ネタバレ・感想あり愛よ、灰にかえれのレビュー

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良かったけれど無知は罪だなと
ネタバレ
2024年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さまです。貧農の小倅ユーニス。長子ではないユーニスはほんとなら一生村から出られず、家庭を持つこともなく、賃金のない労働力として兄に仕え一生を終えるはずだった。それが当たり前の生き方で善も悪もなく。偶然出会ったオスマントルコの皇帝ファハルがユーニスを玩具として攫い、小姓兼夜伽相手として毎夜快楽を覚え込ませる。無学で純朴なユーニスの優しさにつけ込むファハル。信じていたファハルに裏切られ、逃亡するユーニス。その側には村で親友だったハリルが常に寄り添っていた。◆5年の月日が流れ、成長したユーニスはハリルとともにファハルに復讐せんとトルコへ戻るが…◆あえていうなら、学も術もないユーニスたちに暗殺や地位を奪う策略が立てられるはずもなく。せめてナイフの使い手にでもなってたらね…。もーーーバカバカバカって思うくらい杜撰で行き当たりばったり。情に厚いのはわかるけど、ぐずぐずといつもハリルの足を引っ張る。攻めがクズだという人が多いだろうけど、オスマントルコの皇帝としては全然甘い方では。殴ったり体に傷つけたりしてないもんね(目をつぶしてアキレス腱を切るとは言ってたけど)。◆ファハルはユーニス一途ではなく、後宮の側室複数に王子や姫を産ませて、やることはやってます。元々は女好き。そこ地雷な人いるかも。女を抱いてる場面はないですが。◆全体的には読みやすくてよかったです。ハリルがいい人すぎます。
とても好みの不憫受け
2024年6月28日
ストーリーが好みで最後まで楽しんで読めました😄トルコ描写も、しっかり調べられてるのがわかり、よりストーリーに入り込めました。
傲慢王様×不憫受けにありがちな、急なストーリー展開で心情に共感できない、みたいなことは全くなく、すごく良かったです!この作者さんの小説をもっと読んでみようと思いました♦
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愛が深い
ネタバレ
2022年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ いとう先生の他の作品で感動し、作者さん買いです。異国ものが好きなのとあらすじで読んでみようかな〜なりました。皇帝ファハルが真実の愛に気づくまでずいぶんかかっていました。もうそこまでしないとわかんないの?と思わずつっこむ。もうそこまでユーニスの心の痛ましさにこちらも何度胸がえぐられたか。でもやっぱり純粋な昔のユーニスが最初から感じていたファハルの愛されたことのないぽっかり空いた寂しさを愛おしくて愛おしくて愛さずにはいられなかったところにストンと落ちましたね。空いた穴を真実の愛 ユーニスの深ーい愛でしか埋まらない。愛憎というのが、結局は愛でしかないことがまざまざとわたしに訴え、やっぱり最後に深々と感動と充足感に包まれるのでした。ほんといとう先生神です。
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楽しめました
2019年8月21日
全231ページ。イラスト有り。18歳×16歳→23歳×21歳。トルコ王宮で皇帝の寵童にされるストーリーです。受は純朴で思い遣りのある物を知らない子で、それ故に不憫な展開になります。攻は愛情を知らず、高圧的で不遜な端的に言えばクズです。可愛らしい表現をするなら好きな子を虐めてしまう攻ですが、そんな可愛いレベルではないので読み手によって好みは分かれると思います。ストーリーは王道と言えなくもなく平気な方は展開を楽しめると思います。内容が細かく区切れていて合わせて15章あり、システム面ですが各章にしっかり目次からリンクが貼られていて好印象です。細かく区切れていたため駆け足になっていたり説明不足に急展開したりがあるかと心配でしが杞憂でむしろ展開は無駄がなく早いのによくまとまっていて一気に読めました。しいて言うなら章で視点が変わるタイミングに慣れるまで少し解りにくかったです。割引キャンペーンで購入です。思っていたより楽しめたため購入して良かったです。
深い孤独と大きな愛の物語でした!
2024年6月30日
こ、これは…もぅ攻めのクズっぷりに私の怒りメーターが振り切れ寸前!
攻めの何というとんでもねー仕打ちにブチギレ、受け~負けるな!と応援し、幼馴染みの素晴らしい行動にもっと光を…と願い、最低クズ攻めに最大のザマァ展開をと心の底から思ってしまいました(^^;
しかし、それぞれの生い立ちと過去があり、それによって形成されるものは違う…本質として持っているのに違ってしまう哀しさが表現されていました。
途中どうしても流されそうになる受けにオイオイ!となったり、計画が杜撰で詰めが甘すぎてオイオイ!となりましたが、平民だからしょうがなし…?
後は、後宮事情というか…その辺置き去り感凄いけど、どうなってんの?
など、ちょっとウ~ンな所が勿体ないな~と思いました。
受けと幼馴染みの愛情が大きすぎて、この人達は神様か仏さまかな?と思ってしまいました(^^;
でもでも、面白かったです(^^)d
愛憎とはこのこと
ネタバレ
2023年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ お互いに愛憎渦巻いて、心のうちはドロドロです。昔のJUNEならバッドエンドじゃなかろうかという雰囲気。でもラストはハピエンで、甘々になります。
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おもしろかった!
ネタバレ
2023年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ クズ攻めが改心して溺愛になるお話、大好きです!こちらもまさに!でした。純粋無垢な受けがクズな王様に騙されて傷つけられてボロボロになり復讐を誓います。愛を知らない攻めは受けへの執着心には気づきますが、受けへの愛にはなかなか気づきません。受けも死を意識した時に復讐心が愛情の裏返しだったことに気がつき、無償の愛を攻めにしめすことで、攻めも受への愛に気がつきました。とてもロマンチックで良かったです。溺愛になった攻めをSSでもう少し読みたかったな~と思いました。
かなりせつないです。。。
2021年2月17日
かなりせつないお話。
人によって多少地雷もあるかもしれませんが、不憫な受とせつない展開が好きで、溺愛ハピエンに向かうまでは辛い展開があった方が盛り上がる、という方にお勧めします。
この作家さんのは辛い展開がかなり得意なのでw
なかなか期待を裏切りません。

