ネタバレ・感想あり叛獄の王子外伝 夏の離宮[文庫版]のレビュー

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どれも味わい深い!
ネタバレ
2025年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1つ目はメインCPのお話。本編で約束した事を実現する後日談。夏と海と温泉。ほぼ2人しか出てこないバケーションですね。
2つ目は1巻の東屋のシーンに出てきた色子のお話。あのキャラからこんな展開があったんだと。色子の主人もほんの少ししか出てきてなかったのにこんなに広げられたんだと。イチャイチャほぼないですが止まらずに読んじゃいます。
3つ目は他の方も書かれている通りチャールズ視点のお話ですが、本編後の世界でメインCPがお忍びで旅するお話でこちらもサラッと楽しいだけではなくて色々あって、そしてチャールズは本当に善良な人です。最後にみんなが思った通りのオチがついてスパッと終わります笑
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野心家の色子と堅物領主が好きなら読め!!
2025年1月3日
短編集なのですが、二つ目の「色子語り」が"野心家の色子が堅物で地味な領主に買われる"小説の教科書のような作品で、この組み合わせにちょっとでも"おっ?"と思った方は絶対に読むことをオススメします。
一巻からかませで出てきた赤毛の色子の一人称で語られるのですが、直接的な性描写はほとんどない上に(これは一冊通してそう言えます)短編という、短所となりうる全てを無視できる、「堅物×"野心家の"色子」に求めるもの全てがつまった傑作です。
ストーリーが王道を直進していくなかで、あの本編ではほぼモブだった赤毛くんがなんと魅力的なキャラクターになっていくことか!!あの、情けなかった主人は深みマシマシでこれ絶対後づけなのに素敵すぎる!!
正直、本編後のデイメンとローレントのラブラブ等を期待すると物足りないのですが、私と同じ趣味の方はそんなのこの「色子語り」が入ってるだけで帳消し、むしろこんな素晴らしいものを世の中に発表してくれてありがとう!感謝!!となること請け合いです。
絶対に一定数刺さる方がいるはずなので、どうにかその方々が見つけられるよう、このレビューが少しでもそのお役に立つことを祈っています。
あと、短編のうちメインの一作は本編後のデイメンとローレントが描かれているのですが、ローレントが本編と全く違う印象で、全ての謀略から解放された本来のローレントはこういう人だったのか、と、じんわりと感動できる、本編を補いより深く読めるようになる作品です。もっと書いてくれ、幸せな二人を、ラブを!ともどかしい気持ちになるけれども、本編を読み終わった人は読んで損はしない一冊ですので、ぜひ読んで今後の二人の幸せの予感を感じていただければと思います。
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もっと…
2024年6月28日
その後の二人を拝めるとはありがたい…欲を言えばもっと、続きもですが、あの人もあの人もアイツらもと尽きないです…今回特に良かったのはラストのチャールズの話、3人が微笑ましかった。
読める幸せ♪
2024年3月8日
その後が読めて本当に良かった~♪
王子達の話だけではないけど、あの人達があの時こうだったのか、と何だか感慨深かった。
布商人さん、とっても素晴らしい人柄が伝わってきて、何か胸がホカホカじわ~っとなりました(*^^*)この人大好きです(^^)d
どの話もとても良かった!けど、話の終わり方が突然なので、あと数行~!ってつい思ってしまいましたが、余韻と未来を楽しむにはこれでいいのかも…とも思いました(^^)
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王子達の未来と鈍感チャールズが微笑ましい
2024年2月29日
本編が良かったからこちらも…と思った方は、本編読後なるべく早めがいいと思います。私の場合、本編から今作まで半年ちょっとの間が空いていて、人名を思い出すまで暫くかかり、地名(首都や砦以外の小さな街など)に至っては思い出せないまま読み終えました。
作りとしては、表題作と番外編みたいなのが三作あります。ただ、時間軸が違っていますので混乱するかもしれません。最初と最後の二作は本編後の話で、真ん中の二作は本編その当時の時間軸の話になっています。
真ん中の二作は、「あの時メインストーリー以外の所ではそんな出来事もあったんだな」と懐かしく思いました。サブキャラから見た大舞台・主役という感じで、一風変わった雰囲気が楽しめました。
表題作は、なんて事はない長閑な風景と穏やかに流れる二人の時間が、とんでもなく価値あるものに感じる優しい話でした。戦い過ぎて…両国に攻め跡は残ろうとも、二人の間にわだかまりやしこりがないのならば、未来は明るいと感じられました。
私が一番面白いと思ったのは、最後のチャールズの章です。チャールズの場合、他キャラと決定的に違うのは「ある程度真実を知っている」事です。でも、それが「中途半端」なので、そこがこの章の面白さでもあります。真実を全く知らずに取る言動や行動も、中途半端に知っている者が取るものも、どちらも何かしらズレていて面白いです。
今回も行く先々で悪意を持って呼び込まれたトラブルに巻き込まれるチャールズだけど、持って生まれた性根の良さから得たものは、正に無欲の勝利がもたらしたものだと思いました。ラストのちょっとマヌケなセリフが最高でした。
番外編。
ネタバレ
2024年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編で語られなかった、ローレントとデイメンの甘々なその後がみれてよかった。
本編は、2人の甘々よりも、命のやりとりと、常に緊迫したなかにあったので、穏やかな時間が流れているのがほほえましい。
ジュードの話は本編で悲しい結末だけに、せつなかった。
本編を読んでいるなら、読んで損はないです。
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楽しい
2024年1月7日
本編の後の呑気な気持ちで読める4作。
ジョードの話だけは切なかったですが、本編の流れを考えると仕方なかったのかな。
ほかの3作は短くても読み応えもあって、すごくお得な気持ちに。
また番外編が出たら良いのに。
素敵な番外編
ネタバレ
2024年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編から続けて一気読み!!本編ではずっと張り詰めていたローレントが伸びやかに過ごしていて本当によかったね…という気持ちになります。デイメンは本編も番外編もずっといい男だ。二人が離宮で過ごす短編以外の、第三者の目線で垣間見る二人が無性に良かった。端役の色子と主人の話も読み応えがあって良かった!末路を知っているので切なくなるお話もありつつ、この作品の世界が深堀りされて読んで良かったです。英語版を見ると短編がいくつか配信されてるので、こちらも読んでみたいなー。(※よく見たら全部この短編集に入ってました…すみません)同じ作者さんの他の本も読んでみたいので邦訳を期待!
外伝の続編を待つ
2022年8月12日
表紙からもわかるように本編とはうってかわって穏やかでそれでいて充分読みごたえのある短編集でした。一話目こそふたりの王子の甘々なその後でしたが、ジュードやあの時のモブだった色子の切ないお話、人の善いチャールズとのほっこりする再会話と叛獄の王子の世界をもっと楽しめる内容。この作品の登場人物の多さはサイドストーリーの宝庫。いつかゲスな執政視点の話も読んでみたいな。
本編外エピソード!
ネタバレ
2022年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ デイメン視点ではないサイドストーリー。甘々なデイメンとローレントが読めます!もっとイチャイチャしてほしいと思っていたので大満足です!チャールズのところでもラブラブ!事情を知らないリチャードはデイメンの心配したりしてて、いいひとです。ジョードサイドもあり…。争いが終わって平和が訪れますように。
よすぎた〜
2021年10月24日
長いけど短くてあっという間だった…どの話もめちゃくちゃよかったですがとくに色子の話は、本編を別視点から見ることが出来、キャラクターのまた違った面が見れてよすぎた〜!
外伝はこれで終わりなんでしょうか?もっとお願いします…!
本編のあとで。
2021年8月25日
主役二人のハネムーン続編(甘い)、色子アンケルの番外編(面白い)、ジョードとアイメリックの番外編(切ない)、布商人チャールズ視点の続編(楽しい)の4本立て。
二人が新しい形の王国を創り上げていく様子が垣間見える、チャールズのお話が好きです。アンケルのお話も良かったです。
この作者さん、まだまだ引き出しに眠らせてるキャラ設定あると思います。二人がどんな王様でいるのか、続編も読みたいなぁ〜
安心して読めます
2021年3月31日
本編ではジェットコースターのようにハラハラドキドキしたり辛かったりしましたが、こちらは案して読めます笑。ラブラブです!
その後の彼らが見れて良かった!
2021年1月5日
様々な視点、時点で語られる二人が、はた迷惑なくらいラブラブで楽しいです!本編読了後に是非どうぞ~。
短編集
2020年4月14日
短編4話収載。

