ネタバレ・感想あり遠い岸辺【イラスト付】【電子限定SS付】のレビュー

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地雷がある人は注意かも
2025年1月23日
リバ・無理やり・複数プレイがあります。アンダーグラウンドの世界に生きる歪んだ男たちの話なので違和感はないですが抵抗ある方は注意が必要かも。先の読めないストーリーはさすがの英田先生で素晴らしかったです!ちょくちょくタイトルに触れてくるのも最高でした。闇をかかえる男たちに救済が訪れて良かった〜。
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最高
2024年4月24日
日夏さん(一応受け)の魅力にノックダウン…倒れる…
もう考えるのだるいから抱かれてやるか、ってかっこいい!こんなかっこいい素敵な人見たことないってくらいかっこよかった…。絶対に相容れない二人がお互いしかいないってなるのに違和感がない、すごく好きです。
これぞ美中年!!キャラが面白い!
2024年3月28日
日夏42歳。この作品で美中年という言葉を学びました!射場何歳だったっけ?飄々とした日夏のキャラが好みです。英田先生の攻めキャラだとデッドロックのロブとヘブンノウズの攻め(名前が思い出せない)の系統かな。空気をわざと読まない直情型の射場のリアクションも良い。「エス」と僅かに関連してるので気付いたら面白いかも。
素晴らしい一冊
2023年12月26日
元マル暴の刑事でヤクザ崩れの射場は暴力団の企業舎弟・日夏のボディーガードを命じられ…。恥ずかしながら英田さんの作品を初めて読んだ。こんなに文章が好きな作家さんに出会えたのは久しぶりで嬉しい!しかもBLで読めるなんて最高。ストーリーもキャラもすごく魅力的で惹き込まれた。特に一筋縄ではいかない日夏のキャラがめちゃくちゃ魅力的で…言動、容姿、性嗜好含め色々好み過ぎてとにかく最高だった。途中かなしい結末になるのではと怖くて読み進めるのをためらったりもしたけど、予想外に甘く希望の持てる終わり方でよかった。ハラハラドキドキ、キュンとしてギュンとして、出会えて嬉しい一冊になった。
期間限定読み放題(間に合った!)
ネタバレ
2023年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1月31日まで期間限定読みホ対象。間に合った〜。好きなBL小説作家さんの読みホって珍しいかも。読み応えあって、あーこの作品買ってもいいなー読み返したいなーって思います。元マル暴刑事で障害事件起こして刑務所入り、その後ヤクザの手伝いをするようになる〜っていう転落人生を送ってた射場がボディガードを頼まれたのは、昔因縁のあった日夏という年上の男だった。あるヤクザを慕い金儲けが上手く、男女問わずベッドを共にする日夏のことを厭いながらも惹かれていき、、という英田先生お得意のハードなお話。日夏の性格や行動にけっこう好き嫌いでそうだけど、私はこういう男好きよ!!最後みんなで家族会議する潔さあるし。
番外編タイトルでちょっと期待したてたら、そっか、そっちの猫なのね!って笑った。(私はリバ好き)
楽しめた
2022年11月4日
解説を読んで ハードボイルドな展開になるの?と
きつめな内容は今は読めないかもと思いつつ
英田さんの作品は何冊も読んでいるので
読み放題に出ていて
読まないなんてもったいないって…。
思っていた暴力シーンは過激過ぎずなくて私敵には良かったです。
読後感最高ー!
