ネタバレ・感想ありわるいこはだあれ?のレビュー

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短編苦手なんですが…
2023年12月4日
作家買い。
4編の話が入ってて前作面白い!最後の「とおるの話」なんてデビュー作なんて信じられない。
よくもまあこんな面白い話が色々と思い浮かびますね!とびっくり仰天。個人的に短編苦手なんですが、どれもこれも面白かった。
可愛い絵柄なのにちょっとだけゾッとするような話もあって、全部毛色の違う短編集で楽しめました。
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そうか...憂いだ。
ネタバレ
2023年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品が大好きで、多分シーモアさんで出している作品は全部もってるのかな。

この一冊は4編の初期作品短編だそうです。
題名の悪い子探しをしながら読んでいましたが、先生が描く黒目がちな瞳の男の子をみつめていたらわるいこ?なんちゃー誰もおらん。なんて己の懐の深さが露呈してしまった(笑)

どの作品にも形は違えど恋する男の子の健気さや傲慢さが「憂い」のある面影で私の心を満たしてくれました。

絡みのシーンなんてほとんど無いんですけど、しっとりと満たされるんですよねー。

**168ページ**
毒も甘さもちょうど良い
2021年12月2日
作者さん買いです。
短編集で初期の頃の作品ですが、充実した1冊でした。

三崎先生の作品は、独特の静けさがあります。
そして優しい絵柄とは真逆の残酷さ。
静まり返った暗い部屋、冷たい床を素足で歩くような感覚。
そして、身近な痛みの描写がとてもお上手なので、
読みながら感じる痛みは、リアリティを持っています。
それでも、読後はなぜか甘い余韻。
ギュっとしていた心が、ふっと解き放たれます。

この絵柄で甘々ストーリーだと糖質過多になりそうですが、
毒があるのでバランスがちょうど良いです。
この絵で無ければ、もっと重く感じるかもですね。

割と優しい感じの作品と、先生も仰る通りホラー級の作品があります(笑)
どのお話もさすが〜と感じましたが、デビュー作の『とおるの話』がとっても良かったです。

読み進めているうちに、未読作が減ってきてどうしようかと思いTwitterを覗いてみました。
そこで、最近お描きになった作品を読むことが出来ました。
すごーく素敵な作品たちでした!!
少しずつでも、これからも先生の作品が読める事が嬉しいです!
サンプルの
2020年6月17日
「喪失につき、」は作品説明にあらすじがある表題作「とおるの話」とは別の収録作品です。
絵のタッチもあってか淡々と進む印象ですが、感情の機微や話の伏線と構成が秀逸で心にざわざわと波紋の広がる読後感です。登場人物のそれぞれ抱える執着のような物の描写がすきでした。短篇集なので1つの話は長くないですが、まとまりが綺麗で満足感あります。個人的には大当たりでしたので、別の作品も作者買いしたいです。
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読後の余韻をお楽しみください
ネタバレ
2019年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ どの作品もしっとりとした印象。
余韻が残るというか、甘々イチャイチャではないです。だけどそこが良い。絵が好みではなかったけれど、買ってよかった。たまにふと思い出して読み返したくなるような短編集です。
喪失につきの最後に返そうとしたものが切なかった。細かい描写はほとんどないのに、二人の恋人としての時間が想像させられてより悲しくなりました。
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作家買い
2017年11月21日
優しくて残酷で、暗いけど何だかホンワカ可愛らしくて…不思議な魅力の作家さんです。
短編ながら起承転結があって毎度引き込まれてしまうのですが今作もイイです。絵も大好き。
3つめの話。クズも嫌いだしストーカーものも笑えるの以外は避ける方ですが、なんか人の気持ちの強さにただただ泣けた。
4つめの話もたった30数ページでワクワクドキドキキュンキュンさせてもらいました。透可愛い。
怖いけど好き
2017年10月18日
短編集です。
なんか怖すぎです。でも凄く面白い。
絡みは全くないけどそこがイイ。
「えっ?この後どうなるの?」で終わるけどモヤモヤしないのがこの作者さんの醍醐味なのかな。
でもちょっと知りたいけど(笑)
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読みごたえありの短編集4作
ネタバレ
2017年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「喪失につき、」
事故にあってからの違和感、喪失感。でもそれが何か思い出せない…。そんな宇野の前に現れた一人の男。無くした物を次々に持って現れる彼は…。無くしたピースがぴったりはまるような瞬間の表現が見事でした。
「喪失につき、渡」描き下ろし 4ページ
宇野が事故にあってからの切ない渡。これを読んでから前作を読み直すとまた一段とぎゅっと切ない気分になります。

