なにも知らずに二丁目のバーに行ったノンケのジョージ×遊び人のゲイ石渡。その後ジムで偶然再会したところから親しくなり…というお話。ハーフで超イケメンなのに自分に自信がなくて猫背のジョージと、明るくて自分に自信があって堂々としている石渡。ジョージが抱えるコンプレックス、人を惹き付ける石渡に対する引け目とか過去への嫉妬とかが無理なく理解できます。自分が特別かどうかじゃなくいかに特別じゃないかを探してしまうジョージ。本来ならそんな悩みを抱きそうもないイケメンなのになあ。石渡のジム仲間の女性やザビエルの関わりもいいスパイスになっててよかった。絵もとても上手で、体の描き方も好きです。初読み作家さんでしたが他の作品も読んでみようと思います。