ネタバレ・感想あり気高き愚王と野卑なる賢王のレビュー

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人も野生動物も魅了する秀瑛の無垢なる魂
ネタバレ
2025年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人は、唯美しいだけの人に対する興味を直ぐに失うものです。高潔なる精神性や不屈の根性等、其の人が併せ持っている特質に惹かれて、より内面や人となりについて知りたくなるのでしょう。
教育というものの重要性を此の物語は如実に伝えてくれています。優れた頭脳を持って生まれた秀瑛でさえ、誤謬の多い知識を与えられて育つと、如何に歪な人になり果てるかが分かってしまって恐ろしいのですが、彼の聡明さに気付いた瑞龍によって真実の知識を得ることができました。秀瑛の十八歳までの半生は、辛く厳しいものでしたが、其のお蔭で奴隷としての辛い労働や粗食にも耐えることができました。見る人が見れば、王族として育てられた者としては不可思議すぎる言動が多いのですが、其れに気付いた瑞龍に助け出されます。
純粋に野生である筈のマヌルネコに慕われ懐かれてしまう秀瑛ですが、野生動物は野生の勘で秀瑛が信頼するに足る人だと判っていたのでしょう。動物には人の魂の色や形が見えるのかもしれません。
瑞龍は後半生を共にする得難い伴侶を得ることができて佳かったと思います。それは、秀瑛についても言えることでしょう。
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凄く好き
2023年9月13日
そらシリーズが好きで他の作品も読んだけど、これもかなり好きで繰り返し読んでます。受けのかわいそうな生い立ちと攻めの溺愛にマールがいい仕事してます。ちょっと前の作品ですが、ぜひ続きを読みたいのでよろしくお願いします!
テンポよく読めました
ネタバレ
2023年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 秀瑛が奴隷扱いされ、ギリ未遂とはいえ、瑞龍の部下に酷い目にあわされるシーンは、ほんとにハラハラしてしまったし、瑞龍が監督不行き届きを秀瑛に詫びた潔さは評価しつつも、秀瑛がかわいそう過ぎて、辛かったです。でもその後の瑞龍が大人の包容力で、秀瑛を守り、導いてくれて安心感がありました。秀瑛は自身の生い立ちを知って当然ショックを受けたものの、変にイジイジしないし、気高く聡明で、ほんとにタイトル通りの2人。軽快なやり取りも良かったです。イラストもキレイだし、文章も簡潔で読みやすい作品でした。
理想的な二人
ネタバレ
2022年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大人の余裕で受けを包み込む攻め×気高く清らかで心身ともに強い受け。受けは王として教育されており武術に長け、聡明。ただ物を知らない。受けの強さと幼さのギャップにやられる。特に「抱かれたい」と攻めに伝える時の言い方が最高。受けを気遣って我慢していた攻めも最高。この二人をもっと見たいが続編はないのかな…
不憫受け良〜
2022年3月29日
この小説大好きです。中華風BL色々読みましたが、この作品はめちゃくちゃお気に入りです!挿絵も綺麗で大満足。
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面白かったです!
2021年10月18日
瑞龍と秀瑛の会話が楽しく読まさせて頂きました
秀瑛がかわい〜い。
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やっぱりね
ネタバレ
2020年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新王になった秀瑛が一人で残されたところから違和感があったけど、やはり酷い真実が隠されていた。つい憎まれ口を叩いてしまう秀瑛だけど、広い世界を教えてくれた瑞龍と仲良く良い国を作っていってほしい。
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捕らえられた王
ネタバレ
2020年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 敵国の王に捕らえられた王が主人公。
一緒に笛を吹いたり野生猫を可愛がって交流を深めたり、のやりとりが素敵でした
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ちょと泣けるけどいい話
2020年1月26日
皆さんが言ってるように、本のタイトルがピッタリな話。主人公の生い立ちがひどくて涙しますが、その後は大事にされて幸せになってよかった。
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面白かった。
ネタバレ
2020年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気高いのに愚王なの?
