ネタバレ・感想あり兄弟の定理のレビュー

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なんだかんだ似たところのある兄弟です
ネタバレ
2024年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 兄に反発しまくって、スタントもやめねーし、兄貴の言うことなんか聞かねー!あっかんべー!みたいな受けが途中、兄と恋人になってからはすっかり鳴りを顰め、借りてきた猫みたいに大人しくなっぢゃって、しかも、兄の方もこのままだと2人とも駄目になる…という自覚があって、この辺はしんどかったですねぇ…。式見さんに弱み握られて、兄弟の絆ぶっ壊されたことだけは、わたし許せそうにないんだけど、みなさんどうですか?いやあ…あれは酷い。放置されてた状況も酷かったけど、それ以上に受けのこれまで築き上げてきたもの、なんの断りもなく、高みから見物してぶっ壊してアンタ何様なん???くらいに思ってしまった。式見さん編でそこ乗り越えられるかな???好きだとかなんだとか言ってましたけど、式見さんは受けのこと本当の意味では見てくれてなかったと思う。「観察者」逸脱してまで兄から奪い取ろうとしなかったことがその証拠だと思うんですよね。ハイ。そんで、兄もなんか物分かりの良い恋人演じすぎちゃって、本当に欲しいものはそれじゃないよ感凄かった。恋人にはそんな甘々なんだ…照みたいなの、ないわけじゃないけど、この2人はちゃんと本当の答えを見つけてくれて良かったな、と思う。受けの名前の理由も素敵だった。一番すきなシーンは、やっぱり式見さんの前でしたえっちかな!!!兄もっと堂々としていいよ!!受けは兄のものなんや!!!!!
笠井あゆみ先生の絶妙な絵と活字の配置と色
ネタバレ
2023年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 随分以前は病院で出産した際の乳児の取り違えが時々発生していたようです。其れを防ぐために出産時に直ぐ母親の手首と乳児の足首に退院時まで外れないようなプラスチックバンドを付けるようになりました。それには母親の氏名が記入されています。それで、今ではほぼ百パーセントの確率で乳児の取り違えは起こっていないようです。
要斗の兄總一郎はそういう経緯があって、別の家族の長男と取り違えられて津向家に暮らしています。其の事実が判った時には、既に相手の家族は全員死去していました。元の形に収めようにも無理な状態でしたし、相手の家族が余りにも悲惨で気の毒な死に方をしたのが推察されて、總一郎の育ての親である要斗の父と母は自分達の息子として変わらず生活していくことを選びます。
其の事実を偶々知ってしまった要斗は自分の兄總一郎に対する想いが何故異質で兄弟愛ではないのかを理解します。
要斗がスタントマンの仕事で知り合った俳優の式見槐は、人を観察して其の人の人物像を的確に把握する能力に優れています。特に自分が興味を持った対象者に対して其れは遺憾なく発揮されます。それで、要斗の思い人が兄の總一郎であることを察します。恋愛対象が両性である式見槐は要斗を気に入って手に入れたいと思うものの、要斗が總一郎を想っている限りは絶対に手に入らないのに気が付いています。そういうわけで、式見槐は要斗の恋情の成就を後押しするのです。
要斗と總一郎に血の繋がりは無くても、兄弟で暮らした年月と実績があるので、二人が恋人関係になるには何回かの段階と心の切り替えが必要なのです。試行錯誤の末にやっと乗り越えて恋人関係を結ぶことができました。今作は恋のキューピット役の式見槐でした。
凄かった
2022年9月24日
沙野先生の兄弟もの、凄かったです。途中とても濃厚でドロドロになりそうでしたが、ラストはとても綺麗な仕上がりでした。ひょっとしてバドエンなのかと身構えてしまいました(笑)
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兄弟であり恋人であり
ネタバレ
2022年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『兄弟』だと恋人として紡ぐ時間に抵抗があり、『恋人』となると兄弟であった過去の思い出を捨てないといけないという矛盾に悩む總一郎と要斗。括りが無くなることが不安で、悩みすれ違うぐらいなら、もっと早くに思いを告げれば良かったのにって思いました。式見さんが本気を出したのか、役者魂に火がついたのかは定かではないけれど、いい仕事してくれたお陰でハピエン。二人とも、ちゃんとありがとうって言うんだよ‼
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どうなるのかと
2021年12月31日
血のつながりのない兄弟の拗れた感情が細やかでした。2人ともちょっと鈍感よな…とも思いましたが当て馬の俳優役の人がいい動きをしてくれて2人とも感謝した方がいいと思うぞ!と思いました。
結構しんどい兄弟物です。
2019年4月27日
私は全然アリでした。兄弟物は好きなので、こういう葛藤や背徳感が醍醐味の一つかなと私は思えます!(笑)二人の出した結論もこれしかない、と。だだリビングにそれを置くのは反対です〜(笑)。ハイスペ攻Xツンデレ受で、二人共に拗らせに拗らせまくってます。結構しんどい話なので万人向けではないかな…。攻以外と最後まではしないけどそういう行為はあるので、苦手な方はご注意を。作者ブログにSSあり。
読み応えあり
2019年2月14日
あゆみ先生買だったのですが大満足でした♪兄弟愛のすれ違いといぅか掴めそぅでニュルンと掴めない気持ちww惹きこまれますwwカットはどれも素晴らしく春画として愛でられます♪
どっちとくっつくの!