ネタバレ
2022年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 切なげなタイトルと裏社会、主人公2人の不遇な過去に男女4人との体の関係、、、不穏な要素満載ですが、日夏の柔和な雰囲気と射場のストレートな表現が高感度大で肩の凝らない読み心地。最終章のおっさん同士のお付き合い宣言から番外編までは想像以上に甘々です。
ZAKK先生のイラストは素敵でしたがスタイリッシュすぎて射場だけはイメージと異なるのが唯一残念。SM大好きなので狛カップルの成り行きも気になるところ。完結となっていないので続きがあるとうれしいです。
アンダーグラウンドに生きる二人
ネタバレ
2022年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの日夏の性格は歪みまくっていて、男も女もタチもネコも、支配的な性的関係すら受け入れる。金も性的なものも命すらどうでもいいという人生を生きており、自虐的で可哀想なくらいです。攻めの射場も決して明るくない生き方をしてきており、この二人を見ていてただただツラい。
この話にはリバ要素や攻め受けともに女との絡みシーンもあり、読む人を選ぶかもしれません。
でも汚い金を稼ぎ、非道で狡猾な奴らと日々戦いながら地獄で生きる日夏は捨て猫みたいなリサと狛を大切にできる強さと優しさも兼ね備えていてとても魅力的です。ご飯を美味しく食べたり、力強い体躯やまっすぐな心を持つ射場を見て『羨ましい』と思う日夏はきっと射場の生命力みたいなものに惹かれたのでしょうか。日夏は死んだように生きてるから。
日夏が溺れ死なずに済んでよかったです。バッドエンドしか見えない二人がハッピーエンドになる過程(よくこの二人をハピエンに導きましたよね。筆力すごいです!)でやっと心救われました。
同じ作者様の『エス』という作品が好きで、レビューを見てあの人のことが語られると知り、即購入しました。
ダークサイドの話でも耐えられる方、リバ地雷などがない方、長い真っ暗闇のトンネルから静かに抜け出す二人の話を読んでみてください。
傷が癒えた時
ネタバレ
2021年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去についた傷を埋めるために必要な時間は人それぞれ。
10年以上も経ってからやっと埋まりはじめたわけです。
ここに出てくる人たちは皆、傷を抱えてます。傷を癒すために必要なものは他者の視点や関わり、そんなものかもしれない。日夏は大型犬によって、傷と向き合い、岸辺を渡って歩いていく決意をすることができました。辿り着いた先で、ほっと息を吐いて落ち着く姿が目に浮かびます。
そんな日夏を射場視点で見続けると、守ってあげたくなる。でも日夏の下半身に信用ならない。大型犬が。いや、でも日夏は本当は身持ちが硬いはず。うん。心を許した大型犬に一途になるって、そんな感じがしました。大型犬は褒美も欲しい。ご褒美貰った大型犬はきっといい働きをしてくれますね。
狛と六戸部のその後、リサのその後も気になります。狛とリサは日夏の精神安定剤でもあったんだとおもうのです。だから、先を見てみたい。いつか見れたらいいな。
軽快な読み口と綻ぶ読後感
ネタバレ
2021年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日夏と射場の心の動きと共に、裏社会を舞台にしたストーリーも楽しめる一冊です。二人のキスシーンがとても官能的!日夏の色気が爆発していました。
登場人物の過去など重く暗い雰囲気がありますが、日夏と射場の軽快で明け透けな会話が読む手を止めてくれませんでした。この二人はどうなるのかと思いましたが、最後は幸せで良かったです。
射場がじわじわ可愛くみえてくる(笑)
2021年8月27日
最初は射場の目線からですが、途中から日夏目線ときどき射場目線という感じで進んでいきます。途中から射場がじわじわ可愛くみえてきました。日夏目線の時は特に(笑)
なんというか、地の文の所が愉快と言いますか、軽快といいますか、読みやすいなと思いました。日夏目線の地の文が凄く軽妙です。