野卑なのに賢王、コッチの野卑ゎワイルドって事よねーって変換できるんだけど。

読み進めて納得。
最初の潔いシーンからは愚王に思えず。
ただ引っ掛かる所はあった!

奴隷として働かされてるときの酷いシーンに、ギャーと。
嘘でしょ、こんな展開するの?と思いましたが。未遂。
でもギリギリの描写で、かなり心配しました。
あードキドキした。

その後の愚王の語る今までの暮らしぶりから最初引っ掛かってた疑いは濃厚になり。
ワタシ(読者)と賢王には、分かってましたとも!
最後、真実を知ってしまうシーンは痛ましかった。

ソコを乗り越えて、二人が仲睦まじい描写が良かった。
ピッタリの題名
2019年12月29日
題名が全てを物語っているような素敵な作品でした。壬の国次代の王と育てられた秀瑛の高潔さと兎乃国の野性的な魅力の溢れる瑞龍。戦で負け捕虜として捕らえられた秀瑛の頑なさが徐々にほどける様が読んでいて楽しかったです。
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よかったです!
2019年11月21日
動物が出てくる作品が好きなので、こちらも可愛い?マヌルにやられます。本来は凶暴なマヌルだけど、受けにのみ心を許しているのがいい!受け、とはいっても男気に溢れていて、凛々しくかっこよい。攻めと受けが心を通わせていく様が、よかったです。
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当たりでした
2019年10月4日
敵同士でしかも王様同士のお話なので過程に無理がないかとかちょっと心配しながら読んだんですけど、話がよく作り込まれてるなと思いました。意地悪な攻めとプライドが高めな受けの2人が痴話喧嘩しながら打ち解ける所が良かったです。あと、キーパーソン?のマヌルネコちゃんがとっても賢くて良い奴でした😊
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ツンツンデレ( *´艸`)
2019年8月20日
受けの秀瑛が気が強い。
読んでいてまったく可愛いげがないのに
時折かわいさが見られて、
攻め瑞龍もこれにやられたのだなって思いました。
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良かった♪
2019年7月25日
受けが不憫なんだけど、不憫だと思ってなくて気丈でしっかりしていてすごく素敵な受けだった。二人の掛け合いや、段々と分かち合っていく過程はすごく良かったです。
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タイトルが◎
2019年6月14日
受けが幼くか弱い不憫受けではなく、辛い境遇ながらもしっかりとした矜持を持った受けで、攻め様との掛け合いが楽しかった。この攻め様がまた、懐の広い本当にいい男で、いい。おもいっきり溺愛されればいいと思う。
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おもしろかった
ネタバレ
2019年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全243ページ。イラスト有り。28歳×18歳。中華和風ミックスの異国系な世界観で挿絵も雰囲気にぴったり合っていて美麗でした。主人公が不憫で作者様の他作品「そらのだいじな旦那さま」同様に大枠は王道ストーリーですが、受が気高く芯があるタイプで不憫受ものによくある幼さやか弱さ、なよなよ感はありません。でも見た目が美人設定のためか読んでいて想像する絵面が男臭すぎずきれいで、不憫不遇な部分が際立ち活きてきていて良かったです。美しさもありながら男っぽさもしっかりありそれが絶妙で作者様の巧さを感じました。名前や国名などはすぐ入ってはきませんでしたが読み進めていくと慣れました。注意要素としてはモブレ未遂があります。Hシーンは最小限でストーリー重視です。内容に不足は感じず満足な読後感ですが、満足が故にいつか続編も…と期待したいです。王族もの不憫受けが好きな方には文句なくお勧めします。
文句なく☆5!!
