ネタバレ・感想あり後妻の捧げる深愛は運命の糸を紡ぐ【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】のレビュー

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根深い問題
ネタバレ
2025年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 後書きにもありましたが亡くなった前妻を乗り越えるのは難しいですよね。後妻はこれ以上汚れようのない前妻との思い出と、夫は前妻への想いが薄れたり自分だけ幸せになることへの罪悪感と戦う。幸せになるのに本当はダメなことなんてなくて、周りの人たちも夫も、前妻が亡くなったことを受け入れて前を向いていかなければなりません。戦うのは自分の気持ちに折り合いを付けることです。本作のヒーローはうじうじしてばっかりで積極的に乗り越える気がなかったものの、ヒロインの若気の至りパワーが炸裂したのが良かったです。
心にちゃんと刻まれてるよというアピールを形にしたかったんだとは思いますが前妻とのツーショット肖像画をわざわざ持ち出して飾る必要があったのかよく分からなかったです。毎年の命日のお墓参りじゃダメだったのかしら?
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哀しみの先に
ネタバレ
2024年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終始切なさに彩られている作品。最愛の先妻を亡くしたヒーロー。明るく聡いヒロインはそのヒーローの後妻として嫁ぐ。先妻を忘れることはないと告げられ、それでも大丈夫と受け入れた筈だった。夫婦として生きていく中で環境も心も変化していく。愛されないと分かりながらも期待してしまう。いつかはいつに日にかと……。ある日ヒロインは妊娠を告げようと訪れたヒーローの執務室で、ヒーローが先妻の名を呼びながら涙する姿を目にして打ちのめされる。自分は決して愛されないと突き付けられた衝撃に。愛しあいながらも離ればなれになる辛さ。愛しながらもそれを告げられない哀しみ……。
タオルハンカチを用意する事をおすすめします。
切ないです。
ネタバレ
2024年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ WEB掲載の頃から好きお話でした。みんなの憧れの美男美女夫婦(しかも10代から10年近くも)の、愛妻と死に別れたヒーローに嫁ぐヒロイン。賢明で堅実な立ち居振る舞いと才覚で、社交界での居場所を自力で作り出します。前妻もヒーローも義両親もいい人なので、物語は一見穏やかに進むけれど、夫に片想いしてしまったヒロインと、前妻への想いと葛藤するヒーローが両想いになるまでが、とにかく切なく苦しいです。再婚の人と結婚する時は、死別した人より離婚した人が良いといいますものね。思い出はますます美しくなっていくし、死別は想いが強く残されますものね。後妻に捧げる応援歌のような、めずらしいお話でした。
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後妻ブームへ
2024年3月3日
ありそうでなかった後妻の話。やはり、2番目の妻って印象悪いので。こんな後妻の話もよろしいと思います。後妻ブームになりそう。若い妻は賢いのが良い。

さて、作家さんの初めて読みましたが、良かったです。絵も良かった。すらだまみさん、印象的な絵です。カラーはバッチリ映えます。次作も楽しみです。

新しいレーベルなのですが、高い!金額が高い!ページ数は多いのかしら?普通の2倍しますよ。私はクーポンで買いました。
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価格が〜
2023年11月27日
価格が高いけれどストーリーはとてもよかったです。憧れの愛し合っていた夫婦も片割れが早く亡くなってしまうなんてあり得ること。こんなふうに愛を育みあえるようになって素敵でした。おすすめです。
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後妻かー
2023年10月11日
よくあるのは、継母に虐められるヒロインの話だけど。前妻を忘れられないヒーローに嫁ぐとは。3人とも素敵な人だけに行き違いが辛い。
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手元にハンカチのご用意を!
2023年10月7日
愛する妻を亡くし憔悴するヒーローと、後妻として嫁いでくるヒロインが、本当の意味で夫婦になっていく物語。
涙あり、クスッと思わず笑ってしまうエピあり、キュンキュンあり、エロもしっかり!
大人女子必読です♪♪
主人公の令嬢が聡くてカッコいいよ!
ネタバレ
2024年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじからの印象だと『後妻になった令嬢の切ない結婚生活の物語』だと思う方も多いと思います。
でも、読み始めると導入からのイメージは明るい空気感。物語の軸はあらすじ通りなんですが、主人公ソフィアのキャラ設定がとても社交的で賢く、頑張り屋さんでプラス思考。切ないと言うよりソフィアの素晴らしい人柄を読んで応援したくなるストーリーでした。
そのせいか、ソフィアへの好感度が高い分、前妻を忘れられない『真面目で誠実』な夫セドリックが情けない頼りない夫にしか見えてこなくて。。。途中から『ソフィアはこんな夫のどこを好きなの??ソフィアにはもったいない!』という思考に。
個人的には、学園時代からの幼馴染のヴァンサンの方が好きかも。学生時代からずーっとソフィアが好きで、ソフィアにプロポーズをする為に海外へ遊学に行ったほど真剣にソフィアを想い続けてくれている。帰国してソフィアの結婚を知りショックを受けたものの、ソフィアの立場を心配して常に遠くから見守り、諦めずに好き好きアピール。行動力もあって、考えをハッキリ言える性格。絶対にヴァンサンの方が結婚して幸せになれると思って読んでました。
ソフィアとヴァンサンが最後結ばれるストーリーでも、また面白かったかもしれない〜
何でセドリックが良いのかなぁ?〜

