ネタバレ・感想あり1945シリーズのレビュー

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涙が止まりません
ネタバレ
2025年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名誉ある死を望んでいた塁が、最後に望んだのは、
シニタクナイ。彼と、三上と生きていたい。
ただそれだけだった。
切なくて悲して、泣けてしょうがないです。

最後に彼の魂が、天国にあると知れた三上。
あの世でまた巡り会って今度こそ、幸せになれますように。

関係無いのですが、「戦場のメリークリスマス」を脳内再生しながら読むと信じられないくらい泣けます。。。
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スゴイです
2024年11月23日
1作目号泣です。泣けてきて、なかなか読めませんでした。4作目は千歳のキャラのおかげで、切ない話ですが、落ち着いて読めました。4作で完結ですが、新シリーズも出るそうなので、楽しみにしています。
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文字から
2024年10月24日
最近は小説より漫画をよむことが多く、漫画から辿りこの作品を読みはじめました。どの作品を読もうかと迷い蒼穹のローレライから。。文字からも感情や表情や場面が浮かぶようでした。ネタバレになるので内容には細かくふれませんが、相手を想う心にとても胸を打たれました。
久々に涙する作品でした。
読めてよかったです。
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泣いた。目がはれた。
2024年9月29日
整備兵とパイロットの絆が美しい。(蒼穹のローレライ)
最後の塁の気持ち、三上への想いは泣かずして読めません。
平和な日本で塁が三上と犬と暮らす幸せな日々を送って欲しかった。・・涙。
三上を大切な人を守りたいと願ったローレライの声か読後も消えない。
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蒼穹のローレライ
2024年9月28日
──もしも叶うなら、魂だけでも連れていってほしいと。

太平洋戦争中期。南の最前線・ラバウルの基地に向かっていた整備員の三上は、敵襲の危機を一機の零戦に助けられる。不思議な音を響かせて戦うその零戦のパイロットこそ、≪ローレライ≫の二つ名を持つ浅群塁一飛曹だった。
歌えないローレライとその声を唯一聴き取れる整備士。

結末は冒頭数ページでわかってしまうし、その数ページの中にあるたった六文字が記されるまでのはなし。想えば想うほど、相手にわかってもらえない言動になるのに、自身の中でそのおもいやりは膨らんでいく。想う心はふかくなるばかりなのにね。未来の話をし続ける三上と刹那を生きる塁。
相対のふたりが契りを交わし互いを想い慕う心は南国の空のように澄んでいた。
恋ではなく愛とか真心みたいなものだとおもった。
お気に入りキャラは城戸さんです。
個人的には書き下ろし掌編の「面影」の塁が年相応の男の子でべらぼうに可愛かったし、最後ほろりとさせられました。ちゃんと空に連れてっていたんだね。
語彙力が足りない
ネタバレ
2024年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 怨念と復讐しか知らず死ぬことを厭わないルイと、ルイのドン底にある心と魂を大切に大切に傷つけないように掬い上げ、人としての生き様を全うさせようとする三上の純愛物語です。
絶対的な暴力を『国を護る』という名のもとに正当化する戦争は絶望、恐怖、痛み、悲しみ、怒り、復讐、恨み…数えると切りがないほどの負の感情が生まれます。そんな中でも懸命に生きようとした人達が居たことを忘れてはならないと思います。

