1、2、3巻160ページ強、4巻180ページ。
剣と魔法のファンタジー。
RPGのシナリオっぽくて、面白かったです。
若き日の同人誌の続きを商業で実現させた作品ということで、設定には懐かしい感じの「若さ」があって好みです。
「守る」ことへの気概が清々しく、読んでて爽快感がありました。主人公カップルもさることながら、メリルとランディが良かったです。ラスボスの過去も、闇堕ち好きとして満足。
除霊ものとかを読んだことのある作者さんなのですが、こういうファンタジー設定が一番合っているように思います。好き放題できて勢いがそのまま出せると言うか……。
ストレートに光に向かう印象の話運びで、捻くれ者には少々及ばずの星4つ。
ではありますが、コンパクトに全4巻でまとまっているのも読みやすく、RPG好きは読んで損のない良作です。