夜会で大勢の前で他の女性の腰を引き寄せた婚約者から「この人が婚約者だったら良かった」とヒロインに告げる一言。かなりショックです。でも、その時ばかりでなくそれまでに理不尽な思いをしてきたヒロインは今日こそ繋がりを断つべく、婚約はなくなったとヒーローに告げる。その場面はとっても気持ちがスカッとした!キップがいいね!その後も用意周到でタウンハウスも領地家も行かず、亡くなった祖母の離宮へ。後々ヒーローが家を訪ねるもどこにもいなくて真っ青だったという話はいい気味。笑笑 そんなオープニングからヒーローとはどうなるのか?と先が楽しみに。王太子でもあるヒーローはその身分を捨てヒロインを追いかける。婚約者として冷たい態度をとっていたことを反省してもヒロインはなかなか靡かない。とは言え幼い頃からの初恋の人で、憎からず思う気持ちはそのままだから面倒なことに。結局はやきもちを焼いて自分に靡いて欲しかったというわがままなヒーローがとった態度とわかり、ハピエンに。その後はもう甘々で…。ヒロインの騎士がカッコよくて、その騎士のお話があれば良いのにと思う。騎士の思うことは声に出して伝えないと。というアドバイスでヒロインは一歩を踏み出せた。では、騎士は?言わないの?言えない。と寂しそうに笑う騎士の心は、たぶん…。切ない。それは明かされなかったのでどこかでスピンオフがあれば良いなぁ