作家様買いです。以前も同じような魔法使い系を読んだのですが今作の方が好きでした。
今回は、ヤリ○ン貴公子ミケーレと陰キャ魔術師ネロのお話。いつも感じるんですが作家さんが描くキャラって何故か憎めないんですよね。ミケーレは美形で朗らか、流され侍のような貞操観念の持ち主なんだけど嫌味がない。ネロはネクラで自己肯定感低めなんだけど、やる時はやる男。そんな正反対な2人が一緒に生活をしていく中で、ミケーレは本当に大切な人が誰かを知りネロはミケーレの意外な面を知ってもっと好きになっていく。全体的にコミカルなんですが、ミケーレにかかった魔術を解く際に残したネロの手紙で不覚にもホロッとしてしまって。。
今作ではイラストの効果もあってか、シヴァ犬が想像の上をいく大きさなのに可愛いの。これ反則w願わくば、ミケーレの長兄とネロのご対面を見てみたかったです。