あとがきで作者さんが「大人っぽい話を描きたくて描いた」と仰ってましたが…すみません、どの辺が?と思いました。むしろ一昔前の少女漫画的では…。主人公が他人を思いやってるつもりで、実はずーっと自分中心にしか考えてないし、相手役も何だかキャラ薄いし、当て馬もとってつけたような感じだし、正直内容が薄い…。全219pありましたが、半分でも収まった感が否めません。
『ハッピーエンドの先は』という題名は良かったし、一度ハピエンに落ち着いたカップルのその後に待ち受ける試練というのは、凄く良い着眼点だと思うんです。両親や世間体の問題はBL読者も当然わかりきってる事なので、それ以外の問題を提示出来ると良かったかなあ。もっと深掘り出来たであろう題材なだけに、凄くもったいないと思いました。
お話は☆2ですが、割引で買ったのと絵が爽やかで見やすく綺麗なので☆3としました。