ネタバレ
2025年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ と、後半までドキドキしました。
リアルに「兄弟で恋人になる」悩みを深く掘り下げようとしたんだろうけど、ちょっと失敗かな。
そこで
⭐-1でした。
人気俳優の式見が良いスパイスでした。
血の繫がらない兄のバックボーンにびっくり。
シリーズも買おうと思うくらい面白かったです。
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めっちゃ良かった!
2025年2月16日
似てない兄弟もの。切なくて泣けて、めちゃくちゃエロシーン多くて凄く良かったです。当て馬くん可哀想だったけど良い終わり方で楽しめました。
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なかなかに
ネタバレ
2022年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 互いに知らないふりをしている兄弟。兄には兄の、弟には弟の想いがあって、本心を伝えることはできなくて燻ってます。守りたいものがあっても同じところを守りたいわけではないからこじれます。先の展開が読めないので、どんな着地点になるのか、ハラハラしっぱなしでした。当て馬になってくれたカレに感謝。幸せになって欲しい。
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兄弟
2021年11月23日
好きな設定なので読みましたが思っていた兄弟ものとは少し違いました。
でも、新鮮で読後はスッキリします。
式見がとても気になるのでスピン作品を次は読みます。
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天使の定理から、この作品を知りました。
ネタバレ
2021年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 天使の定理に比べると、インパクトは弱く感じましたが、続編のような感覚で楽しめました。
題名の通り、兄弟とは何なのか?を突き詰めて考えさせられたし、その葛藤に共感したり、疑問を持ったり、
ずっと最後がどうなるのか気になってワクワクしました。
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終わり良ければ
ネタバレ
2020年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 式見の登場により兄弟の関係が揺れ始め、淀んだ2人の仲が少しずつ流れ動き出す素晴らしい脇役でした。端から見ていると式見が要斗を本当に好んでいるが分かり自虐的な人なのだろうか!?と式見を意識し彼の話しも読んでみたくなりました。納め所は兄弟の本人達にしか納得出来ないわけだからなエンドでした。
大好きな組み合わせ
2019年12月2日
沙野先生は物語の作り込みがしっかりしてて読み物としてもとっても面白いです。
設定はよくある兄弟ものですが、やはりひとすじ縄ではいかないのがこの作家さんといった感じ!
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全ては兄ちゃんのために・・・
ネタバレ
2019年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 兄弟になりたい義兄弟?要斗は自由奔放のようで流されやすいし、式見槐は引っ掻き回すだけやってハイさようならでなんだよって感じでした。
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言葉のやりとりが
2019年8月15日
沙野先生と笠井先生の組み合わせはしっくりくるので好きです。話もかまわれたい弟と心配でしょうがない兄のねじれた関係と、理解あるアテウマの存在がいい感じにもつれて、さらりと進みます。ただ、兄弟の会話を読む時に、どんどん読み進める感じではなく、甘いシーンのやりとりでも、ちょっとしんどく感じる作品でした。
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お兄様がきになる
ネタバレ
2019年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ あまりにも実の兄が気になりすぎて…!
内容は面白かったですが実の兄編が楽しみでさ
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懐かしいテイスト
2019年1月19日
沙野さんがデビュー前に書いてた「花ある君」などのひたひたと沈むような、愛し合うシーンですらキリキリした痛みを感じる作品群が好きだったので、この作品は結構好きです。
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サラッと読める
2024年3月3日
兄弟モノでした。兄弟モノにはついドロドロを求めてしまうんですが…
お父さんがしてた、家族の結びつきの考え方の話が好きです。
すごくよくわかる。
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お兄ちゃんは少々嗜虐的?
