ネタバレ・感想あり幾千の夜を超えて君とのレビュー

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作者様がどうしても書きたかったラスト
ネタバレ
2024年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ わたしはこの終わり方がとてもいいなーと思いましたね。幻想的で、エモーショナル(エモいと略さずに言いたくなるエモさ)(←結局エモいと言っている)いつかまた、巡り合い、出逢う時がくることを予感させるようなおわりかただと思います。きっとこれからさき、何度別れても再会する2人だ。この作品は、地の文もいつもの中原先生とは一味違います。より文学的で、感傷的です。それが作品と合っていて、圧倒的「静」の世界観を作り上げています。この作品は感想がむずかしいな。頭で楽しむんじゃなくて、心で感じてほしい感じだ。溢れるマインドに耳を傾けて。
未来永劫
2023年12月18日
不老不死の薬を飲んでしまった男が最期を迎えるその時まで、永遠に繰り返される出逢いと別れ。これこそ正に、永遠の契り。最期の最期には二人で幸せを掴むことと思います。
涙が止まらない
2022年12月11日
作者さまは、この終わり方は賛否分かれるかもしれないと後書きで書かれていましたが、私は賛です。涙が止まりませんでした。迷われている方はぜひ読んで頂きたいです。
皆様の長いレビュー欄
2022年8月25日
輪廻転生の輪から外れた者と、輪廻転生の輪の中にいる者の話。死にたい男と死なせたい男。読後感は優しく、胸が詰まる話でした。
巡り会える奇跡
ネタバレ
2022年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつか巡り会って…と、強い想いをもつ清はその約束を果たすために矢代の記憶に潜んでいた。そんなことは司波も当の矢代も知らない。でも、巡り巡って出会った2人は一緒に居ることができたわけです。それぞれが辛い、哀しい気持ちを抱えていた。愛する者が失われるかもしれないという恐怖。それに対面した時に、救いたいという一心で間違った選択をしてしまった。後悔したとしても。ラストは作者様が後書きに書いたように賛否あるのかもしれません。でも、作者様がいたからこそ、生まれた作品。作者様が良しとするラストでいいと思うのです。読者の顔色を見て欲しくない。わたしはこのラストが大好きです。物語の始まりと同じ。
優しい雨が世界を包むんです。
みなさまと同じくラストが。
ネタバレ
2022年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラストは、実体のある清に再会させてあげてほしかたな。
リアルに考えちゃうんだけど、雨じゃあ、すぐにまたお別れじゃないの。
何百年も待って、それじゃあ可哀想に感じます。
引き込まれ不思議な余韻に包まれた
ネタバレ
2022年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不老不死の体になって死にたいと思っている男とそんな男に寄り添い死ぬ方法を探す男の物語です。
題材が題材なのでずっと張り詰めた空気が漂っていて、読みながら何度も重苦しいと感じました。
明るく幸せな部分はあまりなく、正直ずっと辛いです。しかしその緊迫感がこの物語には合っていて、抑えたトーンの静かな筆致の中に言い知れない悲しみ過酷さが滲み出ていてものすごく引き込まれました。
ずっと胸がザワザワしながらも彼らがどこへ行き着くのかが気になって、一気読みしてしまいました。

できればラストは「良かった」と思って終わりたかったです。司波の置かれた状況があまりにも辛すぎて、解放してあげて欲しかったというのが正直な気持ちです。すっきりは出来なかった。これでは司波ばかり負担が重過ぎないかと思ってしまいました。
しかし決して嫌な読後感でもありませんでした。唯一無二の存在を信じて求めて生き続ける司波がこの上なく幸せそうであるから、悲しくもあるが崇高な気持ちにもなりました。
この作品は一言では言い表せない不思議な余韻を残してくれました。しばらく司波に思いを馳せてしまいそうです。
優しいお話でした
ネタバレ
2021年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死にたいと願う不老不死の男(司波)と、司波の願いを叶えようと手伝う男(矢代)のお話。
司波の過去や幼馴染への思いを知ると切なく、また司波が抱える罪悪感が長年に度り彼自身を苦しめている状況にたまらない気持ちになりました。「死なない」というより「死ねない」という事がどれほど辛くて自身を苛むか、こんな不平等は過酷すぎると思わずにいられません。
だからこそ、荒んでいる司波が矢代の存在に救われ癒されていく様子にこちらまで優しい気持ちになってきて。矢代もある種の悩みを抱えていますが、お互いが自身の問題を昇華して求め合い心が晴れやかになっていくところは自然と目頭が熱くなりました。
賛否両論かもと作者様が懸念されたラスト、他のレビュアー様方が仰るように私もこのラストが好きでした。枯れた大地に降る霧雨は、司波だけでなく誰をも優しく包み込むようで矢代の深い愛を感じたほどです。そして、司波の破顔した姿が目に浮かぶようでこちらまで嬉しくなってきました。
20周年おめでとうございます、先生の作品に出会って私の心も潤いました。これからも応援したい作家様です!
