでした。心を柔らかく温めてくれる作品はやっぱりいいですね。
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とても切ない
2019年3月27日
トラウマ持ちのふたりのお話が短編で入ってます。付き合いだしてからも好きなのに空回りしているようでなかなか気持ちが通じず切ない。読みだしたら止まらないから本当に困る!ただね、やっぱり幸せになるには小説ならではの不自然なほどの偶然があって、それで頭が少し冷える…。まぁ小説なんだから…でももう少しなんとかならなかったのか、その設定…。そしてね、そろそろ懐深い系攻めは飽きてきたかも…
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しあわせ😉
ネタバレ
2019年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んだ後に幸せな気持ちになれました。
ニー二も可愛い。
仁居さんがいつまでも国立さんと過ごせますように‼︎
優しく切ない
2019年3月2日
仁居、国立の過去のお話、読んでいて胸が苦しくなりました。仁居と国立の距離やもどかしさが愛おしいくらいハマりました。
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一気に読みました。
2019年3月1日
二人とも過去の辛い体験が、とても深く残ってしまっていますね。二人が出会い~恋愛に変わっていく様、互いを思いやる大きな大きな愛情は切ないというよりも、痛いくらい胸が締め付けられました。
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せつなく優しいお話です
2019年2月27日
深く深く傷ついているのに、とっても優しい仁居が、少しづつ柔らかくほんわりしている様子が読んでいて嬉しくなりました。
生い立ちが切なくすぎて泣けるけれど…。
でてくるにゃんこもかわいいです。
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優しい日常
2019年2月22日
試し読みで世界観に引き付けられ、一気に読みました。やっぱり凪良先生の作品は素敵です。自分も作品のなかで一緒に空気を吸っている感覚になります。
派手さはないけれど、川べりを中心にさわさわと流れていくストーリー。登場人物の心情がとても丁寧に書かれていました。
二人が巡り逢えてよかった、私も作品に出逢えてよかった。
幸せ!
2018年9月6日
この本を読んでると日常生活が愛おしくなります。
何度も読み返してます。
優しく包み込まれる
2018年6月4日
「美しい彼」シリーズと「雨降りVega」を読んでとても良かったので作者さん買いです。
この作品もとても良かった!確かに2人の間には大きな事件はおきないですが、2人が過去に受けた心の傷はとても大きくて切なく、それによる2人の心の揺れ動きが丁寧に書かれていました。優しく優しく包み込まれるようなお話でした。凪良さんの作品は、読み終わるまで、読んでない時もずっとその世界に浸かっていられます。現実の生活をしながら心は小説の世界を漂っていられる感じにさせてくれて気持ちいいです。
うんうん
ネタバレ
2018年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良かったです。あとがきで作者さまがおっしゃっていた通り、地味地味と彼らの気持ちを追っている作品でした。やっぱり凪良さんの文章が大好きです。引き込まれて、感情移入してしまいます。この作品のキャラのような欠けているところがある者同士、ゆっくりと心を開いていく作品が好きです。BLとして以上にも楽しめます。今回は川べりの住まいの雰囲気がとっても印象的で良かったです。歩いていたらその辺りにいてくれそうなカップルでした。
優しい傷の癒やし方
2018年5月16日
優しい人たちの、優しい治癒の話でした。それぞれが負った傷を、塩を塗るでもなく、パックリ晒して縫い合わせるでもなく、愛と優しさでくるんで、少し良くなるまで、待つ。「待ちたいんだ、一緒に待たせて」と手をつないであげる。
なんかそんな感じでした。
客観的な事件の大小は、心の傷の深さとは比例しないんだな、っていうのも印象的でした。
雰囲気が好き
2018年4月22日
素敵な雰囲気のお話。心情描写も外を眺める姿もなんだかすごく好きだった。
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大好きな作品です!
2018年2月23日
儚い受けとそれを全て包み込むような攻め。二人の関係の変化がたまらなく愛しいです!大好きな作品です!
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二人が幸せになって良かった。
2018年1月8日
なるほどそんな事があったら臆病になるよねー。重すぎる過去を持つ主人公ですが、主人公を理解しようと努力してくれる恋人が出来て安心しました。主人公が臆病になる原因にもなった元恋人も時が経てば仕方がない部分もあったのかなぁ…。と。簡素な部屋と主人公の切ない雰囲気がリアルに伝わってきます。
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雰囲気がすき
2017年12月3日
主人公がまとう物悲しい雰囲気が文体から漂ってくる作品。ちゃんとハッピーエンドで終わるのですが、主人公のひっそりとした雰囲気のまま、ハッピーエンドも、派手ではなく、真綿で優しくつつまれるような、じんわりとした余韻です。秀作です。
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そっと流れ込んで来る文体。
2017年8月19日
ずっと涙をためながら読みました。何かを読む時、いつもは後ろへ退いて(その作家さんのえがく世界を理解しよう)というスタンスでいるのだけど(この作品では)それができず、するりと入り込まれて気持ちを揺さぶられました。本当に素敵な作品!!