ネタバレ
2023年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 兄と弟として育ってきたんですもの、その関係は急には変えられなくて当たり前ですね。好きでも兄に恋愛感情を抱き恋人としての関係を望むのはタブー。でも恋人となって兄弟としての年月を無視するのもまたそれは酷くお互いを否定する行為。結論は近親相カン、兄として弟として、兄弟だから交わる。それってぐるぐる回って辿り着いた、ぐちゃぐちゃの判りやすい、真っ直ぐな倒錯した世界といった感じで、複雑だけどある意味単純で面白かったです。
作家買いだけど…
ネタバレ
2023年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 血の繋がらない兄弟の話。
お互いを意識し始め、兄弟という関係を無くして恋人関係に変化をしたものの、上手くいかなくて精神的に負担を感じてしまい、それぞれミスをしてしまう。
ラブラブな感じの話でなく、精神的に安定していない感じが微妙でした。続編、続々編を購入済みなのでどうなるのか?心配です。
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好き嫌い
2021年11月26日
別れそうな作品ですかね。兄が弟好きになったタイミングがよくわからずでした。ラブラブしているだけの作品じゃ物足りない人向け。
複雑
2021年5月10日
自傷行為に近い形で怪我をする要斗の理由がただ単に兄が好きというだけで無く家族の結びつきを考えていたというのは感動でした。ただ 兄弟の関係で恋人同士の関係で落ち着くのが???でした。恋人で良いですよね。
どーも気持ちが掴みきれないままだった。
2019年1月30日
三人の登場人物の心理にどーも乗り切れず、さいごまで「なんで?」という疑問が抜けなかった。
複雑過ぎるのかな…チグハグした感じでした。笠井先生のイラストは鬼気迫る感じで凄かったですが…
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終着点はっ( ´д`)
ネタバレ
2019年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買い。この作者さまのだからと期待してたのですが…お互いに拗らせておられました。間男さんも居られるなか、どうにも…なぜか盛り上がりに欠けるのはどうしたことでしょう!?( ´ー`)二人が選んだ終着点がそこ?ホントにそこなの!?と疑問に。長引かせた拗らせの終着点に納得がいかないっ(゜〇゜;)????血の繋がりも無ければ何もそこまで悩む事?弟が相当なブラコンだからか…添わす的な?お互いが良ければいいのでしょうけど…。最後まで引っ張るのはどうかな?
お道具類の選択はやはり捉え方が秀逸でしたけども(笑)
兄弟か恋人か…
ネタバレ
2019年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ お互いに惹かれあって、仲を取り持つ人の活躍で、恋人になったのに、兄弟関係よりぎこちなくなって、どんな関係なら素直になれるのかなと悩んだ作品でした。関係を持つならもっと幸せにお互いが求め合うコトをすれば良いのになぁと思いました。お互いがわだかまりを持ちつつのエッチは読んでて不安でした。考えすぎず求め合うまま、恋人同士のエッチであって欲しかったです。

本音はもっとラブラブでもっとエロエロであって欲しかったです。
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合わなかった
2024年6月17日
読み始めてから、だんだん先に進まなくなってしまった。盛り上がりもなく、物語が説明文の様な感じがした。途中で断念してしまった。


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ゴールデンコンビだと思います
2023年9月13日
兄弟ものの作品でやったー!!と思って読み始めましたが
もう一押しが欲しかったです。
槐さんという魅力的な登場人物がいるのにもったいない!
槐さんのスピンオフ作品があるみたいなので読んできます。
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兄弟の枠を超えた先には何がある?
2021年8月2日
スタントマンで弟の要斗と兄で医者の總一郎。要斗は密かに思う兄の関心を引くため危険を冒し、總一郎はそんな弟を突き放せずにいる状態。
そんな煮詰まった中、兄の前で要斗に告白する俳優の式見。弱みを握られ式見と付き合う羽目になる要斗。
人を観察し手のひらで転がす中々ムカつき&癖の強いキャラですが、式見が立派に?当て馬として動いた結果、兄の心境に変化だけではなく、火までつけてしまいました。
しかし両思いになったのに二人が何で苦しんでいるのかよく分からず、最後まで読み進めて二人の考えが分かっても、そうですか……の展開でした。
前半は煮詰まっていて良かったですが、後半失速した感じあり。イラストの受のウエストは薄すぎ……。
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ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館