ネタバレ・感想ありDon’t touch meのレビュー

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もう少し
2024年11月4日
BL小説、初版書籍が10年発行、電子版が17年発行です。なので、比較的初期作品。
特殊清掃の仕事をしている長谷川と潔癖症で消臭材の研究をしてる連のお話。
絶対合いそうもない恋に落ちそうもないノンケのふたりが、中盤でくっついて少し波乱があって、最後にうまーくまとまる、一巻完結の教科書見本のような作品。
他の方のレビューにもありましたが、親戚の紹介とはいえ、お仕事続けていくのかなり大変だろうに、恋愛作品としての本筋とは離れるかもしれませんがその辺りの葛藤をもう書いてもらいたかったです。(初期作品だから、もう少し書きたくても編集さんに削られたかな、とも想像しますが。。)

long hello +assort mix に番外編2つ収録されてます。何度でも言うけど、ミチ先生短編ほんとに上手いわ。短い文章で光る言葉の選び方やオチの付け方が素晴らしくてほんと感心する。
やっぱりいい
2023年10月3日
この作家さん得意の、容姿が良くて性格に難ありな受けと、心に重いものを抱えながらも一見ひょうひょうと生きている攻めのお話。会話のテンポが良く、最後まで間延びせずに物語が展開します。軽く交わされる会話の端々に人生の真理のようなものが詰め込まれていて、「うーむ」と唸っちゃう場面多数。上手いです。2人の初めてシーンもこの2人らしくてすごく良かった。潔癖症の連が、仕事帰りのものすごい悪臭の園田に抱きつく場面、キューンときます。お互いがありのままの自分を受け入れてくれる存在になっていく過程が、丁寧に綴られています。誰もがそのままの自分を受け入れてほしいと願っているけど、なかなかそんな相手を見つけることはできないよな、とちょっぴり切なく現実を思う話でもありました。
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作者買い
2022年12月17日
レビュー評価が低い?と思いましたが、表題が心に響くお話でした。主人公の園田が可愛げがないけれど、もう一人の主人公長谷川と共にいい味を出してました。欲を言えば、なぜ長谷川が特殊清掃員と職業に固執するのか、その辺の説得力が弱かったかな。
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作者買い
2022年9月7日
攻めは特殊清掃員というニッチな職業。一穂先生の本は恋愛主体なのにやや特殊な職業を上辺だけじゃなくしっかり深掘りされていて勉強になるし、ひと波乱ふた波乱もある展開で読みごたえあり面白かった。
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よりリアルで等身大な心情
2021年3月5日
「イエスかノーか半分か」に受け攻め少し役割分担が似てるかな…?という気がしましたが、スパダリではない等身大なお二人でこれもよかったです。潔癖症さがリアルで、「この作者さんはわたしの家のような惨状は心が病んでいると思われるだろう…」と、てっきり作者さんも潔癖なのかと(それぐらい潔癖さんの立場に立ったお話で)凹んだのですが、あとがきで、「とっ散らかってる」とあったので、なんか安心しました。 職業の描写もリアルで実際のその人の心情にたった描写がよかったです。
どちらもずっと男性で、片方が女性化するでなく真っ最中もお友だち的な会話がなんかいーなーと思いました。続編があったらいいのにな。
この人じゃなきゃ
2024年9月10日
この人じゃなければダメって書き方が本当に上手いと思う。
お互いにとってお互いが唯一なのは夢があるなと。
特殊清掃の方は臭いまま自分の車に乗ったりはしないし、乗れば臭いが取れなくなるのでその辺は違和感ありました。
猫も車に載せっぱなしにしなくても良いじゃないの。
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面白かったけど、萌はない。
2024年8月29日
テーマや目の付け所はさすがだと思いますが、BL的な萌はあまり感じなかった。これから2人はどう続いていくのかな?
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ストレートの2人
2024年8月14日
そういう書き方をしているから、でしょうけれど、育った環境がダイレクトに影響するなぁと思う作品でした。受けの潔癖症、結核が治った後の登校時にクラスメイトから避けられ転校した体験した影響も絶対あるだろうと。
心理描写が細かい作者様ですが、今作については、攻めの気持ちの変化が伝わらず、でした。
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私の中では
2024年8月11日
中の上くらいの好き加減。学生とかの若い子の話より、社会人の方が一穂ミチ作品は好きなので。現実的にはまずあり得ないであろう対極の2人を恋愛の土俵に乗せるのすごいですね。なかなか良いまとめ方だったとは思いますが、カギが事故にあったらしいところ、もっと詳しく!と思いました。
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特殊すぎ笑
ネタバレ
2024年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ うわー、これは最もカップリングが無理な二人で、好き合うのは難しいと思うけど、敢えてチャレンジだったんですかね。
潔癖症って、科学的根拠に基づいてるというより心因的なものが大きいですよね。
あれはいいけどこれはダメっていう基準が完全に個人的。
だから心が許せば好きな相手ならば、最も忌みそうな職業の男でも大丈夫ってことなのかな。
まあでもここまで好感度低い受けは初めてで、なんでこんなのを攻めが好きになれたのかよくわかりませんが、話としてはすごく面白かったです。
面白い、けど
2021年7月17日
一穂ミチ先生の書かれる恋は、互いに絶対その人じゃなきゃダメだった、みたいなピースががっちりはまる感じが心地よくて大好きです。
登場人物がだいたい完璧じゃなくて結構欠点がしっかりみえているのがうまーく機能していて、本当にお話作りがお上手なのだなぁと思います。