夏の離宮
色子語り
春の青さはうたかたの
布商人チャールズの冒険

夏の離宮は単話で売られてる物と同じ内容なので、重複購入に注意。
戦いが終わりようやく訪れた二人の蜜月。約束の地でのお互いの最後のわだかまりを洗い流す。本編を読んだ後は、穏やかな二人の様子に涙が出そうになります。

色子語り
ヴェーレの貴族の色子アンケルの話。本編1巻で登場した色子です。これを読むと、アンケルはただの野心家の色子などではなく、賢く努力家で情の深い男なのだと分かります。デイメンが認めていた訳です。

春の青さはうたかたの
ローレントの近衛隊長ジョードの話。
過去のローレントとの絆、アキエロスへの旅路でのジョードの葛藤、アイメリックとの淡い恋。確かに二人の間には愛情はあったのだ、と思いアイメリックの選択に悲しくなります。

布商人チャールズの冒険
まさか、短編でこんなハラハラドキドキした旅を読ませてもらえるとは!
チャールズ視点で書かれてるので、彼らしく鷹揚で落ち着いた語り口ながら、旅路でおこる様々なトラブルへの動揺が見られる。チャールズの人の良さを存分に感じながらも、相変わらずのローレントの知恵者ぶりに胸を空く思いを感じられます。
こんな話をもっと読みたい!
その後
2024年3月10日
彼らのその後が読めたのが何より良かったです。野心的な色子、そして自身の立場を残酷な程に理解している貴族の子息のそれぞれの小さな恋の物語も本編のお話しにより深みを加えてくれました。布商人チャールズはこの時には少々重い物語にコミカルで心温まる場面を提供してくれる貴重な存在で楽しかったです。
楽しかった。ですが挿絵が無い
2021年6月23日
楽しかったけど、もっと二人のラブラブが読みたかったな。そこが少し残念でした。
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短編4つ
2021年6月21日
本編のすぐ後、行こうと約束していた離宮に二人で行く話。デイメンを口でやってた赤髪と緑の目を持つ色子目線での当時の話。ジョード目線での当時の話。本編後のローレントが、王になる戴冠式前に布商人チャールズ一行とレイメン(身分を偽ったデイメン)と旅する話をチャールズ目線で。こぼれ話的な感じで、どれも楽しく読みました。改めて執政の恐ろしさを再確認し、幸せな二人を再確認し、良かった良かったと満足です。
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