じんわりじんわりしみてきます
2017年7月7日
なんだかみんなが幸せになれてよかったなぁーって
毎回読み返すたびにじんわり幸福感がしみてきます。
読んで欲しいです。
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イラストも話の雰囲気にすごく合ってる
2017年6月10日
受けの静寂さや寂寥感がにじみ出ている話であり、対する攻めの心の内にもトラウマがあって、少しずつ手探りで解決していこうする姿勢がよかった。派手なことをしてるわけでもないのに一つ一つのシーンがとても心惹かれるし、主人公の昔は持っていた実直な気持ちを今の自分では出せないことで悩む部分は切なかった。主人公の叔父とその娘には読むたびイラっするけど、気づいたら読み返している話です。キューピッド役となった子猫もかわいいし。
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猫ちゃんと
2017年3月11日
切なすぎたり詰め込み過ぎてるノベルだと、一回読むと読み返すことがないのですが、これは読み返す事が多い作品です。切ないけど、優しい瞬間が沢山あるせいなのか?お気に入り。
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丁寧な物語
2017年1月8日
仁居の気持ちも、国立の思いも、佐田のこともわかる。ゆっくりと進む二人だけど、もどかしいと言うより切ない。読者の感情が自然と寄り添うような丁寧なお話。私は何度読んでも、仁居が熱を出している所で胸がギューっと苦しくなってしまいます。
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すごい!
ネタバレ
2016年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて買ったBL小説でした。
お互いがトラウマを持っていて、それでも毎日を必死に生きているんだなと思いました。
人間が生きていく上で必要であろう愛情の大切さとか相手を思う大変さとかを感じました。
表紙を見て衝動買いしましたが、とても良い作品です。
もちろん挿絵は綺麗だし、作品全体に暖かみを感じました。
切ないけれど、生きていく勇気をもらえました。
読後に心がほっこりして、気持ちが良かったです!!
素晴らしいに尽きる
ネタバレ
2015年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説でここまでの良作…読後、思わず唸っていました。
他の方にもありましたが文学的で印象的。
プロローグからどんどん引き込まれていきました。
2人がする会話のぎこちなさに胸が痛くなり、途中まで読んだ時点で一体どうなっていくのこの2人⁈と、ページをめくる度にのめり込んでいきました。
激しい葛藤の中で不器用ながら、お互いが自分の壁を乗り越え、ゆっくり一歩ずつ進んでいく2人を見届けました。
愛して欲しいなら愛し過ぎないこと。
重いけど、本物を読みたいなら読むべし。
愛されたら…
2015年11月17日
トラウマをもった2人がゆっくりと理解しあい幸せになっていく作品。読後、よかったなぁと安堵しました。愛しすぎるって重いんだなぁと、しみじみ。
おすすめです。
2015年11月9日
是非御一読下さい。あるよね。あるある。わかるなぁ。そうなんだよね。と感じる作品でした。
良い買い物した!
2015年10月25日
初めての作家さんで表紙買いしましたが大当たりでした。ストーリーもそうですが、BLにしては珍しく文章も楽しめる作品。一文一文がとても印象的で心に残ります。じっくり味わって読めます。温かくも切ないストーリーで心理描写も丁寧で引き込まれます。何より描写が素晴らしく挿し絵がなくても川縁の情景など目に浮かぶようでした。BL特有のストーリーの荒唐無稽さや俗っぽさはなく文学的な作品だなと感じました。オススメです。
良かったです
ネタバレ
2024年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 販売終了前に購入できて良かった!と思う作品でした。幼い頃に両親が自◯し孤独の中で生きてきた受。高校時にできた年上恋人に全幅の信頼を置くけど、「重い」と別れられそれがトラウマに…と、「誰か何とかしてあげて!」とヒリヒリしながら読みました。攻と知り合えて恋人になれて本当に良かったです。話はとっても良かったですが、受のトラウマとなった佐田が許せずで☆−1です。
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じんわり良い話
2023年5月8日
派手さはないですが、じんわり沁み入る良い話でした。
孤独に生きている受けが攻めや猫のニーニと出逢い救われていくのがとても良かった。途中ちょっと泣いてしまいました。
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痛い優しい。。
2022年6月10日
人と人の距離って難しいですね。皆、生きてきたそれまでの人生が違うように価値感、考え方も違う。ここに出てくる人々も決して勝者ではない。つい間違って傷ついて癒えない心を引きずってきた。経験が浅ければ理解できないことも時間が経ってから気が付くこともある。今できなくてもいいんだ。そこに君がいてくれるだけで。。そんな色々をゆっくりと流れる川のごとく優しい人々の物語だ。
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危なっかしかった…
2022年3月12日
この話の二人は、どっちもトラウマを抱えてて、こんな状態から、発展するのだろうか?って、ホント、ハラハラさせられました。根本では両想いなのに、想いって、そのまま伝えるだけが、愛情じゃないっていうか…どっちも悪くないのに、歯がゆくて、幸あれ…幸あれ…と願って止まない作品でした。呪縛から解き放たれ、幸せになってくれて良かった。
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悲しいし切ないけど、しんどくない
2022年1月12日
この作者様の作品は文章が上手い故に、入り込んでしまい、しんど過ぎて読むのが億劫になってしまう事もあるのですが、この作品は重めなのにストレスなく読めました。受けも攻めもきちんと大人の配慮があって変に拗れたりすれ違ったりすることがないので良かったです。