こちらの作品は絶版されていたと知りました。
平和への感謝が薄れ失われつつある今こそ、読み、語り継がれるべき作品だと思います。関係者の皆さまには感謝しかありません。
4作品
ネタバレ
2024年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は蒼穹から読んだので引き裂かれる結末が耐えられませんでした。
その後、天球儀→碧のかたみ→プルメリアと読み、主人公たちの幸せを見届けられ安心しました。
バッドエンドがダメな方には蒼穹は本当に辛いと思います。どれも涙なしには読めませんが、やはり群を抜いて蒼穹が一番泣きました。
それぞれの愛情表現がありますが、だけどどのペアもただ一つお互いのことだけを思って生き抜いていく姿は本当に心揺さぶられます。
名作中の名作だと思っています。
次巻、『彩雲の城』楽しみにしております!
蒼穹のローレライ
ネタバレ
2024年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲惨な経験を経て、ただひたすら家の名誉回復の為に武勲を上げて死ぬ覚悟の塁。そんな塁を包み込み、献身的な愛を注ぎ続ける三上。二人の心の通い合い、そして塁の変化。体を繋げる意味も「誓い」。塁の最後の出撃、零戦の唸る音と静かな青の空。塁の心の叫びが本当に切ない。冒頭部分で悲しい結末は想像できたけれど、このクライマックスは心を抉られます。三上が、最後に累がU字の部品を付けた気持ちを知ることができて良かった。この時代、きっとあちこちの戦場でこの二人のような誓いと別れの数々があったのでしょう…。冒頭で三上がサラッと自分を「男やもめ」と言うのですが、グッときました(語彙力無…)。
言いたいことがたくさんありすぎて足りません。読後は辛いけど、ぜひ読んてほしい!塁がかわいい。きっと時計に棲んでる。※重いテーマではありますが、登場人物が皆生き生きとしていて、とても読みやすいです!
絶対読んでもらいたい
2024年7月30日
ボロボロ泣くほどではなかったのですが、切なくて感動しました。
太平洋戦争を過去の話ですけれども、私は戦争がなければ生まれてこなかった子供なので、戦争が人ごとではございません。息子と同じ位の歳の青年たちが、命をかけて守ってくれたからこそ、今の平和な日本があるんですよね。月並みですけど。現代を生きる日本人にぜひ読んでいただきたい1冊です。
読んで良かったです
ネタバレ
2024年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ まさか新装版が出るとは思ってもいませんでした。
悲しい結末で衝撃を受けました。
前作の主人公達は助かったので・・。
願わくば二人が再会してほしかった。
どこまでも献身的な愛
ネタバレ
2024年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今出ている2作とも拝読しました。個人的には天球儀の海が大大大好きでした。良かったら良かったしか言えなくなる人間なのですが、めちゃくちゃ良かった。本当に良かったです。今まで読んできた商業のBL小説の中で一番の作品になりました。
真実に気付いてからは何処までも献身的で深く重い愛に涙が止まりませんでした。受けから攻めへの愛も攻めから受けへの愛も好きな方へおすすめです。なんて言ったって「坊ちゃん(攻め)の為に死ねる!嬉しい!」って場面から始まりますからね。まあその後にまたでっっっっっっっかい愛を見せつけられるんですけども…
痛い描写はありますが、私は納得出来ましたし、寧ろそこまでの愛なのか…と涙しました。辛かっただろうに。優しくしたかっただろうに。
両作共に戦争について、何十年も前のことをどれ程調べて書かれたんだろう…と感動してしまうほどしっかりその時代を取り入れた作品です。これからどれだけ時が経っても色んな人に読んで欲しいと思いました。ローレライの感想は省きましたが(また長くなってしまうで)どちらも本当に良い作品です。是非読んでください。
私も次の作品を心待ちにしています。
読むべき
ネタバレ
2024年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ的には2巻目になるみたいですが先に『天球儀の海』から読みました。作品的には『天球儀の海』が先です。戦中のBLです。特攻隊員に息子を出したくない名家の父親側の 息子の身代わりをたてるのですが 当の息子は反対してとうとう強硬手段に出るという 想像以上に展開へ進みました。よくアメリカ映画はハッピーエンドで終わり、ヨーロッパ映画はアンハッピーで終わると言われますが このストーリーもヨーロッパ系かと思い 確かに現実の戦争は 特に特攻隊の事になると散っていく命がほぼ全てだったと思います。少し心を落ち着かせてもらえた話の締めくくりだったと思います。
号泣
2024年3月22日
最近、花降る王子ではまって尾上作品を読み朝ってます。冒頭から終戦間近な物語と感じましたがおりしも青森三沢旅行で航空博物館見学。自衛隊戦闘機の空中旋回を見てカッコいいと思い帰りの羽田行きの飛行中に本紙を読み初め一時間半泣き続けました。またも戦争は悲劇しか起こらない❗人間は傲慢なのか、今も犠牲者が減らないのにと悲しく思います。地図でラバウルを探し今は楽園のよう、blだけどきっと似たような出来事はあったと思います。貴様と言う言葉は当時は丁寧語だと聞きました。今もラバウルや硫黄島には何万の遺骨が眠っています。塁が靖国の神になると言った言葉が忘れられません。洗脳され尊い命を捧げた人々を忘れず今の幸せを感謝することを教えてくれた作品でした!
光属性と闇属性のBLが好きなら是非
ネタバレ
2024年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 専門用語にフリガナ校正が入り、とても読みやすく、なんとなくで読み飛ばすこともできます。しかし、あえて知らない用語は一つ一つ調べたり(タバコ名一つとっても当時の資料が出てくる)、舞台のラバウルをGoogleマップで調べながら読むと、よりタイムスリップができ、濃厚な小説体験になります。電子書籍は文字を拾って検索しやすい媒体ですので、本当にありがたい。そして、入り口はどこからでも、知ることが平和への祈りに続く一歩と思っております。と、尾上先生のお言葉をお借りしつつ、、
ここからは独り言強めですが、今回の牧先生の描き下ろしで読者である私も、やっとひと心地つきました。本編だけでは穴が埋まらず同人誌等々で心の整理をつけてきたのですが(大変良かった。こちらも別所で再販2024.03)描き下ろしのイラストで、もやもやが成仏しました。三上の気持ちがカケラでも分かるようになった気がして、彼は本当に、、すごい人ですね。人として大好きです。いい人だ、、。いや、いい人を語りだしたら、あれやこれやらキリがない。沢山の人々と文字ですれ違い、懐かしい気持ちになりました。悲しいより恋しい、あぁ1945シリーズ、沼です。
(余談ですが私の性癖をこじあけた小説でもあり甘やかしオカン属性が傷ついた相手をデロデロに溶かす構図のBLをこよなく愛すようになったその発端はこのシリーズのおかげであります)(レビューの萌えを語るバランスが難しいジャンル)(急に早口)(待ってろ、次巻!)(待てねえ!)
(追記)タイトルつけといてなんですが塁は闇属性か??と後から思いつつ、なにか、、やっぱり影が落ちているイメージなんですよね、、あれかな、三上が光りすぎてて闇に感じるんでしょうか。救済の側面がそう思わせるのか、、というか闇の定義って広いですよね 皆さんの闇は、どこから?(しらんがな)
待ってました!! 1冊1話。全作号泣!!!
2024年3月9日
〈〈追記〉
販売終了後も以前の投稿したレビューが残ってました。
シリーズ計7冊、発刊順
〈1:天球儀の海→2:碧のかたみ(1作目の兄の話)→3:彩雲の城→4:蒼穹のローレライ→5:プルメリアの頃→6:郵便より愛をこめて(2碧の〜おまけ集+1&2の兄弟再会後日談)→7:謹製ヘルブック(3彩雲の〜おまけ集)→終了?〉

