ネタバレ・感想ありアメコヒメのレビュー

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全角度気になる
ネタバレ
2025年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全184ページ。表題作+4コママンガ2ページ。ノロの一人暮らしにふって湧いたようなアメコの存在。そんな2人を驚きとともに受け入れるアキラ。中学時代にノロの深くてどうしようもない部分に触れた事でノロに寄り添わずにはいられないアキラ。ノロは1人ではない。このノロとアキラの関係の好きなところはお互いに決して依存していないところ。ともすればお互いを縛り付けてしまいがちな関係に移行しそうだがノロがトラウマはあれども健全なのだ。アメコという不思議な存在を投入しているがこの関係も切ないが健全。美しいさよなら。ノロの心の有り様が美しいのかな。アキラも友人としてそんなノロに惹かれるのかな。過去の靴箱のチョコレートの新しい展開のストーリーも気になるところだし異世界の事もまた気になる。勿論、アキラのこれからも。気になる方面ばかりだが読後感は良い着地。
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二人が人間らしくなる深い良質な作品!
ネタバレ
2025年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不思議な2人暮らしの中でアメコは外見が人間らしくなりノロは人間らしい生活と気持ちを立て直す。関係性や生き方などの表現が上手い作者様ならではの作品。アメコがもう一度来てくれてノロの心の整理がちゃんと出来たのが良かった!二人の友情は毎回アキラから会いに行き友達付き合いはずっと続くと思える(ノロからは行かなそう)アメコのお陰でノロと篠原さんとの関係も上手くいくだろしアメコも助けてくれたのがノロで良かったし家族が迎えに来てくれて帰る事ができたし、なんだかんだ皆ハッピーエンドだと思う。作品のラストって凄く大事なのでスキップとローファーのラストもきっと良い感じだろうと読んで二重に良かった!絵柄がちょっと違うから結構怖っなストーリーにも思えるけど作風は変わらないしっかり内容が詰まった作者様ならではの良質な作品!!
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これで完結してるのか
2024年10月23日
意味深いようで、切なくて刹那的な時間を生きるように見える人間と、悠久や永遠に近い時間時軸のアメコ
生きるという、誰かに認められたい必要とされたい気持ちのファンタジー
読み重ねるごとに深みが増します。
ネタバレ
2024年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『スキップとローファー』の作家さまの単行本デビューの作品との事。
冒頭の、梅雨明けの入道雲の部分からすっごく練られた作品。
話の初めの方に「篠原さん」を学校での何気ない会話に織り込んで登場させていたところなど、上手いなぁと思いました。
「アキラ」が幼なじみ「ノロ」に対して、ノロの母親が中2の時に自死してから〝生き物としての何かが確実に欠けてしまった〟と思うほどぼんやり生きていたノロ。そのノロの突然の出来事。お伽噺のような「アメコ」との出会い。大事にしたいと思えてきたところだったのに。
ノロの二度目の喪失は、彼から全てを奪うかに思えたけれど、傍観者であったアキラの本音の吐露に、幼なじみ二人の絆をこそ強くしたのだろう。
雨上がりの空は入道雲をたたえ、最後のページはすごく良かったです。
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凄く良くて後日談を読みたい!
ネタバレ
2023年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ エモみがあり凄く良くて作者さんの他の作品読みたいと思って見てみたらスキップとローファーを描かれた先生なんですね!そりゃ面白いはずです。何とも言えない感情です。一体何なんだろう。同情から来る切ない気持ちなのか、どうにかなるものでもないのにどうにかしたい気持ちなのか。幸せになって欲しい。最後音声ならはっきりすると思うけれど漫画だからこそ誰が言ったかわからないとこも何かいい。孤独で無いという事ですよね?そうであってほしい。作品への没入感が凄くアッという間に読んでしまった。一瞬の夢のような作品。あぁ本当に後日談が読みたい。
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注:がっつりネタバレしております。
ネタバレ
2023年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大事にしたい、と思った人が一瞬にして自分の元から去ってしまう。全身に力が入らなくなるのは当然のことだと思う。繊細な野呂なら尚更。
アメコを思い「たった数週間の事で、一生を決めるようなことじゃない」と言った野呂だが、野呂にとってはアメコとの数週間は何物にも変え難い時間だったはず。泣けない野呂の代わりなのか涙が溢れるアキラ。見下したり世話を焼いたりイライラしたり優しくなったり行ったり来たりな気持ちになるアキラだが、野呂の事を多感で優しいと感じていた。それはアキラにも言える事だと思う。野呂にアキラがいて良かった。アキラにも野呂がいて良かった。
ラスト、篠原さんは幸せを予感させてくれる。よかったです。
何度も読み返したくなる作品
2023年9月12日
小学生の頃は、様々な家庭環境の同級生がいたことを思い出しました。大人になるに従って学校の偏差値や社会的な地位に応じて、付き合う人間達の出自環境はどこか似通ってきて、人との関係性を紡ぐことについてあまり心情を働かせることなく惰性で過ごしてしまっているような気がします。友情や愛情が生まれる瞬間や、それを育むことついて考えさせられました。人間の複雑な感情が生まれる状況を素晴らしく繊細に描写される作者さんですが、解説的でないため読者側の読み解く力や想像力が必要とされ、逆に様々な解釈ができる作品ともいえますね。また時間を置いて読み返すと別の気づきがありそうです。素敵な作品をありがとうございました。
作者の優しさと寄生獣への敬意を感じる…
2023年8月24日
言葉にするのはとても難しいですが、読者が無意識の中で傷ついているであろうことを拾いあげ、感情という言語化が難しいものをマンガという表現で説明し消化してくれる作品だと感じました。
読んでいて私自身共感ができることも多かったですし、自分自身がどこかで忘れていった感情を思い出すことができました。
名作をありがとうございます。
体に気を付けて作品を書き続けていただきたいです。
無理しすぎない程度にがんばってください!

