御曹司でバツイチのヒーローが孤児で施設育ちのヒロインに惹かれていくお話。ヒロインは育ってきた環境を気にすることなく、淡々と物事を進めて行き他人にも期待せず1人で生きていくものだと思っている。そのために仕事も一生懸命だし資格を取ることにも努力を惜しまず、社長賞をとるほど頑張って直向きに真面目に生きている。ヒロインの勤めている会社の副社長であるヒーローがそんなヒロインにだんだんと距離を狭めてくる。でも、ヒーローはそんな自分行動が好意からではないと否定するほど鈍感で抜けている。それでも思わずヒロインにキスをしちゃう←ここ読んで!胸キュンだから!ヒロインは一夜を共にしてもその行為に至った相手の気持ちに期待はしない。それでいてヒーローとのデートコースを違う人と行った時の違和感にヒロインの気持ちがヒーローへと振り切れる。動物園やテーマパークでのヒロインの可愛いさ!ヒーローでなくても可愛がりたくなる。無理なく2人の気持ちが一つになる幸せ。悪い人も邪魔する人も出てこなくて心が安らぎ2人のいく先をずっと読んでいたくなる作品でした。