1と2は兄弟で繋がりはありました。
メインは1〜5の作品のみで、6&7は既刊の番外編集のようです。
検索情報ですが、この4作目蒼穹の〜から2ヶ月毎に順次再発行予定。
全作発刊か??
ぜひとも6&7の番外編まで再発行を!!!
〈追記終わり〉〉

見た瞬間に、嬉しくなりました!
5冊まで読破してましたが、気がついたらシーモアさんから消えていて新刊2冊を購入しそこねていたので非常〰〰に残念に思っていました。

第二次大戦の敗戦間近な時を舞台に、若い彼らの苦しい状況の中でのお話です。
シリーズとは言っても敗戦前の兵隊さん達というのが共通で、どのお話も1冊読み切りで単品で読める。
確かほとんど各作品の関わりがなかったので、どれから読んでも大丈夫だったような。。

全部レビューしたけど、消えちゃいましたね。
すみません、どれがどのお話だったか覚えてませんが、1作だけハピエンが靖国神社だったような。。
以前はHolly NOVELSさんという他の出版社でした。

再発行、とてもとても嬉しいです!
どのお話も心が鷲掴みにされる、涙なしでは読めない、読後の放心感が半端ない作品ばかりです。

読み応えが大きいので、小説好きの方はぜひとも読んで下さい!!!