心に傷を持つ人達のお話でした。面白かったです。
傷ついた男達の再生物語
2021年5月22日
作者様買い、ダークな社会に身を置いた脛に傷持つ男達のお話です。
最初から終盤まで英田先生らしさ爆発のヒリヒリした展開でした。出てくる男達の過去や置かれた環境はキツいのに、どこか救いもあるので目が離せません。
ヤクザ舎弟で美中年の日夏と元マル暴の射場。この2人、過去に失ったものが大き過ぎて自分を責めながら生きてきたのですが、共に生活する中でお互いにその重荷を下ろしてあげたいと思っていく。日夏の情事にあてられたり不穏な状況になりながら、日夏の飄々とした態度が徐々に素直になっていったり射場の複雑な感情に決着がついたり、心境の変化も丁寧で読み応えがありました。六戸部の存在が最後まで掴みきれなくてハラハラしましたが、そんな落ち着き方があったとは!射場の可愛いところも見れたし(笑)、最後のSSには感謝しかないです。
傷ついた男達が、なんとか掴んだ再生の物語でした。是非、男っぽい文章に酔いしれて下さい。
とてもよかったです
ネタバレ
2021年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三十路のごつい男(的場)Χ四十路の美中年(日夏)、リバ要素あり、女性キャラとの絡みあり、「エス」シリーズとほんの少しリンク。英田先生の本ってすごく読みやすくて大好きです。こちらも一気読みしました。過去に奇妙な縁のある2人が10年ほども経って再会し、互いの過去の悲しい出来事をそれぞれが自分の中で乗り越えていくような希望のあるお話でした。ヤクザやダークな商取引の絡む暗めな題材ですが、飄飄とした日夏のキャラや的場の純粋さ、日夏の拾ってきた子猫達(狛、リサ)のわちゃわちゃした明るさで重苦しくなりませんでした。最後まで先の読めないストーリーで楽しめました。
2016年12月。
幸せな読後感
2020年2月13日
射場真二(32歳元マル暴刑事)×日夏晄介(42歳ヤクザ企業舎弟)
過去に傷つき暗闇をひたすら泳ぎ続けた2人が、心をぶつけあいお互いに岸辺となり安息を得る過程が良かった!
元マル暴刑事ながらヤクザに身を落とした射場に与えられた仕事は、組の金蔓、日夏の警護。共に過ごす内に互いの心にある闇に触れ、主従関係以上の気持ちを持つように…。

日夏は妙にセクシーで、バイな上にタチネコ両方いけるビッチなおじさん。掴み所がなくて、来る者拒まずに受け入れてくれる優しさがある一方、一線を引き踏み込ませないものを持ってます。
世に擦れた日夏の抱える心の闇に、唯一ガツガツ切り込んだ射場の一途さ素直さ優しさに絆されました。
最初はやさぐれ感のあった射場ですが、根底の純粋さ素直さが分かってからはかわいい番犬にしか見えない(笑)
ヨシヨシされ従順な働きぶりながらも、ベッドではちゃんと獣化してくれる所がすごく好きです!
日夏の心の闇が深かった分、二人の未来の夢を語る場面にはジーンときました。いつか叶う!と希望に溢れたハピエンで幸せな読後感でした。

エスシリーズとの繋がりは、関東侠和会の存在と、日夏の回想シーンで語られるある人物の存在です。
美中年最高です!
2019年12月31日
雑食なので問題なく楽しめましたが、リバ、レ◯プ有りです。ガッツリ任侠物ではなくアンダーグラウンドなお話でした。内容的にも少し過激かもしれませんがBL小説的には普通かな?という印象。シリアス展開ですが、日夏のあっけらかんとした性格もあってか暗い物語にはなっていないので読みやすいです。少しだけですが「エス」シリーズとリンクする部分もあり、おっ!と思う面白さもありでファンには嬉しい作品。ZAKK先生も大好きなのでこれまた嬉しいコラボでした。
ホロっときたり、ニヤニヤしたり。
2017年7月22日
ストーリーはもちろんですが、お互い、好きになるはずがない、好きなわけがない、、
それを解いていく感じが心情がわかりやすかったです。
闇社会の抗争や暗い過去に囚われて、重い話ですが、
二人のやり取りは軽快で、とても楽しかったです。
こういうストーリーは大好物です(笑)。
楽しめました!