あらすじにあるとおり、攻ファハルがであるがたまたま農村で純粋で心がキレイだけどどちらかというと平凡な容姿のユーニスを見初め、気まぐれに連れ帰り表面上寵愛します。
ユーニスは本当に純粋に慕い続けます。
本当に良い子で、不憫で。
ただ、ファハルは周りにそう見せることで、純粋なユーニスを弄ぶ以外に、政敵に対して、偽の弱点を晒して(実際はユーニスをたてに脅されても痛くも痒くもないが、そう見せておけば囮になるだろう的な)利を得るという目的がありました。
それが露見したときが辛い。。
ユーニスはどん底に。

物語は、ユーニス少年期→青年期と大きく分けて二つに構成されますが、その中でさらに細かく章だてされており、読み応えがあります!
両視点あり、攻めの心情の変化が丁寧に描かれているし、青年期、再会してからのお互いの気持ちのすれ違いだったりに読者はいいようにヤキモキさせられます。
イラストも美しいです。
ユーニスは美形ではないけど、可愛らしいですよね。


……
少しネタバレになるかもしれませんが。。
……


ユーニスどん底の直後の攻の心情に攻の無自覚な想いが表現されており、辛いけど期待して読み進めようと思う動機になります。
一度ユーニスはファハルのもとを離れますが、ファハルは悪意が露見しても手放す気は全くなく、ずっと傍において玩ぶつもりだったのでした。
貧しい農村出身のユーニスに還るところはないだろうとたかをくくってます。
ユーニスへ執着はないと自分に言い聞かせるようなファハル。
でも無意識にユーニスの面影を探す日々。

再会してからのユーニスの傍らにはユーニスを支え続けてきた幼馴染みの姿が。
ファハル側が焦燥する部分もあります。
そして、甘い。
ユーニスはファハルと決別し強くなったつもりですが、揺さぶられます。
ドキドキする二人の駆け引き。

不思議とこのお話は読み返してしまいます。
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攻めが最低
ネタバレ
2022年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けにひどいことしてるのに、あっさり許してもらって幸せになってるのにムカついてしまいました。
受けも、簡単に許しすぎ。
当て馬さんが、ただいい人で可愛そうだと。
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