丸ごと表題作。これは余韻の残る終わり方! 戦時中の日本から何故か現代に飛んで来てしまった謎の男。彼を拾った高校生の司朗との交流、そして交わる想い。淡々とした中にクスッとしたりジンとくるやり取りがあって、読者を徐々に引き込んで行く流れが秀逸。続刊の方でいい感じになって、謎解きの後に切ない別れ。台詞で何もかも説明するのではなく、表情や短いやり取りで心情が伝わってくるのがこの作品の魅力だと思う。 だけどね〜、あの終わり方は司朗が可哀想過ぎるでしょ。司朗はあそこで飛行機を飛ばしながら毎日待ってるのかな……って想像すると辛くて泣けてくる。これは絶対に再会の続編を描いていただきたい! このままで終わりは嫌だ〜! なので星4です。
エッチは続刊の方で。修正は白抜きだけど、それも必要ない感じの描き方。汗だくで夢中になっている感じがグッドでした。