ネタバレ
2019年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は男らしい受けが好きなことと、あまりにも受けの境遇が劣悪すぎると非現実的過ぎてお話に入れないこともあって、今まではあまりにも不憫すぎる境遇の受けとそれを救う王子様攻め、という感じの設定はあまり好きではありませんでした。今回はレビューがよかったので恐る恐る購入してみたのですが、大正解でした!受けの境遇を自分に置き換えてみると、苦しすぎて自我が崩壊してしまうんじゃないかと思うくらいにつらいのですが、受けの全てを包み込んで受け止めてくれる攻めが素敵すぎて、受けは愛されながら死ぬまで幸せに暮らせるだろうなと安堵しながら読み終わりました。受けが自分の命が失われることよりも、攻めに裏切り者だと勘違いされることの方が嫌だと感じるところがいじらしくて切なくて、でも度胸もあってとても魅力的な人物でした。2人の言い争いもかわいいですし、マールもかわいいし、最初から最後まで楽しく読めました。おススメです!
猫みたいな受け
2019年4月9日
面白かった!この一言につきます。人物がとても魅力的なだけではなく、話もテンポ良く進んでいき、人物の心情も読みとることができました。
あと動物が可愛いです。挿絵も美麗でした
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攻が大人
ネタバレ
2019年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻が大人です。決して押しつけがましくない包容力というか、受の心情を考えた上での言葉が素敵。
狭い世界で本当のことを知らず疑問にも思わずに生きてきた受に、世界は広いぞ、と少しずつ教える攻。攻の与えるヒントを反発しながらもきちんと努力して理解していく受。いいわー!
受の辛い時、この攻がいれば大丈夫、と思える関係性でした。
もっとこの二人でお話読みたいなー。
あともう一回くらい閨入れて欲しかったです>_<
受けが良い
2025年4月14日
何年も積読していたせいで買ったときはこういうのが好きだったけど今はちょっとなぁ…とテンション低めで読み始めたのですが、面白かったです。
結構な不憫設定なのに高潔で凛とした強さを持ってる受けがとても良い。攻めが受けに惹かれるきっかけになったシーンはそりゃ惚れるわーって感じでした。最近ツンデレ受けは苦手気味だったけどこの受けのツンデレぶりは許せました。
攻めも包容力があるし王としての有能さが良かった。
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最初の方、なぜ放置?
2024年2月7日
出会いは敵同士。でも瑞龍にとって秀瑛は敵国の王なんだから、労働させっぱなしで放置はひどい。監視くらいはつけるでしょう、と思いました。あの労働の間に秀瑛は過酷な状況に追いやられるのです。秀瑛の芯の強さや気高さを、過酷な状況に耐える様子を通して描きたかったのだと思いますが、あまり好きな展開ではありませんでした。その後の瑞龍と秀瑛の心を通わせていく感じは、とっても好き。囚われて初めて幸せや安らぎを知る秀瑛が切なすぎました。
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割と穏やか
ネタバレ
2023年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 王族を逃がすために形だけの即位をして、一瞬で捕虜になった王様の話。冒頭が酷だったけど、そこからは(本人はそうと思ってなくても)割と穏やかに溺愛されていた…
攻の瑞龍が懐が広すぎて、まさに王の器。視線が優しい。
ただBLにありがちな「男だけど妃になってくれ」ではなく「私と共に国を良くしていこう。臣下になってくれ」みたいな方向で、臣下でありながら事実上のパートナーとして生きていくのかな…と勝手に心配になった。
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浪漫
2021年8月23日
瑞龍がとにかく中身までイケメンなのよ。秀瑛は傀儡のように育てられたけど、自分はそれをわかってなくて、自国や父を愛しているのが切ない。マヌルはそんな秀瑛の清廉なところに共鳴して懐いたのかな。世界観に浪漫があって美しいお話でした。
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タイトル通り
ネタバレ
2020年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 敵国に攻め込まれて1人城に残ったまだ18歳の美しい新王、秀瑛。
秀瑛の国に攻め込んだ国の28歳の若き王、瑞龍。
秀瑛が信じてきた世界と瑞龍の知る史実があまりにも違う。
どちらが正しいのか?は自然に分かります。
ひと騒動あってやきもきしますが、お世話係のミトと猫のような野生動物(表紙のにゃんこ)マヌルに和みます。
素直になれないツンデレ秀瑛とイケメン瑞龍のケンカップルの掛け合いが良い。
お話は面白かったのですが、もうちょっといちゃいちゃが多い方が個人的には好きです。
レーベルさんの都合なのか、SSがないのも残念。
続編が出たら読んでみたいです。
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ちょっと矛盾も感じますが
2020年6月15日
純粋な王族ではなく人身御供にされたから お咎め無しにしたというのでは無いにしても処遇が良すぎるのでは無いでしょうか。母親が召使でも王のお手つきになったのであれば影武者でも王の血が混ざってるんですもの。影武者としてきちんと教育も受けず育てられたのが不憫だとしてもね?いっそのこと王の血は全く混じっていなかったなら納得なんだけど。
期待以上
2019年9月15日
値下げしていたので、あまり期待せずに購入しましたが期待以上の作品でした😄泣けました💦受けが不憫すぎてかわいそうでしたが、最終的には囚われて良かったんだと納得できる作品でした‼お値段のわりにいい買い物をしました🙂
レビュー買いでした!
