私は、行政で働く保健師であり、看護専攻の大学院生です。
この本を読み始めたのはここ数ヶ月の間で、私がずっと今の仕事に違和感を持っていたことが正しかったのだと証明してくれました。
行政の仕事は、口だけの仕事です。最終的には親任せと責任逃れをします。この本に書いてある人々は、本来人を助けるはずだったそのセーフティーネットから見事に振り落とされ、最終的には財力で解決しています。そして、財力でがなければ、おそらくは主人公である押川さんにも繋がらず、静かに苦しく生き絶えているのかと思います。
この本を読んだおかげで、今の仕事がいかに卑怯で、パッションのないものかを十分に理解できました。
私は、全ての人がこの本を読むべきだと思います。そうすれば、多少は今の現状を解消できると思います。