あと、これは言いたいだけなのですが、本作、スキップとローファーを通じて細かな部分に寄生獣への敬意を感じるところがあります。私自身が寄生獣を好きなので思い込みだったら失礼しました。
素敵
2023年7月3日
とても素敵なストーリーでした。どんな年代の人にも胸にくるものがあるような気がします。
読んでよかったです。
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重いのに読後感が爽やかになる
2023年5月6日
試し読みでハマり購入しましたが、買って損はなかったです!
一巻で完結ですが、すごく読み応えのあるお話でした。絶妙な内容と長さです。
それこそ短編映画を見たような感じ。
最後までどんな結末なのか胸がドキドキしながら読んでました。
妙にのめり込む
2023年4月9日
スキップとローファーを読んで、作者さんの他のも読んでみたいと思い購入。
共通点は、話の組み立てが上手いこと、、、以外ないくらい、別のタイプのお話でした。
心の深いところに来る感じがあるので、怖さもありましたが、なんだかとても優しいお話でした。
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ローファーから来た
2023年4月3日
めっちゃ面白かった
ローファーとのギャップはすごかった
2巻が見てみたい👁
買ってよかったなぁと満足感のある時間でした
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良かった
2023年3月23日
冒頭読んですぐに購入。スキップとローファーの作者さん、こんな作品も描いていたのですね。最後に救いがあって良かった。もっと読みたいです。
一気に惹き込まれました
2023年1月28日
スキップとローファーを読んだ後に おススメで出てきたので試し読みをしたところ一気に惹き込まれて即購入しました。

同じ作者さんの作品とは思えないほど人間の暗い部分を抉り出すような内容ではありましたが、最後に光が見えたので後味よく読めます。

読んでいると、常に「死」や「別れ」を連想させるのですが、それでも近くに自分を気にかけてくれる人が一人でも居るだけで救われる気持ちは大変よく分かります。

何度も読み直したい作品でした。
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心の動きが繊細
2022年7月1日
通して2度読みました。こういう心の柔らかい部分の機微で読ませる作品は、何故だかもっかい読んじゃいます。より感情の繊細さが伝わる気がしました。
それに加え噛み締めて想像する余地も多分にあるというか、セリフや表情以外になんて事のない背景や間の使い方にまで目がいきます。やはり丁寧で上手い作者さんです。(スキップとローファー新刊にテンション上がった末のジャケ作者買い。)
幼なじみの境遇に関わりその痛みを知りながらも、客観的な立場に居る主人公の感情を辿って、自分の気持ちもいちいち一緒になって動いてた。
話の方向性が暗くなるかな?と思いきや自然に入ってくるユーモアだったり、非現実味の加減だったり、突然の喪失で終わらない成長を感じるラストだったり、色んな所が好きです。
喪失したもの、満たされたもの
2022年5月7日
「トラウマが落ちてきた」との帯に惹かれて購入しましたが、買って良かったです。
とても良いヒューマンドラマに出会えました。
日常に突然降りかかった(それこそ文字通りに!)非日常のお話です。

無二の存在を失くした後に死んだように生きる苦しみは、失くしたモノを再び得る事以外では救われないのか?
少年の心情に、その満たされ失う様子に、飲み込まれる勢いがありました。