2017年7月7日
登場人物達の抱える苦悩は重いのに作品全体に漂う雰囲気は軽快、ハラハラとニヤニヤを行ったり来たりしてしまうストーリー展開、たまらなく良かったです!最後はニヤリと笑ってしまいました。おもしろかったです。
重かったけど良かった
2023年8月10日
重い現実に溺れそうになりながらやっとたどり着いた岸辺。
作者さんは後書きで、もう少しハードボイルドに書こうと思っていたのにそうならなかったと書いていらっしゃいますが、私には充分ハードボイルドでした。

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長かったけど
2022年11月11日
お互いに考えすぎてこじらせて。ヤクザの話だし、死んじゃったらどうしようとドキドキしながら読んでったら、ハッピーエンドでホッとしました。
リベラル過ぎる日夏にハマるかどうか
ネタバレ
2022年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ リバも複数プレイもビッ◯も好きではないけど地雷という程でもなく…割と何でも楽しめるお得なタイプの私ですけど、ハマりきれなかった感じです。キャラの設定もストーリー構成・展開も良かったと思います。日夏と射場の過去と岸辺のリンクも深みがありました。ただ、どうしても日夏の性的傾向というかアイデンティティみたいなものが理解できませんでした。ゲイではない。かと言って(男女とも相手にするのに)バイでもなく、男同士ではリバありって…リベラルを極めすぎていて追いつけなかった感じです。性的指向という点で新しい扉を開いてくれた記念すべき作品です。あとがきで『エス』と繋がりのある設定があると知って興奮してしまいました。これから読むという方は、その点に注意しながら読むのも楽しいかもしれません。
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タイトルが泣けます
ネタバレ
2022年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ マル暴の刑事だった射場が傷害事件で刑務所から出て、自堕落な下っぱヤクザとなり日夏のボディーガードを任されるところから始まります。日夏は初め覚えていなかったが過去に関わりがあり射場は日夏を憎んでいました。ボディーガードとしてともに暮らすうちに憎みながらも惹かれていく射場。そんな二人のモダモダやヤクザな世界の荒々しさの中、彷徨う二つの魂がそれぞれの岸辺を見出す話。良いですよ。
作者さん
ネタバレ
2022年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 買いです。
日夏のつかめないキャラにみんなが反応されていて楽しめました。最後は日夏もちゃんと幸せになれてよかった。作者さんの書く影のあるキャラが好きです。
オジさんとは思えず
2021年11月13日
過去に射場をレ○プした男、日夏が四十過ぎのオジさん(容姿・性癖共にオジさんぽくない)なのですが凄絶な過去を経ての落ち着き感がとても良かった。射場と一回り程の歳の差が良かったのかな、ゴツい射場が可愛く思えました。
オールラウンダー
2021年8月30日
可愛そうな子を拾ってきちゃう下のゆるい才能ある年上…分かる気がする。うんうん。男も女も攻も受もやるという…こんなオールラウンダーな人と恋しちゃうと難しそう。英田さんならラブラブにするはずと思いながら読みました。一回はこういう特殊な設定で読むのも良いかも。
タイトルに納得しました
ネタバレ
2021年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 明るいお話ではありませんが、読後感はとても良かったです。裏社会を生きる2人が淡い未来を語る姿は胸に来ました。でもそこに至るまでに、いろいろな人物が絡み合い、読む人によっては地雷となりうるシーンもあり(女性との絡み等々)万人受けはしたいお話だと思いました。かなり男らしかった攻めのキャラが、可愛いワンコになっちゃってました。
素敵だった
2021年2月15日
終わりが特に良かったなぁと思いました。それぞれが抱えていた心の枷が二人が一緒にいる事で外れていくのがよく分かりました。
面白かった
2019年12月20日
英田先生の作品を読み放題で読んで、2作品共面白かったので買ってみました。ハードボイルド調で単なる恋愛模様に終始しないミステリアスなところがハラハラして面白かったです。でも個人的にはイラストが、私の印象と違くて、もっと射場はガチムチ系だと思うし、日夏は陰ある感じな気がして、池玲文先生の媚の凶刃とかイメージかなぁと思いまして…、そこが残念でした。
読む人を選ぶ作品
ネタバレ
2019年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは好み別れるだろうなあと思います。
まず過去に受けが攻めをレ〇プしてるってのがすごい設定。
こういうリバ設定は初めてで戸惑いました。
でも結果的に良い感じにまとまってみんな幸せそうで何よりです。
楽しめました。
また読み返したいです。
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作家名: 英田サキ / ZAKK
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 大洋図書
雑誌: SHY NOVELS