めっちゃ面白かったです!
「ポルノグラファー」の過去編で、官能小説家の木島と担当編集・城戸のお話。
過去編なので前作を読んでなくても楽しめますが、描き下ろしは前作ありきです。
(ポルノグラファーの)久住も気になっていた2人の“言えない過去”のお話。
木島が官能小説家になる過程や2人の過去の関係がありきたりでないストーリーで展開されて、
最後まで読む手が止まりません。
泣ける展開や心にずしっとくるような展開もあり、さすがの丸木戸さん作品。
ポルノグラファーがあるだけに2人の結末は決まってる訳ですが、
いやはや微妙な心情の描き方がうまいです。
既刊での言動を回収しながら過去編を描くとムリが生じやすいと思うのですが、
それを全く感じさせない面白い内容になっているのが素晴らしい。
丸木戸さんは3作品読みましたが今の所ところ全部★5です。
総216ページ。