「泥中のはちす」
SEの広一と塾講師の蓮は同棲中。そんな広一に見合い話が。蓮は自身の辛い過去の記憶がよみがえってきて…。どうして好きになると非道いことができてしまうのか…。
「がんばれ田倉さん」描き下ろし 2ページ
蓮と同じ塾講師の田倉。蓮に合コンするのに、メンバーを集めろと言ったら…。意外な広一にクスッと笑えます。

「僕は行くよ」
大学生で遊び人の成瀬は、一晩の遊びのつもりで富士をひっかけた。偽りの「好きだよ」を富士は本気にとって…。怖いほどの信じる気持ちにぞくぞくしました。前後編で読みごたえあります。
「僕は行くよ それから」描き下ろし 18ページ
騙された富士と騙した成瀬。嘘じゃない想いは重くてしんどいけど、信じてみたい。一歩踏み出し始めようとする二人の雰囲気にホッとしました。

「とおるの話」
小説家の西山は、バス停で自身の小説のトオルに似ている高校生に出会う。彼の名も透。そして透の境遇や、最近の出来事が小説にそっくりなことに気付き…。三崎先生デビュー作品。凄い!の一言につきます。
「透の話」描き下ろし 3ページ
大人なようで子供の透。二人の甘い雰囲気。
初期作品集
2016年12月1日
作品紹介にもある通り、三崎汐先生の初期作品集です。が、すごい完成度!三崎先生らしさを存分に味わえました。デビュー作は最後に収録されている『とおるの話』だそうですが、クオリティの高さに脱帽です。この話が一番好きでした。
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絵が好き
2018年4月19日
無料分だけですが面白かったです。
絵もあっさりしていて、話もサラッと読めてしまった感じです。
絵もそんなに上手いとは思わないけれどなんか好きです。
心に残る短編集です
ネタバレ
2017年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ すべて読み応えありましたが、「泥中のはちす」「喪失につき、」が特に好きです。泥中のはちすは何気ないカップルのちょっとしたすれ違いながら切り口や視点が独特なのか、また読みたいと思わせるいい意味での癖があります。喪失につき、は少し変わった設定でそこを消化するだけで終わっちゃいそうなところをしっとりとまとめあげていて素敵です。
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短編集
2017年1月11日
レビュー少なく 絵と話が不安でした。無料立読みを読んで最初は 泥棒と思われたことが切なかったのですが何度も読み返していると笑顔の「おかえりなさい」さえ切なく感じられて結局購入。エロはあるけど無しに近い感じ。
「喪失中につき、」は何度読んでも泣いてしまいます。どの話も切なくて心情が良くて絵は気にならなくなりました。
ただ「僕は行くよ」はストーカーぽい 病んでる感じでこういう話は大丈夫なはずなのに精神的に疲れました。
わるいこはどこに?
2022年6月18日
168ページ。
表題と同じ題名の作品が無いことはちゃんとわかってたんですよ。しかし、思った以上に「わるいこ」じゃなかったのが消化不良です。同著者別単行本と対になるように付けた表題だそうです。
短編集で、それぞれの作品に描き下ろし後日談が付いています。4作品中、「僕は行くよ」が最も狂気があって良かったですが、描き下ろしでぬるくなってしまっています。
全編通して雰囲気は悪くないですが、あまり鋭さを感じず、好きになるには至りませんでした。
なんとなく仄暗い
2017年9月9日
好きな作家さんになんとなーく似ていたので購入。
しかし意外と中身は仄暗くてちょっと好みとは違いました。
最後の小説家と高校生の話は良かった。
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作家名: 三崎汐
ジャンル: BLマンガ
出版社: 一迅社