そんな気持ちが残ったので、面白いけど星は4つにしました。
健気
2024年4月23日
賢く健気なヒロイン。人気者の後妻におさまったというだけで誤解され嫉妬され、つらい目にあうので、「夫よ!しっかり支えろよ~!!」とやきもきしてしまいましたが、夫にも夫なりの葛藤があるのですね。幸せな結末にホッとしました。
読みやすい文章で最後まで一気読みしました。
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切ない
ネタバレ
2024年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 社交界で憧れの的だった夫婦。ヒロインも二人を崇拝していた一人でした。数年後その夫婦の妻が他界し、条件に見合ったという理由でヒロインは後妻として嫁ぎます。結婚するにあたり、夫であるヒーローからは前妻を忘れられないと告げられ、愛のない結婚生活が始まります。ヒロインは納得した上で結婚しましたが、前妻が皆から慕われていたこともあり、後妻という立場はやはり神経を使うものでした。それでも自分の役割を全うしようと奮闘します。そのうちにヒーローが大切にしてくれていることを感じるようになると、愛されたいと思うようになります。ヒーローは自分ではなく前妻を愛しているということが苦しみとなり始め、そんな時に妊娠した事が分かります。ヒロインの気持ちの変化や周りの人物との関わり、ヒーローの気持ちの変化が丁寧に描かれており、読み応えがありました。ヒーローはエリートであるのに何となくはっきりしないので、ヒロインばかりが苦しんでいると思っていましたが、ヒーローはヒーローなりのストーリーがあり、それを読むと、なんということか!切ない!と思わずにはいられません。遠回りをしましたがその分絆が深まったようにも思いました。ラストはヒロインの努力が報われ、幸せになって良かったです。
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冒頭までが長い
2024年3月1日
やっとプロローグにたどり着いたのが、全13章のうち終盤の10章(作中で2年経過)。
それからヒーロー視点の振り返りが挟まったり、ほとんど動きなく終わる。
面白いけど地雷有り
ネタバレ
2023年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 内容は切なくて、でも1巻完結なのでダラダラもせず良かったです。
しかし、妊娠中の行為が好きでは無いのでその辺りは読み飛ばしました。
切ない
2024年8月7日
夫が前妻を引きずってるのを承知での再婚だから仕方ない?けど、幸せな筈のシーンでもどこか切ない雰囲気。前妻の影が家の中だけじゃなく世間でもって結構辛いよね…
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モヤモヤ
ネタバレ
2024年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わった時、モヤモヤしました。何でスッキリしないのか考えてみました。とにかく、ヒーローが情けない。いつまで、後ろ向いてるのかな。うじうじしてて、全然魅力無し。何か活躍したの?顔が良ければいいの??主人公が、ヒーロー好きになる要素あったかな?主人公が前向きで、強く生きてるから、対比で、ヒーローの情けなさが際立つ際立つ。
最後の元妻の肖像画のせいで、主人公の現実離れした寛大さにどん引きました。現実、こんな人いないよ〜。
肖像画が無ければ、主人公の好感度高めで終われたのにな。。残念。
リアルにはないな。。
前妻を引っ張り過ぎて萎える
ネタバレ
2023年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインと結婚後、夜を共にするようになり心を通わせたあとも、前妻の部屋や花壇をそのままにしてることに、人として無神経過ぎるとヒーローに腹が立った。ポイント代高いけど途中で読むのやめようか迷うほどに不快な描写だった。
クライマックスで、夫との将来を思い悩み実家に帰ったヒロインに、ヒーロー夫が焦って思いを伝えにいった時も、
前妻を忘れない、2人を愛してるけどいいか?みたいな、まさかの告白にもドン引き。
生きてる人間のが大事なのにあえて言う必要ある?
夫を愛してしまった後妻は亡くなった前妻に敵わないから許すしかないじゃない!
一般的に、生きてる2人を同時に愛すると責められるのに、片方が亡くなってるなら、2人を愛する夫は
素晴らしい男だと思わそうとしているようで、
夫にだけ都合よくてモヤる。
そこはせめて暗黙の了解で言わなくてよくない?
正直過ぎることを美徳とするなら、ヒーローは後妻なんてもらわずに前妻を思って一人で生きていけばよかったのよ。
ヒロインとやることやってるくせに
ヒーロー夫には覚悟を感じられず、
男に都合よすぎて嫌悪感しか湧かなかった。
本編最後に部屋も花壇も変えたことはよかったと思ったのも束の間、
優しすぎるとは思いつつ応援してたヒロインまで、
ヒーロー夫と前妻の肖像画を引っ張り出して飾ったので偽善にしか見えず一気に冷めた。
子どもができたのに、さすがにないわー。
それを懐が深いとは言わないわ。
気持ち悪くてぞっとする。笑
おまけに番外編まで前妻の墓参りエピソードがじっくりあって途中で閉じたわ。
読むほどに、ヒーローはもちろんヒロインにもまったく共感できなくなったけど、
あとがきを読んで作者様が前妻のパトリシアに感情移入をして書いたとあったので、いろいろ納得しました。
ラブストーリーなら、ヒロインを大事にしてほしい派でヒーローには自分から行動を起こしてほしい派です。
ヒロインを守れないヒーローが嫌いな自分が合わなかっただけですね。
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作家名: 吉見依瑠 / すらだまみ
出版社: MUGENUP
雑誌: Ruhuna