ネタバレ・感想あり獣はかくして囚われるのレビュー

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ちょっとつらい巻
ネタバレ
2025年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鹿倉が少し闇の世界へ突入?したため、ゼロとの距離があいてつらい巻になりましたね。
桐山が助けてくれたようなそうでもないような。
相変わらずのいやらしさ、3巻続けて読むと少し慣れたきたかもしれません。
笹団子のストラップのエピソードはなんか2人ともかわいいですね。
ゼロがなんだかんだ助けてくれるのがかっこいい。好き。
オークションに出されたりするところはハラハラしましたが。
そして、衝撃の事実が発覚しましたが、鹿倉がゼロと勘違いしたりする箇所もところどころあり、そこまで意外な感じでもなかったかも。先生もあとがきで書かれてましたね。
イトウはあの後どうなったんですかね・・・桐山にお仕置きされた?
カワウソくんもとっても頑張ってましたね。最初当て馬キャラなのかと思ってましたが、本当に味方になってくれるいい後輩。
最初の登場人物紹介のイラストが美しすぎて、これだけでも価値あると感じました。
濃い〜世界
2025年3月6日
ダークな濃い世界。今回も凄かったです。これひょっとしてバドエンなのでは?と途中怖かったけど、新刊発売されたから大丈夫なんでしょう!萎え萎えな鹿倉が可愛らしかったです。
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核心に近づくにつれ脇の存在感が強くなる
ネタバレ
2024年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 別の作家さんの作品でも、マカオとか地下組織・マフィアの類の話はいくつか読んでいるので、その辺のやり口を細かく描写されると、貶められた人達の心身の状態や状況・冷酷さをリアルに想像せずにいられなくて、心がビリビリしました。
自分から飛び込んで行ったとは言え…勝算がゼロではなかったはずの鹿倉が絶体絶命のピンチに陥った時は、映画さながらの緊張感でズキズキ痛む胸を抑えながら読みましたし、助けられた時は手に汗握る展開に「おぉー!!」と思いながら「えぇ!?」と興奮しました。
ここまでも主役の二人はずっとカッコいいし、それぞれに存在感を強く放っているけれど、今回は脇役の桐山とカワウソ君が独特のオーラを放っていたと思います。カワウソ君は、真っ直ぐで先輩思い・色々弁えていてデキル後輩筆頭の将来有望株。桐山は…相変わらずの変態だけど、立ち位置が明るみになるにしたがって「根っからの悪ではない」ような気がしました。カラーとしてはゼロに似てると思います。限りなく黒に近いグレーのような。冷静に分析してみると、この桐山のポジションって、かなり美味しいというか面白い気がします。次巻でも脇の二人が更に存在感を出してきそうで楽しみです。
必ず助けにきてくれるゼロ
2024年5月5日
何があろうと、受けが毎回ヘタ踏んでも、必ず助けにきてくれる攻めは、やっぱり最高だと思う。それだけで萌えます。
漢たちの鬩ぎ合い
2024年3月31日
シリーズ、佳境のようです、桐山のこととか、ゼロと鹿倉のこと。カワウソくんも頑張ります。どんな結末を迎えるか…わからないですけど、ゼロと鹿倉は離れられないと思うのです。小山田あみ先生の美しく色気のあるイラスト世界と、沙野先生の作品世界がベストマッチです。次作が待てないくらいワクワクしてます。
ますます目が離せない
ネタバレ
2024年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 光と闇、白と黒。一緒に居られるはずがないのは承知の上で惹かれ合う二人。相反する二人の力を結びつけ、絶対的な物にしていかないと勝てない者を相手にどう闘うのか、次巻が楽しみです。
面白さは間違いない
2024年3月16日
獣はシリーズ3作目。前作「獣はかくしてまぐわう」から1年以上、ひたすらお待ちしてました!
ハードボイルド、警察モノ、裏社会、強気受け、男気ベタ惚れ攻め(独占欲強め)がお好きな方は是非。
ただ、この3作目から読むと分からない部分が多いので、1作目の「獣はかくして交わる」から読むのがオススメです。出会えたことを感謝するほど面白いです。鹿倉(受)の矜持とゼロの覚悟と2人が強く惹かれ合う様が、ヒヤヒヤドキドキのストーリー展開と共にキュンキュンしながら楽しめます。
3作目の今作でも、完結はならず。囀る〜の2人のように、普通のハッピーエンドは不可能なキャラなので、互いの落とし所を見つけるまではいくらでも続きそうな気がします。というか、ここまできたらいくらでも続けて頂いて、鹿倉とゼロをずっと書いて欲しい!もう少し2人のシーンが欲しかった3作目なので。
笹団子とカワウソ
ネタバレ
2024年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ どうしましょう!メインの2人以外に目がいくわー。カワウソくんがかわいそうでかわいい♡いっぱい泣くわ凍るわ災難続きですがもっとください(笑)
ゼロの真実、変態桐山の相変わらずのなめなめ攻撃にまたかよ…感満載ですがなめの一手なんですよねー狙いはゼロねそうなのね、主要人物みんな拗らせてるけど終着を見ずには終われない!何気に煉条ぉをやり込めたのかゼロ!すごいぜ、そこもちょっと詳しく読みたかったわ(笑)ラストスパートの次巻期待してるよ!!
シリーズ3作目
2024年3月25日
パワーダウンした感じがありますが、個性的な登場人物に慣れてきたのかもしれないです。でも今回はあまり執拗で病的なのは無く、それは少し寂しかな?物語は佳境を迎える前のトランジショナルな意味では落ち着きがあり良かったです。最後に秘密の暴露があり次巻への期待を盛り上げてくれます。
シリーズ3作目笹団子と糸目とカワウソの回
ネタバレ
2024年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 楽しみにしてた3作目。
桐山、そうなのか〜。やっぱりなような、安易にそうしないでほしかったような、複雑な心境。