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作者買い
ネタバレ
2021年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。過去のトラウマをかかえている二人のお話です。二人の関係はハッピーエンドですが、二人のトラウマは完全になくなっていないし、妹の問題も完全に解決はしていません。でも、ジワジワ幸せ感は伝わってくるので、良かったな~と思いました。できればもう少し二人の幸せな日常を読みたかったので☆4です。
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心から良い話を読んだなと思える作品
2021年9月19日
凪良先生の書かれる文章は読みやすくて、読み始めて一瞬で物語に引き込まれますね。
前半は受け視点、後半は攻め視点なのですが2人とも繊細で愛情深くて、凪良先生のていねいな心理描写に心をわしづかみにされてしまい、中盤あたりからはずっと泣いてました。
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難しいですね
2021年6月16日
BLじゃなくても、尽くしすぎる愛って難しいですね。お互いが同じ熱量で想い合えばいいんでしょうが。二人のもう少し先がみたかったです。
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繊細な心情が伝わるラブストーリー
2020年9月21日
高校教師×塾講師のお話。大きな展開はありませんが、ただただ静かに優しく愛が進展していきます。心に傷を持つ人々の描写が繊細で上手いなと感心しました。ようやく歩き出した2人が、この先どうなるのか気掛かりです。国立妹も含め又何かの機会に読めたら嬉しいと思います。
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作者さん
ネタバレ
2020年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 買いです。ちょっと暗いしっとりとしたお話でした。愛が重たい…なんて17の時に言われたらトラウマになるかもなぁなんて思いながら、、引き込まれました。ニイの葛藤がよくわかります。作者さんの作品は、コメディなのも、切ない系のも両方好きです。
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ゆっくりと
2020年6月18日
生い立ちから不幸で愛を知らない主人公。幼過ぎた恋愛もトラウマになり人生諦めムードの中、元同僚の攻めと再会し、その人柄に惹かれゆっくり傷を癒していくお話です。劇的展開やライバルもなく、体より心を繋いだしっとりとした大人の恋愛。
せつない
2019年11月15日
なぎら先生の作品はいつも切なくて感動します。優しい気持ちになれる作品ですね
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胸が苦しい
2019年5月20日
仁居の非情な過去が佐田を受け入れ性的嗜好をも認め、その後若さゆえの別離に恋情には蓋をしながら1人で生きてた彼を凄く切なくて助けてあげて欲しい気持ちを国立に求めながら読みました。きっかけがあり全てが好展開し始めてホッとしました。
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しっとり
2019年3月20日
主人公二人とも、抱えている過去があってので幸せな最後で本当に嬉しい。そして、妹さんがどうなったのかがすごーく気になる。「美しい彼」という作品で作家さんに惹かれ、少しずつ読み進めていきたいと思っています。切ないお話し好きには、たまりません。そして人付き合いが苦手な私には、共感を覚えたりもします。
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二人の距離
2019年3月8日
好きな作家さんです。
今回は優しくてゆっくりとした時間が流れてて、お互いの過去も絡んでるので距離感がもどかしかった。
でもそれが心地良い二人でした。
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トラウマを抱える人達
2019年3月4日
二居の孤独が胸につまる。千夏の受けた暴力に怒りが湧く。国立の罪悪感に共感と悲しみを感じる。過去の出来事が辛すぎて人と上手く付き合えない、付き合わなくてもいいと思っても感じる心は止められないし人は誰かを求めてしまうんだな、と思いました。何気ない日常の恋人達のラストが印象的でした。
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切ない
2018年5月8日
凪良先生のこういう切ない話が好きです。
特別な事は起きないけど、じんわりと暖かい話でした。
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作家買い
2018年4月12日
仁居がどんなに臆病でも逃げ腰でも絶対に引いたり諦めたりしない国武くんの安心感が良かった。これだけ愛されていればトラウマもすぐに無くなるでしょうね(^^)
良かった
ネタバレ
2017年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 国立がすごく好きなのに、愛しすぎないように重くならないようにとビクビクしている仁居がとても可哀想で切なかったです。
最初、佐田さんは酷いなと思ったけど、よく考えたら佐田さんも大学生で仁居の人生が自分にかかってると思うと怖くなって当たり前かと思いました。
国立も仁居もトラウマを抱えたままですが、お互いを支えていく前向きさが伺えて良かった。
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いいお話です。
2016年12月30日
ゆっくりと静かに、でも確かに変わっていく二人の気持ちが伝わってきました。以前からよく目にする作者だったのですが、この話を読んですっかりはまってしまいました!
