正直、1巻だけではマリーの卑屈と言えるほどの自己肯定の低さがしんどいなーと思わないこともなかったのですが…愛情を注がれること、自分以外の人から肯定されて育つことって本当に大事なんだなぁと思いました。
両親の罪は重いですね。
お祖母さまを尊敬していたなら、お母さんは何故、そんな人になれるよう愛情を与えてあげなかったんでしょうね?
自分が至らない、自信がないなら自分のような思いをしないようにしてあげたいと思うのが親でしょうに…。
お祖母さまは自分の死期が近いのなら、もう少し孫たちがやっていける術を準備してあげるべきでした。
女傑と呼ばれた人も我が子は可愛いだけだったんですね…。そこか非常に残念。
とは言え、それがなければこのお話は成り立たない。
そしてマリーの葛藤…それこそ進んでは後退するを繰り返している感じがもどかしくて長く感じたけど、洗脳を解くのは本当に本当に大変なことなんだろうなとも思います。
自我を持ち、自分の欲求に素直に従えるようになるには、やはり周りの愛情が必要なんですよねー。
姉妹共々良かったです。
とりあえず2巻まで読み放題で読めましたが、3巻以降は少し時間をおこうかな…。
両親は酷かったけど、その他の名前のある方たちはみんな愛すべき人たちで本当に良かったです。