御曹司シリーズ3・4作め。それぞれキャメロンとコンラッド兄弟が主役の話でした。
前作のシドニーといいキャメロンといい…見目麗しいスパダリであるのに、ちょっと油断すると変態ぽい素の部分が顔を出すので笑っちゃいました。巡とのやり取りはそんな風に楽しく読ませつつ、事件・事故絡みでは少し複雑にしてあって、ギャップが面白かったです。
兄のコンラッドの巻まで読むと、「こんな家柄の良い家の御曹司なら、間違いなく後継者問題が上がると思うのに、こんなにBL率が高くて大丈夫かな」と心配になりました。
それはさておき、このシリーズの攻め様は大きく２パターンあって、クレイグ・コンラッドのような冷静沈着・見た目も中身も頼もしい大人のスパダリと、華やかな外見のキラキラ王子様タイプに分かれると思います。そして王子様系は、見目麗しさに騙されがちですが、若干変態ぽさがあるような…。見てる分にはキラキラも変態ぽさも良いんですが、現実的にはコンラッドみたいな大人な方が安心できるなと思いながら読みました。
恋愛面では王道を守りつつ、事件関連のあれこれはシリーズが進むごとに複雑になっていたり捻りが効いていたりで楽しめました。
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