哀しくて愛おしいお話
ネタバレ
2021年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不老不死の薬を飲んでしまい永遠の命で彷徨い続ける男と閉暗所を恐れ普通の生活が出来なくなった男。死にたい男と死なせてあげたい男が少しずつお互いを知り惹かれていく。あまりに苦しくて涙が出ました。ラスト、僅かな希望を胸に海で再会する2人に心が震えるような思いでした。
良かったです…が、ラストで評価分かれそう
ネタバレ
2024年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話・切なさ・エロと自分的BL三要素が揃っていましたが、ラストが合わず4に。攻は不老不死で受は生まれ変わりの輪廻転生もの。前世受は結核の攻を助けたい一心で万能薬と聞いた薬を盗んで飲ませます。回復した攻は受が囚われたと聞き救出に行くも拷問された亡骸が。以来攻は受を死なせた苦しみを持って生き続け、受も拷問時に薬の効能を知り罪悪感を持って亡くなっていました。それなのに攻は現世受に惹かれる気持ちを止められず、現世受も攻には想い人がいると知りつつ好きになり。ちなみに前世では悲恋でH無し、現世では溢れる気持ちを抑えられずで一回、事件後に一回、受に記憶が戻ってから一回で回を追う事にエロく。これでラストが合えば言う事無しだったんですけどねえ。攻がキツくないならいいけど自分的にはメリバでした。残念😌
ラストが...
ネタバレ
2022年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不老不死の身体を持てあまし死を願う司波と死ぬ方法を見つける手伝いをすることになった八代。死がテーマなためか ずいぶんシリアスな展開でした。あとがきで中原先生が「賛否分かれそうな(否のほうが多そうな)終わり方」と書かれていて、確かにと思いました。「ピ」というより「ファッ!?」のほうなのですが、ラストで突然SFになってからスピリチュアルになったようで、ちょっと混乱しました。ダライ・ラマみたいにそんなに時間を置かずに転生してくれたらいいのですが、時の隔たりがありすぎてこれは大変だなと。そのうえスピリチュアルですし。お星さまになったみたいでさみしさを覚えました。ロマンを感じるより辛さを感じてしまいました。
2021年8月 総229ページ 挿し絵あり
帰る場所ができる話
ネタバレ
2021年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 意図せず不老不死になった人と自身も原因がわからないトラウマ、恐怖心を抱える人との話です。どうせ死なないから大丈夫だと言う攻めに、でも痛みはあるんでしょう?と言える受けの優しさがとても好きでした。自分よりも自分の命を大切に思い心配してくれる人の存在のおかげでまた死ぬのをやめようかとなっていく攻めを見ていくと二人が出会えて本当に良かったと思います。作者さんもあとがきで触れていますがラストの再会シーンについて、確かに好き嫌いは分かれるかもしれませんが自分はあの終わり方がとても好きでした。そしてこの先も何度も二人が再会出来たらいいのにと思いました。
慌しかった
ネタバレ
2023年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元々前世で惹かれ合った仲だから?それでも受けの気持ちの変化が早急だったように思います。そしてお話し全体に慌しかった印象が残ります。学者さんと娘のエピソードも何か取って付けたような感じで物語にあまり貢献していないかな?最後は美しく幻想的に終わってますが、願わくば不老不死の彼自身の終わりも示唆してくれる内容だったら良かったなと思いました。
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文章レベルが低すぎます
2022年4月2日
読みづらくて途中で読むのを断念しました。
初めての作家さんだったのですが、登場人物の行動や思考回路がご都合主義過ぎる上に、作家さんの文章力が低すぎて、買うんじゃなかったと後悔しています。
しかも新人さんではなくて結構ベテランの作家さんなんですね。。。
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