2019年9月15日
心理描写があるのが受だけなので動揺や矜持、好意などが丁寧に描かれていて感情移入でき応援できます。不憫な環境にも負けず(あまり気づかず)寄せられる好意にも甘えられないといいきかせてもどかしい進み具合もいいです。受を良くおもっていなかった攻サイドの人たちや猫っぽい何かと仲良くなっていくのも可愛くてよかったです。
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亡国の王子
2019年7月5日
覇者×亡国の王子。大好物なんですが、ちょっと期待してる展開とは違ったのが物足りない。国が滅んで酷い扱いを受けるわけですが、その酷い扱いが攻め様によるものじゃないのがなあ…あくまで好みの問題です。すみません。
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攻めが素敵
2019年3月30日
作者買いです。受けが可哀想な展開ですが、懐の大きい攻めがついているので安心して読めます。甘々な続編が読みたいです。
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作者さん買いです。
ネタバレ
2023年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ そらの愛しい旦那様シリーズが好きでこちらも購入。
王道BLで安心して読める作品。
過酷な状況で育てられた受け王子と受け王子の国を攻め落とした攻め王子のお話しです。
受け王子は全て初めて攻め王子は途中から溺愛。

安心安全なBL小説です。
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溺愛ぶりは好き
2022年4月6日
色々簡単に行き過ぎかなって思うし、もうちょっと…と思うけど攻めの溺愛ぶりは良かった。ただ早い段階でお互いの気持ちが分かりすぎちゃって、もうちょっとモダモダして欲しかったかな。
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2人の関係が良い
ネタバレ
2020年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 騙していた親子には腹ただしいですがハッピーエンドになって良かったです。身代わりは辛かったと思いますがその分攻からの信頼もあつくなったのだと思います。対等な関係で素直に思っていることを伝えられる関係はいいなって思いました。
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囚われて真実を知る
ネタバレ
2020年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 逃げる父に代わり王になった秀瑛。敵国の手に落ち、囚人として過酷な労働をする日々。勝者の伝える歴史は都合よく改変されているもですが、それだけでもない様子。
犯されそうになった所を敵国の王・瑞龍に保護され、囚人ながらも交流する秀瑛。穏やかに日々も束の間、暗殺事件発生。さらに秀瑛が影武者の事実を知り瀕死の重傷。
瑞龍のおかげで父たちは捕まり、ケンカップルな二人は結ばれハッピーエンド。最後の方はちょっと上手く行き過ぎかも。イラストが誰かに似ているような?
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ツンデレ受がかわいい
ネタバレ
2019年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ もうほんとツンデレの見本のような受けが可愛くてしょうがない。
それでいて不憫受けでもあるところはこの作者さんのお得意分野というところでしょう。
そして包容責めも素敵。
安心して読めます。
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マヌルネコ
2019年9月27日
このところこの作家さんの作品を読み続けてます。不憫受けの多い作家さんなのかな?今回は舞台が架空の国だからか何故かちょっと入り込めませんでした。マヌルネコ?検索して画像で確認してイメージ膨らませました😄
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作家名: 野原滋 / 白崎小夜
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: シーラボ
雑誌: ラルーナ文庫