前作も良かったですが、断然続編のこちらの方が好み!タイトルも良い。
前作では木島先生の嘘つき具合とひねくれ具合に慣れなくて(笑)、良さがあまり分からなかったんですね。
で、久住くんも良い子なんだけど、個人的にあんまり萌えないキャラで、ストーリーとしての完成度は良いと思うものの、正直そこまで刺さらず。
ただ、お話の雰囲気は好きだったのと、久住と過去に何があったのか気になっていたので今回購入しました。
待ってて良かった出版社セール。買ってよかった!
ポルノグラファーの続編ですが、その後のストーリーではなく、木島と城戸の過去編です。
ハッキリ言って、キュンとか萌えとかのある作品ではないです。BLとしては一風変わった作風だと思いますが面白かったです。
物語の構成と心理描写が素晴らしい。
起承転結というか、モノローグというか、、文学小説を読んでいるみたいでした。昔好きだった谷崎潤一郎の作品を読んでいるような感覚。
木島先生の不器用さと魅力が、城戸の人間臭さが、よく伝わってきました。
木島先生の拗らせの原因はここだったか。
城戸、結構なクズなんですよね。酷い奴なんですが、一番人間臭さを感じるキャラクターで憎めない。
酷い奴だけど、いい奴なんですよ。
人間の持つ嫉妬心、それによって相手を傷付けたくなる歪んだ感情。だけど優しい普通の人、
一見矛盾するような感情や人格が混在するのが『人間』ですよね。それが城戸。読者が一番感情を理解できる人物かもしれません。
でも一番好きなのは蒲生田先生でした(笑)
最初から最後まですごく魅力的なキャラクターでした。BL以外も含めて、今まで読んできたマンガ(少なくない)の中でもかなり好きなジジイ(敬意を込めて)キャラクターです。
前作を読んでいた方がより理解はできますが、このお話だけでも読めると思います。☆4.5くらい。
一冊完結ながら完成度が高い作品でオススメです!