前を向けるお話
ネタバレ
2016年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 訳があり恋人と続かない男×昔のトラウマでうまく人を愛せない男の話です。受けの男は高校時代に当時の恋人から重い、と言われそれが原因でうまく恋愛ができなくなってしまいます。その受けが攻めと付き合い出しても重くならないように、愛しすぎないようにとびくびくしているところが切なかったです。

結末はハッピーエンドなのでぜひみてください。
萌え!
2016年1月25日
きゅんきゅんします!!こういう風に淡々と話がすすむお話が好きです。
どこか傷を抱えた登場人物たち
2022年9月21日
17歳から孤独を抱え込んでいる仁居とその初恋。母からの言葉と両極端な初恋相手からの言葉にずっと悩まされますが、国立先生との出会いと特に白猫ニーニとの出会いによって受け止める事が出来るようになります。って孤独から救ったのはニーニじゃない??
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読み返して良さがわかる。
2022年7月2日
初めて読んだ時は正直良くも無く悪くも無く「普通」といった感想でした。時間を置いて2度目に読んでガラリと感想が変わりました。登場人物の抱える痛みや孤独が胸に刺さる。自分自身に過失がある訳でも無いのに理不尽につらい人生を送る事になってしまった彼等がそこから少しずつ解き放たれてゆく様を愛おしく見守りながら読み進めました。読後の幸福感は他の作品に比べると薄いけれど今後もっともっと幸せになって欲しいと祈る様な思いで読み終えました。大きな波は起きないけれどしっとりとした凪の様な物語でした。因みに叔母家族は絶対許せないっっ!特に従姉妹!!天罰が下るといい!!
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じんわり系
2019年4月2日
孤独な仁居と重い過去を今も抱えている国立の恋愛模様が描かれています。仁居の重さに潰れた佐田は悪いとは言えないと思いました。
そもそも大学生と高校生じゃ仁居の気持ちを抱えるなんて無理だと思います。でも佐田しかいなかった仁居には深い傷になり……。それ故、全てに距離を置く仁居。近づきすぎないように、寂しくならないように。
後半に佐田が再登場。彼自身に後悔の念があって、でもどうすることもできなかった普通の人でした。完璧な人間はいないし、しょうがない。
時が経ち仁居と国立が出会い、イコールにならないと思っていたものをイコールにすることができ、傷を抱える二人が溶け合い幸せになれて良かったです。
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ちょっと重かったです
2019年3月8日
トラウマを抱えている2人が出会い、少し話しが重い感じで最後はハッピーエンドですが、読むのがしんどかったです。
普通に好き
2017年3月22日
恋愛することに臆病になってしまうのがよく分かる気がする話でした。大きな事件や動きがあるわけじゃないのですが、その淡々とした話運びがリアルだと思います。星は3つと低いのですが、決しておもしろくないわけじゃなくて、いい小説だと思います。地味な感じのせいで星が増えないだけで・・・。でもありふれた日常の描写はこの作家さんはうまいなあと思って読んでます。
特別な事件は起きない
ネタバレ
2016年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 淡々と人の日常をみている様なお話でした。だから、これといって大それた事件は起きないし、涙するような劇的な展開もありません。凪良先生にしてはパンチがきいていないお話だった気がします。(>_<)あ、でも面白くないワケじゃないんですよ?お話全体に流れる春のふわふわしたような暖かさと、まだ春先の寒の戻りみたいなステキなお話だったんです。ただ私はキュンとした切なすぎる涙を流したかっただけなんですけど(不幸と失恋のにほひがするような)、そういった分類のお話ではなかっただけなんです・・・せめてS田さんと完全な和解ぐらいはしてほしかったです(TT)
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作家名: 凪良ゆう / 二宮悦巳
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館