まず、絵のタッチや主人公のいじらしい可愛さに癒されます。
東京での凪ちゃんには共感しかなかった。空気を読んで自分を失いがち。
だけどお金や仕事や人に誇れる何かがなくても、自分がいいと思った豊かさを感じて成長していく凪ちゃんに癒されました。
地元に帰ってからの凪ちゃんは、田舎独特の閉塞感や親との関係など、とにかく苦しい生活をしています。もうこれは登場人物誰もがそうなんだろうけど、独りボスがいてその回りに取り巻きがいて、みんなその空気の中で必死に同じイワシの群れをつくってなんとかやってます。凪ちゃんはそれに気づいていない。ゴンちゃんみたいなコミュニケーションのお化けが田舎の全てを破壊することを望みます。