作品と出会ったきっかけは評価の高さとレビュー数の多さだけで、レビューは全く(あらすじさえも)読んでいませんでした。購入後は積んだままで読もうとしてもタイトル『白い森』からは、白という色の持つ清らかさよりも昔テレビドラマで見た「白い巨◯」のような威圧感や正義という名の皮を被った巨悪といったイメージが先行してしまい手を出せずにいました。改めてレビューをしっかり読めば、全然違う雰囲気で、これならばと読んでみたらイメージと掠りもしない内容で面白かったです。
始めこそサブタイトルの「始まりの前」とか内容とか、意味深でちょっと分からないかも…と思ったりしましたが、後でキッチリ回収されますし、繋げ方が上手いなと思いました。完結とはなっていませんが、一応の結末は迎えてる感じなので終わりなのかな。お子ちゃまや他キャラのその後などを知りたいので続編希望です。