〈意味〉
#ローレライ:ドイツライン川沿いの伝説の奇岩で、妖精が美しい歌声で船人を破滅させる。
#ヘルブック:海軍隠語でエろ本。

〈#以下余談です〉
本作シリーズがお好きな小説好きの方には、ぜひ、百田尚樹さんの永遠の0をオススメしたい。
海賊と呼ばれた男の作者さんで、高い取材力とその人物達の魅力的な描写で、非常に読み応えのある作品を書かれる方。
永遠の0は戦中の飛行機乗りの人を追うお話で、敗戦間際の現状の苦しさに、心が打ちのめされます。。
あまりの重さに一気読みできず、半年かけて読みました。

たまたまこの尾上さんの飛行機乗りシリーズを全て(購入5冊)読んでからでしたので、BL世界で書かれた架空のお話が、さらに重みを持って思い出されたのを覚えています。。
尾上先生ありがとうございます
ネタバレ
2024年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう、出だしから号泣です。整備員の三上(みかみ)と、零戦のパイロット浅群塁(あさぬまるい)のカップリング。この2人の愛と生き様を、ぜひ堪能してほしい。是正ネタバレなしで、読むことを、強くオススメします!読んで。本当、何度も泣けます。
三上が乗っていた戦艦が零戦に助けられる。その鳥のような澄んだ美しい音を響かせる戦機は、おとぎ話の船を沈める妖女、ローレライの名を持つ零戦だった。機体から出る音が危ないからと塁専属整備長となった三上は、何度も金具を取り外すが、塁には、その金具を取り付けるわけがあって…
「蒼穹のローレライ」は、尾上与一先生の代表作「1945シリーズ」全7作の4番目の作品です。「1945シリーズ」は、第二次世界大戦中の日本を舞台にした名作BL小説で、ノベルズは絶版のため、プレミア価格で取引されていました。キャラ文庫にて順次再販されることが決まり、本当にファンとしては、待ってました!という感じです。今回第1弾として、この「蒼穹のローレライ」が選ばれたのは中古市場で流通している価格が高額という理由のようです。他の話は繋がっている物もあり、話の順番に刊行されると思いますが、この「蒼穹のローレライ」は単独で読んで問題ない作品であり(碧のかたみのカップリングもちょいと出できますが)、シリーズ中最も泣ける1冊でです。が、やはり、1945シリーズと同じ順番で読みたかったなー。そうすると、この「蒼穹のローレライ」が何故シリーズ1番泣けるのかが分かります!
安定のクオリティ
2025年4月27日
過去作の登場人物が多数出てくるため、やはり一巻目から順を追って読まれた方がいいと思います。
読みやすく、表現も綺麗です。文学的な情緒が多分に含まれたシリーズなので、軽いラノベ調の文体は苦手だ、という読者におすすめです。
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文学作品として価値がある。あとは好み。
ネタバレ
2024年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『蒼穹のローレライ』のみ読了。文章表現や構成のレベルが高く、臨場感もあり、文学作品として価値があると一読して思いました。ラストは「死に別れ」という残酷な結末ではありましたが、何の救いもないわけではなく、生きている間二人の間に尊く確かな絆があったということが丁寧に描かれているところが素晴らしかったです。過去に絶望して死ぬために生きていた塁が、三上の愛情や優しさに触れることで生きる希望を取り戻した。けれど、それに気づいたのが死ぬ直前だったというのが悲しく切なくなります。それまでは不幸な人生で命などどうでもよいと思って出撃していたけれど、最後は大切な人を生かすために出撃して散っていった。おそらくリアリティがなくなってしまうので、ハッピーエンドにはできなかったのでしょうね…。ただ、個人的にBL作品にはやはり幸せな結末を求めてしまうので、読み終わった後にハッピーエンドの作品を読みたくなりました。
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はっぴーはっぴーとはいかないけれど
ネタバレ
2024年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景もあり軽く読める作品ではありません。そして訳あって2作目から読んでいます。一作目も時がきたら読むかもしれませんが、読んだかたは察して頂けるかと(事前におすすめされたかたに聞いたので)。骨董屋さんの話しでほっこり出来ました。全体的に勿論暗いです。
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作家名: 尾上与一 /
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