BLを匂わせる記述がちょこっとあり、それが切なく苦く作品を彩っています。
自己満と自覚しながら大事に思う存在に接する痛みがソコここに表され、もう1人の少年の内面に迫っています。

リアルな感情と御伽との出会いがうまく融合された読後感も晴れやかなお話でした。
感性が彩られる
ネタバレ
2022年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 感じたままに読んで解釈してみました。僕は、生きる理由を喪失したある一人の少年がまた立ち上がって生きていけるようになる話なのかなと思いました。きっと彼は雨を見るたびに、アメコヒメのことを懐かしく思い出すのだろうなと、少し寂しいですが心地よい気持ちにもなります。独占欲や執着心にも見えるアキラのノロへの友情にも胸が熱くなります。篠原さんの存在もノロにとってこれから大きくなっていくんだろうなと思うと安心します。読む人によって様々な見解を見せてくれる素敵な一冊だと思いました
心で読みたい作品。
ネタバレ
2022年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 色んな解釈が出来る内容だと思いました。不思議なストーリーに魅せられました。アメコちゃんは、ノロの寂しくって、かなしくって、どうしようもない感情が 呼び寄せたものなのかなと思いました。彼女が どんどん 回復していくのは、ノロの助けによるものだし、ノロは それで 自信をつけただろうし、愛情を感じただろうし、生きがいさえ見つけたと思いました。音成は ノロの親友だけれど、ノロに生きる意味や力なんかを与える事は出来なくて、見守っているしか出来なくて、一緒にいるしか出来なくて、ちょっと 複雑な友人関係だったと思いました。でも やっぱり 出会った時から ずうーっと 一緒にいてくるのは音成で、そこには ゆるがない友情があるのだと確信しました。アメコちゃんは やがて、どこかに帰っていくけれど、 通り雨を降らして、ノロを見に来るシーンには号泣。アメコちゃんとノロのお別れのシーンなんだけれど、音成が泣いて、ノロは泣かなかったシーンで すごく 印象的で対称的だな、と思いました。そこで、ノロは もう 大丈夫だと思いました。音成の友情は無限大。最後のちょっと前の同級生が音成にノロが好きだと告白したシーンと最後の入道雲のシーンは 未来に希望がある証だと思いました。
不思議と前向きになれる話
ネタバレ
2022年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ノロ自身、かなり依存体質なところがあったんでしょう。
母親もアメコも「自分がいないとダメな人だ」と、そう思って接していてお互いズブズブになっていた感じがしました。
まだまだ10代と若いし、これから先も愛した女性と離ればなれになることが何度かあると思いますが、前を向いて一歩踏み出してくれて嬉しかったです。
色んな女性と関わるたびに失って傷ついてしまう運命なのかもしれないけど、その度に自分の感情が豊かに、深くなっていくノロくんはきっと素敵ですね。
凄いずっしりとした作品です。
2021年12月14日
環境が全く違う男の子二人のストーリーです。突然宇宙?からの落とし物トラウマを拾うノロ。それからの二人の関係性とノロがだんだんと大切なものを見つけてそして…
最後の最後篠原さんの登場がとても救いになしました。
死と再生と友情と
2021年12月8日
184ページ。
母親の自死から気力がなくなっているノロ、それを支える冷めたところのあるアキラ、そこに現れた火傷だらけの瀕死の少女アメコ。アメコは通り雨のような存在で、ノロを潤し、アキラに波紋を投げかけていったように思えます。
ノロの母親の自死のせいで少し歪になっていた二人の友情の修復の話。良作。
雨上がりの空は何だか希望を含んでいる
2021年6月21日
出版社クーポン対象作品で、目に留まって購入しました。初めての作者さんでしたが、とても良かったです。
この設定で、あの展開で、読後に清涼感を感じられるとは予想していませんでした。ラストは、吸い込んだ息をゆっくり吐きだすような余韻がありました。まさに、雨上がりの澄んだ空を見上げているような気持ちです。しばらく眺めたままになってしまう…。
少女漫画ジャンルですが、何の枠にもはめられないような、少し不思議なお話です。ネタバレして読んだとしても、ノロとアキラの心の内は、胸に刺さってくるのではないかと思います。少なくとも、私にとっては、私の中に包含されるものをえぐられるような場面がいくつかありました。読み返すたびに、何だか痛みが増します。(読後感は良いですが、ストーリーはどちらかというと重いです)
何がどう良かったかとか、書きたい気持ちはあるのに、うまく言葉にできないのがもどかしい…。ネタバレレビューになるはずだったのに、まったくまとまらないです苦笑。少しでも気になりましたら、試し読みなどいかがでしょう。
それこそ雨あがりのようなお話し
ネタバレ
2021年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ アメコがどのような世界でどのようなきっかけで
現世界に来たかはぼんやりとしか
描かれていませんが、彼女がノロに感情を授けてくれた気がします。
