表題作、他2作。表題作が読みたくて購入しました。どれも違うテイストです。『恋する〜』は可愛いカップルのお話で気負わず読めます。そして表題作『最悪の人生』。これは是非読んで頂きたい。先輩のような人って、本当に沢山居ると思うんです。私自身育った地域柄、身近で起こっていました。帰省する度にそういった話をいまだに聞きますが、どうにもやるせない気持ちになります。だから私自身、佐山に救われました。すごく突き刺さる、でも心温まる作品でした。
3作品目『Eden』…これも解釈が難しいですが、心に響きました。余韻を残す作品です。
一作目から順に読んでいくと、どんどん作者さんの想いに引き込まれて、心が掴まれていく。掴まれてパッと手を離された様な…何だかまだまだ色々才能を隠し持っているのでは?と作者さんの事がもっと知りたくなりました。