『天馬シリーズ』や『天才魔導士の過保護な溺愛』『有翼の〜』でも思いましたが、どれも世界観の作り込みが素晴らしいです。同じ創作ものでも、有名どころのドラゴンやバンパイヤとかなら(素人考えですが)多少のアレンジを加えて想像することは出来そうな気がします。けど、先生の場合はかなりオリジナル色が強くて難易度が高い気がするんですよね。
今回は中華風のお話で、人名や地名・建物・食べ物などは読みまで中国語で本格的でした。それらと中国っぽい怪異が合わさって面白かったです。何かもが本物っぽく臨場感いっぱいに楽しく読みましたが、先生曰く「書籍からの引用(事実)と創作が合わさっている」そうです。とてもそうは思えない本格的な世界観が素晴らしかったです。なので、続編か景を主役にしたスピンオフなんか出たら面白そうでいいなと思います。