ネタバレ・感想あり敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰のレビュー

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初読み作家さん
2025年4月23日
まず文章が読みやすく、上手いです。
読んでいてストレスなく読めました。左右が逆なイメージで読んでいましたが、最後まで読んだらこちらの方がしっくりきました。
設定に負けず、ご都合主義にもならず、ちゃんとストーリーがあってBLでした。作者さんの違う作品も読んでみます。
イラストもイメージにぴったりでした。
よかった!
2025年3月13日
500年前に石化刑にされた魔王が現代に蘇るという斬新な設定と壮大なストーリーが素晴らしかったです!
勇者の末裔との関係も複雑ながら微笑ましく、つい応援したくなりました。他の方も仰っているように、受け攻めの判断が付かず、元々某投稿サイトに掲載されていた作品という情報からそちらを確認し購入に至りました(笑)そちらの方で賞を獲られた作品ということで、納得の名作でした。
ファンタジーとテクノロジー
ネタバレ
2024年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。魔族と人間の戦争から500年。勇者に封印された魔王の刑期が終わって、勇者の末裔の攻めが魔王の社会復帰をサポートすることになる。スマホや車などの現代のテクノロジーと魔法が合わさった世界観が面白かった。電気の代わりに魔力が使われている感じ。洋ドラだとか翻訳小説のようなジョークや皮肉の混じった会話も愉快で楽しかった。中世ファンタジー世界から一気に現代にタイムスリップした状態の魔王受けは看護師を下男と呼んだりスマホを分解しちゃうし、御伽噺のような古風な言い回しがチャーミング。魔王様が一般人として生きるために現代に適応していく様子が楽しい。そんな姿を見て、子供の頃に絵本で読んだままの恐ろしくて強大な魔王だったら『悪』として憎んでいられたのに…と情が湧いてしまう攻め。魔王と人間側の板挟みになっている攻めが、それでも魔王には嘘をつかずに受けの味方だと言った言葉を守り通したのも良かった。攻めの勇者のスキルがとても御伽噺的でロマンティックだったのも好き。攻めの姪っ子のエピソードも好きだった。真面目な両親とは違って面白くてちょっとワルな叔父さん枠って憧れる。そして500年経ってもなお残る人間と魔族の溝、人種差別と社会問題というテーマも現代的でファンタジー世界との組み合わせが面白かった。
試し読みでは受攻がわからず賭けに出ました
ネタバレ
2024年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 勇者の末裔の元軍人(攻)×社会復帰を目指す魔王(受)です!あらすじや試し読みでは左右がわかりませんでしたが、設定が面白そうでしたので博打感覚で購入しました。
個人的に人外•異形は攻のほうが好みなんですが、このカップルはこれで良かったと思いました。攻の元軍人は悪ぶってるけど結局は良い奴で包容力がカンストしてるし、受の魔王様はピュアで繊細な優しさを持ってるしスパダリムーブが止まらない。受が良い男なの最高です。2人ともかっこいいし、洋画的な皮肉の効いたやり取りも面白いです。
序盤のほうで軽くですが受攻逆を思わせる描写があります。魔王様の魔力のために元軍人が抱かれるという流れに両者とも合意したけど、魔王様がたたなかったので逆で固定されました。その後逆転はありません。私は好きな流れでしたが苦手な人もいるかもしれません。
全体的な文章が好きだなぁと思っていたら、ドラァグクイーン作品の作者様だったのですね!この作者様の書かれる心の繊細さとか、立場と状況のせいで想いあえない、みたいな描写がたまらないです。今作も健康になれました。ありがとうございます。
けっこうシリアス
2024年12月12日
面白そうなタイトルで読み始めましたが、けっこうストーリーはシリアスなテーマも取り扱っていました。サクッと読む感じではなかった。
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島で話題
ネタバレ
2025年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 転生/異世界ものは特に好きということも無く、この作品もシーモア島でその噂を耳にしなければ購入することは無かったでしょう。いつもと違うお話し興味を持たせてくれる島に感謝です。題名の通り500年後の世界に刑を終えた魔王が蘇るという展開で、今流行りの異世界ものに浦島太郎的な捻りがあり、他の作品との違いが少々ありいいですね。主人公の2人はまぁ良かったのですが、重要な脇役となる人達の人物描写があまりにも無くそれが残念でした。復活された魔王さまは静かに生きることを選びますが、彼が表に立つことで魔族の権利等がより早く認められるようなるのでは?と思ってしまいます。
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ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: リブレ