本作では、救えなかった人のことを思い苦悩するという、鹿倉の”まっとうな”人間の弱さが見れてよかった。ゼロとの行為に溺れる濡れ場は、溺れる様の生生しさに釘付け。覚悟を決めて「そっち側」にいったとして、最後はどうなるのか、けりの付け方がとても気になる。

ところで、シリーズが進むほど遠野とゼロの存在感が薄れているように感じる。遠野はここぞというときに大物感がない。アズハルのこともあるし、わざと小物風に書かれているのだろうか。ゼロは非常に都合よく助けにきたりしてはくれるのだが、なぜか活躍してるという実感が持てず残念。「こんな疵をつけさせやがって」とか、「このまま俺に監 禁されろ」などのセリフはおいしかったけれど。重要人物であるはずの2人に何とも言えない中途半端感を覚えた。
そして私が大好きな桐山は、通常運転での変態なめなめでした(笑)もっと変態爆発してほしかったな~。入れそうで絶対入れない桐山、もういっそ突っ込んでしまえー、でもやっぱり突っ込まないで―と、このぎりぎり感がたまらん。歯型はつけても最後の一線は超えないのが萌える。
また、今回さらにいい仕事をしてくれた笹団子のストラップ!シリアスな世界で要所に登場する笹団子、ミスマッチさが癖になってきた。ほんとゼロはどんな顔してこのストラップを使い続けていたのか。鍵は手放しても団子は捨てられない鹿倉といい、二人ともこそばゆいよ~、仲良しすぎるよ!笹団子の行く末も気になる!
あとはカワウソくんとか、新たに登場の脇役たちも大活躍で、さらに軽くなるゼロの存在感。とはいえ全裸で寝ている鹿倉の寝込みを後ろから襲ったあたりのやり取りとか、「こんな身体にされやがって」のくだりは私好みで大変おいしかったです。桐山と鹿倉が二人でいるとこに割り込んでくるゼロっていうのもよかった。もっとこの3人のからみがみたかった〜。

鹿倉の気持ちの変化とか、桐山の行為とか、掘り下げ切れていないように感じて、話の展開も物足りなさはあったけれど、密度の濃い濡れ場や、互いに煽り煽られる攻めと受けの感じとか、キャラ設定はやはりすごく好き。
私は沙野先生の「真面目な顔してふざけたことをやる」悪趣味感が好きなので、もっと振り切ってほしいかも。次も楽しみにしてます!
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ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館