ネタバレ・感想あり魔術師リナルの嘘のレビュー

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かなり面白かった
ネタバレ
2024年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 捕虜攻め、出来損ない魔術師受け。受けちゃんは美しいけど能力の低い魔術師。でも実は……というお話。かなり面白かった。最後は駆け足ぽいけど、ハッピーエンド。ただ、イラストが優しくて可愛い過ぎた。八千代先生のイラスト好きなのに、このお話にはあまり合わず。
続きが読みたい
2024年9月21日
面白かったです。
リナルが能力を隠そうとした背景や考えも自然で、冒頭読んでいる時は全く気がつかず、話に引き込まれました。
まだまだ気になるところが残っているので是非続きが読みたいです!
敵国同士の受けと攻めが惹かれあっていく
ネタバレ
2024年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。大陸統一を目指す強大な軍事国家の魔術師受け。受けは野心も出世欲もなく伯爵家の太い実家と恵まれた容姿をフル活用して図書館でショボイ魔術師としてのんびり働いている。なのに何故か敵国の捕虜の世話を言い渡されて受けの平凡ライフは終わりを迎える。攻めが置かれた状況があまりにも辛くて悲しかった。攻めを蕃族と呼び人として扱わず、言葉も通じない中で異国の言葉で「帰りたい」と呟く姿に涙。そんな状態の攻めを放っておけず世話係の範疇を超えて攻めに寄り添い看護する受け。手負いの獣状態だった攻めが受けに心を開いて懐いていく様子が良かった。口数は少ないが、命を救ってくれた受けに魂も運命も委ねて尽くすという覚悟が見える。その後も戦争の悲惨さや愚かしさに悲しくなる。2人が生きて平和に暮らすことはできるのかとハラハラした。
おもしろかった!
ネタバレ
2024年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。面白かったです。今回は国を滅ぼされ捕虜となった王子攻めとへっぽこ魔術師受けのお話ですが、途中から受けがメチャクチャかっこよくなりました!!賢いからこそのへっぽこ演技!自国王子のザグーダが二人の幸せの前に立ちはばかり、本当に憎たらしくて、主人公同様追い詰められた気持ちになりましたが、、、、ラスト冷血ザグーダの人間らしい所も見えてホロッとさせられました。冷血ザグーダが幸せになる話も読みたくなりました。
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敵国同士の恋
2024年9月26日
亡国の王子のイトゥリと大帝国の魔術師のリナル。戦争捕虜となったイトゥリと出会ったことで色のない無機質なリナルの心に熱い感情が生まれていく。二人の強い絆と愛を感じる物語。イラストが最高。
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面白かった
2024年8月13日
ベテラン作家様らしく、綺麗にまとまっている平和主義魔法使いBL。魔法使い×他国戦士(魔法が使えない)(双方共に強い)。一般ラノベ異世界もの王道ではなく、自由なBLです。ワタシは「設定激強」でワクワクしたので、一般ラノベに寄せて欲しかった派です!
最後が納得いかない。敵は敵のままでいい
ネタバレ
2024年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 敵国の強靭な捕囚×力を隠した魔術師のファンタジーBL作品です。受けが攻めの世話をするところから二人の交流が始まり愛が芽生え、帝国を脱出するというお話。
結構緊張感のある話で、受けの力をいいように使おうと目論む第二王子に色々と阻まれ、戦争にすら駆り出されるシーンもありシリアスなお話です。二人がお互い惹かれていくのは正直突然に感じましたが、交流や揺るぎない愛の描写は良かったです。
最終的に二人は帝国から逃れ、攻めの故郷で穏やかに暮らしましたとさ…というようなエピローグで締めくくられており、多分気にならない方は最後まで楽しく読めると思います。

私が気になる点は、敵国の捕虜や捕囚を肉体改造して兵器として使おうとすらする非道な第二王子が、受けのことを最後見逃してあげるのが全然分からないです。サイコパスの極みとして最初から描かれている言わば悪役なのですが、急に人としての良心なのか、受けへの愛なのか知りませんが逃すなんて…しかも帝国は二分化したというのはエピローグで書かれているものの、結局帝国は帝国として侵略するのも変わらず、第二王子も変わらず。敵は敵として描かれて、成敗される方がお話としてはスカッとします。

平和主義で誰とも争いたくない受けなので、最後逃げて終わりなのも分かりますが…本当に平和を望むなら、強靭な肉弾戦ができる攻めとチートレベルの魔術師の受けで、帝国…せめて第二王子を倒して欲しかった。死を望まないにしろ、因果応報展開でいいので第二王子だけでもどうにか成敗して欲しかったです。

そして駆け足で攻めの故郷での暮らしの話だけで終わるので、個人的には色々消化不良でした。受けは第二王子が良き帝国を作ってくれると願う心もある、みたいに言ってて、心清らかな善人なのは分かりますが…なんかあまりにも最後だけご都合主義に感じて。
せっかくのシリアスな展開、侵略する事こそ正義という帝国の人々に、平和の素晴らしさや魔術の正しい使い道をとけるような物語だったら良かったのに、と思いました。
期待しすぎですかね。
なので私個人としてはこの評価です。気にならない方は気にならないと思います。
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作家名: 渡海奈穂 / 八千代ハル
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