すがったものを失ったとしも僅かなノロをかこむ好意が 
彼を生かして欲しいと願いたくなるお話しでした。
深い
2021年3月26日
試し読みで気になって購入しましたがとても深いお話でした。買って損はないです。スキップとローファーの作者だと知って驚きました。
心に残る不思議なお話.不思議と現実の融合
ネタバレ
2020年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビュー数が少なくてビックリ! 私は2年程前に読んだのですが、今でも凄く記憶に残っている作品です。他で購入した作品ですが、面白かったのでシーモアさんでもレビュー。不思議なお話なのですが、リアルな部分も有り、ファンタジーとリアルのバランスがとても良いな…と感じました。ノロとアメコの不思議な淡い恋物語と、ノロとアキラのリアルな友情物語。少年アキラの洞察力、行動力、優しさに胸をギュッと掴まれました。ノロの友達にアキラがいてホント良かった! アメコはね、よく分からない存在なんだケド、お母さんの生まれ変わりだといいな…と思いながら当時は読んでおりました。生きている時は精神が病んでいて優しく出来なかったケド、やっぱり心配で、生まれ変わって不思議な世界から会いに来てくれたのだといいな…と、勝手に想像してました。ノロのバックグラウンドが重たい設定で、好みが分かれるかも知れませんが、最後は希望の持てる終わり方なのがとても良かったです。 当時はマンガ大賞にノミネートされる作家さんとは想像も出来ませんでしたが、改めて読み直してみると、やはり読ませるストーリーを描いてますね…。ノミネートされた、スキップとローファーも読んでみたいと思います。
不思議で優しい作品
2025年1月19日
多感なのに言葉で言い表せない不器用な少年達の友情と成長を切り取った素敵な物語。大雑把な絵が少年SF漫画?な感じで星4つにしました。でも好きです!
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面白い
2024年11月10日
愛情に飢えていたノロに必要だったアメコがやってきたのか。
水に関する能力も今後どのように使われるのか、ためになることにも使わせてあげてほしい。
不思議な話だけど、面白い。続きを早く読みたい。
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言葉にならない
2024年8月14日
言葉にならないと言いながら書いちゃいますが、どんな人生にも、気づくか気づかないかは別として、小さな希望は必ずあるよと言われているような気持ちにりました。大切なものは手に入らないというより、大切に思うからこそ手放す時もある。でも、その先も生きてみようよと背中を押すのではなく、そっと手を添えられたような作品でした。
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うーん…もう少し後日談を見たい感じ
ネタバレ
2024年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとも不思議な存在(宇宙人的な)と少年の複雑な心境を描いたストーリーです。
少女漫画のつもりで読んでましたが、途中であれ?これBL展開なの?と思わせといて結局違った…。
なんだか難しくてよくわからなかった。
最後はノロが幸せになれそうな兆し?はあるけれど、中途半端で終わったので私はちょっと消化不良…。
その後、篠原さんとどうなったか知りたいなぁ。
ノロには幸せになってほしいです。
なんならBLエンドだともっとよかった。別に友情でもいいけどね。
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感性に響く
2023年11月30日
答えなんてない不思議な読後感でした。呼んだ人の数だけ様々な推知が生まれそう。幸せになれたらいいなと願いながらも、どこかひと匙の影を残していそうな、そんな結末に思えました。
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そうか ~ ^o^
2023年7月31日
男の子の曖昧な微妙な感情を描いてあるな~と思ったら「スキップ・・」の作者さんでしたか。納得です。
コメントの評価が高かったので買ってみました。
わたしにはいま一つ感動のしどころがわかりませんでしたが、4コマのほうで作品世界のイメージができました。
もう少し続けて描いてもらったらもっと理解できたかもしれません。
繰り返し読むかはわかりませんが、買って損したとは思いません。
何度か読むとまた違った感想がもてるかもしれません。
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不思議
2020年5月2日
なんか不思議な、それでいて心にグッと来るものがある 魅力的なお話し。全てにおいて不器用な少年ノロと、そんな彼を付かず離れず見守る幼なじみの少年アキラ。そして、ノロの元に 異世界からやってきた少女アメコの存在意義。人は決して一人ではない…。そう思えるお話しです。
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