多感な十代、勉強や部活に打ち込んだり、気の合う仲間とふざけ合ったり、恋をしたり、刺激を求めたり、希望もあり、不安もあり、根拠のない自信もある。
まだ何者にもなれない、何者にでもなれるかもしれない、そんな頃を思い出した作品。
大人になって振り返ってみるとクラスメイトの些細な話題にすら驚いたり、狼狽えたり、時には涙したりと、思えば純粋だったなぁ、とお年寄りはしみじみと感じ入ってしまいましたよ。
16歳で妊娠した学園のマドンナの花園さんを廻るウワサ。
ヤリ●ン高校生や演劇部のクラスメイト女子、アラサー既婚の担任教師の目線から彼女の妊娠に纏わる物語が紡がれ、4話と最終話に漸くヒロイン目線で今回の物語に至るまでの大切な彼との物語と顛末が描かれていく。
17歳で母親と父親になる。
まっすぐで素直、純粋でひたむき、若さゆえの愚かさは否めないけど可愛くて愛おしいヒロインカップルの幸せを祝福せずにはいられないエンディング。読後暖かな気持ちになれます。
どのお話もとても素敵ですが、私が一番好きなのは2話の演劇部のお話かな。2話の彼女にちょっとシンパシーを感じる。
三つ葉優雨先生の作品、『僕と魔女についての備忘録』が大好きで、他の作品も読みたいなと思って購入した本作品。先生の作品って、作画も綺麗で人物の描写が本当に繊細で、優しい気持ちで読後の余韻に浸れるのが、クセになりますね。
今回、小学舘様のクーポンで何作品かまとめ買いしたので週末堪能します。