今回も素晴らしい二人のストーリー、大変面白く、両片想い的なところできゅんきゅんしまくったのですが、肝心のラブラブな感じがあんまりないまま終わってしまったのだけが残念です。
一応ファンブックの方に短編があるので、そちらで補完はできました。
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丁寧で、リアル。
ネタバレ
2020年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつもながら、主人公たちのお仕事設定が面白い! そして、仲違いしてしまったあとの攻めの諦めそうになるふるまいがリアル。甘々なシーンは少ないですが、お互いを好きな気持ちは伝わってきました。
職業設定が生きてくる
2020年1月25日
自分のルール、人との関わり、読み進めながら自分を省みることのできる作品です。
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設定が良かった
ネタバレ
2019年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特殊作業員と、潔癖症の二人という究極の二人を設定しているところが良かったです。 人物像設定も長谷川はしっかりとしていたので 連を温かく包み込んでいるのをじっくりと感じながら読めました。 長谷川の風邪が長引いているところは もしかして悲しい結末になるのでは無いかと心配しました。
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惹かれ合っている二人
2017年8月12日
二十代後半、行動や思考に良くも悪くも自分の型が出来上がってしまっている男達がそれを破る所に面白みを感じます。柔軟性はまだ無い不揃いな二人の関係、現実みを帯びていて楽しめました。
恋愛面が少ない…?
2021年8月5日
キャラの人となりや仕事面が丁寧に描写されていて、それはもちろんストーリーに深みがでて良いのですが、代わりに恋愛面が物足りなかった。もっと二人のイチャイチャがみたいとかではなく、ノンケの二人が性的な意識をどう乗り越えたのか?お互いに好意を持つのは納得できますが、なぜそれが恋愛なのか…受けはまだしも、攻めはよく分からなくてその辺が残念でした。
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タイミング悪く
2020年8月17日
潔癖で無神経男の主人公、合コンで酔って同席者の男に介抱されるが、後日出入りの特殊清掃とわかり酷い態度をとってしまう、というお話。たぶん無神経ではなくて別の診断できそうなくらい空気の読めない主人公、ノーマル2人がいきなりゲイ化した経緯もあやふや。KY男のどこをかわいいと思うのかも不思議でしたが。。一度読んだけど忘れていたので読んだけど微妙でした。あと、タイミング悪く2話目は嗅覚異常のお話。。。
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潔癖
2018年1月25日
連の潔癖さは普通の範囲かな。人に強要しないマイルールで心の平穏が保てるなら潔癖で良いと思う。ただつり革持てないのは相当きつい。「すごく頑張る」と言った連を見倣ってすごく頑張ってみたけど、電車降りた後の足の疲労が半端なかったです。
面白かったけど…
2017年6月16日
イラストも綺麗だし、特殊清掃員という業種にもびっくり。話もさすが一穂さん、面白かったんだけど…ちょっぴり恋愛の心理描写が物足りなかったかなと…。友達同士としては成立するけど、恋愛にするにはちょっぴり弱い気がしました。性格もあるでしょうが、恋人同士になってもあまり甘さもなくて、Hもあれ…?ってほど少ないし、かなり物足りなさが残りました…。
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作家名: 一穂ミチ / 高久尚子
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館