元々『キミの撫で方躾け方』を読みたいと思っていたところ、シリーズものでこちらが先だと知りました。正直言うと、以前にも試し読みしたことがあって、その時はあまりに唐突な始まり方に「ないわー。デリカシーなさ過ぎ」と思いました。でもシリーズものは順番に読みたい質ということもあり、何年ぶりかで読んでみることに…。そしたら今度は受け入れられるし、それどころか面白いと思えるから不思議です。相変わらず突拍子もないとは思うし現実味も薄いかなとは思うけど、何でも突き抜けたスタイルを保っているものは人を惹きつけるんだなと思いました。自分と違う感性を持つキャラの思いもしない言動は意外性があって面白かったです。主カブ以外も小金井や２巻から登場の雷知との絡みも予想とは違っていたし、雷知と剛志の関係も面白かったです。こちら完結となっていませんし、シリーズ『キミの撫で方躾け方』もたっぷり４巻あるので続きが楽しみです。
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