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江戸が舞台の若だんな中篇3作入り。
「若だんな」って、必ず少しダメ男感があると思うんですよ。そこが良い。エロはエロいってより色気があるって風情で、そこがまた江戸の粋を感じさせます。葛藤好き抉ってくるの好きの自分には掴まれるものが足りなかったため星4止まりですが、江戸ものとして良かったです。
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・『叶結び』3話。神社に願掛けに通う小間物屋の若旦那と、その神社のお使いのフリをして寝食にあずかろうとする浪人。願掛けの内容が筆おろしって、なんて頼りない若ぼん…良いね!これもご縁ってやつですね。浪人の着物の柄がw 狛犬に寄せてるww 描き下ろし後日談あり。星4つ。
・『酔ひ醒めやらず』2話。酒屋の若旦那とちょっと意地っ張りの役者の、犬も喰わないケンカ。付き人の葉月くんの、役者は慕って若旦那に塩対応なのが良かったです。星4つ。
・『ゆきちがい』大店のやり手若旦那と茶問屋のウブな若旦那。もだもだ。描き下ろしおまけあり。星3つ。