編集者の受様は、言葉巧みに作家をやる気にさせ次々とヒット作品を出している天才編集者ですが、編集長と本音をさらけて話しているところを新人作家の攻様に聞かれてしまいます。正直、社会人ならありそうな本音と建前かと思いましたが、長く引きこもりだった攻様には通用せず、受様もコンプレックスを刺激されてうまくいかず、新作の打ち合わせが全く進まない…という、第一印象最悪な二人が出会って恋するお話です。王道ですが、二人のキャラクターがとても魅力的で、何度読み返しても新鮮な気持ちで話に引き込まれます。大人になって、初めて恋をして、胸がドキドキしてしまう、そんな音が文章から伝わってくるようなすてきな作品でした。秋平しろ先生のおまけ漫画も楽しかったです。ぜひ読んでみて下さい。